あえさたさん、今回の作文はとても感動的で、心温まる内容でしたね。

まず、作文の主題が明確で、プレゼントの価値(かち)について深く考察している点が素晴らしいです。
自分の体験だけでなく、お母さんの過去の話を取り入れることで、文章に(はば)と深みが生まれています。
特に、お母さんがおばあちゃんから受け取ったアクセサリーと腕時計(うでどけい)のエピソードは、読む人にも感情を共有させる力があると感じました。
前の話聞いた話がよく書けています。

また、ことわざ「一木一草にも心あり」を用いて、自分の考えを強調しているのも印象的です。
ことわざがよく書けています。
このことわざを引用することで、どんな小さなプレゼントでも大切にすべき理由を説得力を持って伝えています。

終わりに向けての一般(いっぱん)化、「人間にとってプレゼントは・・・」という部分も、自分の考えをしっかりと結論づけ(けつろんづけ)ており、一般(いっぱん)化の主題がよく書けています。
全体的に、感情を込め(こめ)た表現が多用されており、読む人の心に訴え(うったえ)かける作文になっています。

素晴らしい作文をありがとうございました。
これからもこのような感じで、心に響く(ひびく)作文をたくさん書いていってくださいね。

項目(こうもく)評価】
-前の話聞いた話がよく書けています
-ことわざがよく書けています
-一般(いっぱん)化の主題がよく書けています
 

森リン評価 プレゼントにこめられた思い hi 07月1週 あえさた
字数/基準字数:
899字/800字
思考点:56点
知識点:51点
表現点:59点
経験点:60点
総合点:62点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:71点
知識点:66点
表現点:76点
経験点:74点
総合点:72点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙12種14個86%56点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙20種31個65%51点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙69種135個51%59点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙27種41個66%60点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
899字
 56点
 51点
 59点
 60点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 12種 14個 (種類率86%) 56点
。だから,。なぜ,いれば,たから,だろう,と思う,に思える,人間にとって,僕にとって,母にとって,気持ちこそ,言えば,

■知識語彙 20種 31個 (種類率65%) 51点
一木,人間,以上,値段,勉強,友達,大切,宝物,家族,形見,意味,感触,手段,時間,最近,本物,特別,腕時計,誕生,道具,

■表現語彙 69種 135個 (種類率51%) 59点
おじいちゃん,こと,ことわざ,そう,そこ,そのもの,そば,それ,ただ,たび,とき,ぬくもり,ばあちゃん,もの,よう,アクセサリー,キャッチ,サンゴ,スポンジ,スポンジボール,バスケ,バスケットボール,プレゼント,ボール,一,一木,中,二,人,人間,以上,値段,僕,前,勉強,十,友達,品,声,夜,大切,宝物,家族,年,形見,後,心,思い出,意味,感触,手のひら,手段,日,時間,最近,本物,母,気持ち,物,特別,腕時計,草,見た目,話,誕生,誰,贈り物,遊び,道具,

■経験語彙 27種 41個 (種類率66%) 60点
あげる,あり,くれる,こめる,こもる,せる,つける,つまる,と思う,に思える,もらう,られる,伝える,出る,収まる,思い出す,感じる,投げる,持つ,気づく,渡せる,疲れる,知る,聞く,込める,遊ぶ,選ぶ,

■総合点 62点

■均衡点 6点
 

プレゼントにこめられた思い
   小6 あえさた(aesata)  2025年7月1日

「わあ、ありがとう!」

 思わず声が出た。なぜなら誕生日に友達からプレゼントをもらったからだ。

 誕生日に友達がくれたのは、手のひらに収まるくらいの、小さなスポンジのバスケットボールだった。ふわふわで軽くて、けれど、見た目は本物のボールのようだった。僕が最近、バスケをしていることを知って選んでくれたのだと思う。値段で言えば高くない。でも、僕にとっては特別なプレゼントだった。友達が僕のことをちゃんと見てくれていた、その気持ちがうれしかったのだ。その日から、勉強にちょっと疲れたときや、うまくいかなかった日の夜に、そのボールを投げたりキャッチしたりして遊んでいる。ふわっとした感触が、心まで軽くしてくれるようだった。

 母にも、そんなふうに気持ちがこもったプレゼントの思い出があるそうだ。二十年ほど前、母はおばあちゃんにサンゴのアクセサリーをもらって、またそれから一、二年後におじいちゃんからおばあちゃんの形見の腕時計をもらったそうだ。その腕時計はおばあちゃんがずっとつけていたもので、それを見るたびに、おばあちゃんがそばにいてくれているように感じるという。それを聞いて僕はプレゼントというのは「物」以上に、その中にこめられた思い出や気持ちこそが大切なのだと気づいた。サンゴのアクセサリーや腕時計は、母にとって、家族のぬくもりや大切な時間を思い出させてくれる「大切な宝物」なのだろう。母の話を聞いてから、僕がもらった小さなスポンジボールも、ただの遊び道具ではなく、友達との思い出がつまった大切なものに思えてきた。

 人間にとってプレゼントとは、物そのものではなく、気持ちや思い出を伝える大切な手段なのだ。だから僕は誰かにプレゼントをあげるときは心を込めて選びたい。「一木一草にも心あり」ということわざがあるように、どんなに小さなものでも、そこに気持ちが込められていれば、特別な意味を持つ。僕にとっての小さなスポンジのバスケットボールや、母の思い出の品も、そうした心のこもった贈り物だった。だからこれからは、物そのものだけでなく、気持ちも込めてプレゼントを渡せる人になりたい。