みおさん、今回の作文についての講評を行います。
まず、作文のテーマ「知ることの重要性と直感の価値」に対するアプローチが印象的でした。
内容が論理的に展開されており、具体的な学校生活の事例を通じて、自分の考えをしっかりと述べています。
数学の授業における「正負の数」の話では、知識に頼ることなく、自分で考え直すことの重要性をうまく表現していて、読者にも理解しやすいです。
美術の授業での経験を通じて、直感を重視することの利点を説明している点も、非常に有効です。
また、名言を引用しながら自分の考えを補強する手法は効果的で、文章に説得力を持たせています。
全体を通して、自分の体験や考えをもとにした内容が、作文をより魅力的で読みやすくしています。
一貫性のある論理展開が見られ、文章からは自己の意見がはっきりと伝わってきます。
これらの点から、中学1年生の作文としては非常によく書けていると感じます。
【項目評価】
-たとえがうまく使われています
-前の話聞いた話がよく書けています
-ことわざがよく書けています
-一般化の主題がよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています
構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1382字/800字
思考点:97点
知識点:70点
表現点:73点
経験点:86点
総合点:80点
均衡点:-1点
■思考語彙 28種 46個 (種類率61%) 97点
確か, 第,、なぜ,、もしも,、考える,。しかし,。だから,。もしも,「なぜ,あるから,あると,から考える,が思う,しまうかも,するため,たから,だから,だろう,て考える,で考える,とらわれざる,と思う,なければ,なるから,に思う,の思う,日によって,考えるべき,
■知識語彙 47種 101個 (種類率47%) 70点
一般,交流,余裕,作者,偏見,共有,内側,名言,外側,大事,大切,学校,完璧,必要,意見,感性,感想,成長,授業,数学,最初,根本,模写,正負,決断,活動,無知,物事,状態,理由,理解,発表,発見,直感,知識,積極,符号,素直,経験,絵画,美術,自信,自分,蒐集,行動,鑑賞,関係,
■表現語彙 100種 200個 (種類率50%) 73点
確か,あやふや,かわり,こと,さら,すべて,するため,そこ,たくさん,とき,ところ,どこ,どれ,なに,ほう,ほか,まま,もと,もの,よう,ティーン,テーマ,バランス,プリント,ルー,一,一般,三つ,上,中,二,二つ,交流,人,今,他,余裕,作者,偏見,先,共有,内側,名言,声,外側,多く,大事,大切,学校,完璧,式,必要,意見,感性,感想,成長,手助け,授業,数,数学,断,新た,方,日,最初,根本,模写,正負,気持ち,決断,活動,無,無知,物事,状態,理由,理解,発表,発見,的,直感,知識,私,積極,穴,符号,素直,経験,絵画,美術,考え,耳,自信,自分,蒐集,行動,解き方,鑑賞,関係,頭,
■経験語彙 45種 69個 (種類率65%) 86点
、考える,あらわす,いける,かく,から考える,が思う,くれる,しまう,しれる,せる,たよる,て考える,できる,で考える,とう,とらわれる,と思う,に思う,の思う,ふれあう,もつ,わかる,保つ,傾ける,忘れる,思いこむ,感じる,成り立つ,持つ,書く,沿う,浮かぶ,生まれる,異なる,知る,積む,習う,行う,見える,見つかる,述べる,追い出す,開く,間違う,集める,
■総合点 80点
■均衡点 -1点
直感から考える
中1 みお(aemio)
2025年6月4日
「知る」ということは大事なものだととらえているが、ものごとを判断したり、それを味わったりするときに、その予備知識や固定観念がかえって自由で柔軟な感覚を邪魔してしまうこともある。だから、まず見て、触れて、体験することが大切だ。そして、だれがどう言っても自分が感じたことは絶対だから自分の直感は信じて、感動する。しかし、その絶対に安易によりかかってしまうと単なる独断や偏見になってしまう。だから、自分の感性、そして一般的な知識や他の人の声に耳を傾ける余裕をきわどいバランスの上で保たなければいけないのだ。知識にとらわれず、直感を大事にすることは大切だ。その理由は二つある。
第一の理由として、その物事から考えるべきことがたくさん見つかってきて、そこから新たな発見が生まれることがあるからだ。私の学校の数学の授業で「正負の数」を習ったとき、私はすでに解き方や、「-×-=+」や「+×-=-」などの符号のかわり方は知識として知っていた。しかし、学校の授業で習うまで、なぜそうなるのか、とうことは知らなかった。もしも、自分は正負の数はもうすべて完璧だ、と思いこんでしまったままだったら、根本的なところがあやふやで理解できなかったと思う。しかし、知識を一度頭の中から追い出して、まっさらな状態から考えたら、自分は外側だけ知っていて、まるで内側にぽっかり穴が開いているように、内側の「なぜその式が成り立つのか」ということがわかっていないことがわかった。だから、知識にたよることなく、無の状態から考えてみることで、今まで知らなかったこと、考えてみもしなかったことが思い浮かんでくると思う。
第二の理由として、直感を大事にすることで、自分の意見に自信を持ち、他の人と積極的に意見を共有するようになるからだ。私の学校の美術の授業では、授業の最初のほうに行う、「ルーティーン」という、鑑賞か、テーマに沿って集める蒐集か、模写の、日によって異なる、三つの中のどれかをする活動がある。私は絵画を見て、プリントに自分の思ったことや感じたことをかく、鑑賞の活動のとき、もしもその絵画のことを知っていて、その作者がいつどこでどんな気持ちでかいたのかを知識として持っていたら、知識に沿って考えてしまうかもしれないと思った。だから、自分の直感は間違っているのだと思って、ほかの人との意見の交流のときも正しい知識からの考えを述べてしまうだろう。しかし、私は知識にとらわれずに自分の素直な感想を書いたから、あっている、あっていないに関係なく、ほかの人に自分の考えに自信をもって発表することができた。だから、知識のことは一度忘れて、自分の感じたことをそのままあらわすことで、ほかの人の意見ともふれあい、自分の意見を成長させることができると思う。
確かに、知識は自分の決断を手助けしてくれるものだから、知識もある程度は必要だ。しかし、「行動するためには、多くのことに無知でなければならない」という名言がある。この名言のように、知識をただ積むのではなく、自分の頭で考えることが大切だ。そして、知識ではなく自分のありのままの考えを持つことで、その先になにかしら見えてくるものがあると、自分の経験をもとに思った。だから、私は、知識にとらわれず、自分の直感を大事にすることは大切だと思う。