あえたしさん、作文「ペットを飼う(かう)こと」について、素晴らしい(すばらしい)視点(してん)感情(かんじょう)表現(ひょうげん)していますね。

まず、序盤(じょばん)でペットショップに入るシーンから始まり、どのペットを飼う(かう)かの選択(せんたく)過程(かてい)詳しく(くわしく)描か(えがか)れています。ここで、犬や(ねこ)、ウサギ、そしてカメと、それぞれの動物の特徴(とくちょう)飼育(しいく)についての課題が具体的に説明されており、リアルな状況(じょうきょう)が伝わってきます。特に、ウサギを「まるで、妖精(ようせい)のようにかわいくて、モコモコしていた」と表現(ひょうげん)するたとえは、その愛らしさを読者にも感じさせる効果(こうか)があります。

また、おばあちゃんのペットに関する過去(かこ)の話が挿入(そうにゅう)されていることで、文章が一層(いっそう)立体的になり、ペットとの深い絆やその喪失(そうしつ)の悲しみがよく表現(ひょうげん)されています。この部分は、読者が感情(かんじょう)移入(いにゅう)しやすいですね。

終わりに向けて、ペットをただのおもちゃとしてではなく、一つの命として真剣(しんけん)に考えるべきだという主張(しゅちょう)が、非常(ひじょう)に説得力を持って展開(てんかい)されています。そして、文章の結びにおいて、「ワンワン、タロウの鳴き声はまだおばあちゃんの心に残っている」というフレーズで始まった情景(じょうけい)戻る(もどる)ことで、感情(かんじょう)的な印象を強く残しています。

この作文は、ペットを飼う(かう)責任(せきにん)とは何かを深く考えさせられる内容(ないよう)で、非常(ひじょう)に教育的な価値(かち)があります。素晴らしい(すばらしい)視点(してん)表現(ひょうげん)力で、読者に強いメッセージを伝えています。次回もこのような感動的な作文を期待しています。

たとえがうまく使われています。
前の話聞いた話がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。
 

森リン評価 ペットの責任 ni 07月1週 あえたし
字数/基準字数:
1514字/700字
思考点:59点
知識点:53点
表現点:63点
経験点:76点
総合点:64点
均衡点:2点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:2点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙13種18個72%59点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙23種28個82%53点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙77種130個59%63点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙38種56個68%76点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1514字
 59点
 53点
 63点
 76点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 13種 18個 (種類率72%) 59点
、きっと,おわると,からこそ,しまうと,すくと,すると,たろう,だから,と思う,と考える,なければ,なると,小さいから,

■知識語彙 23種 28個 (種類率82%) 53点
世話,両方,人間,今度,仕方,仕草,大丈夫,大切,子犬,存在,必要,想像,植物,毎日,水槽,水辺,獣医,秋田,脱走,自分,責任,近所,飼育,

■表現語彙 77種 130個 (種類率59%) 63点
あと,あなた,いっさい,おなか,おもちゃ,お母さん,お父さん,かわいそう,こと,ころ,さん,しんぼう,そば,ばあちゃん,ぼく,もの,よう,エサ,カメ,キャベツ,ショック,シロ,パートナー,フン,ペット,ワン,一,一つ,三,世話,両方,中,人,人間,今,今度,仕方,仕草,前,動き,命,回,墓,大丈夫,大切,姿,子犬,存在,家,度,庭,心,必要,想像,手遅れ,日,植物,歳,毎日,水,水槽,水辺,池,泡,犬,獣医,秋田,穴,脱走,自分,話,責任,近所,陸,飼育,首,鳴き声,

■経験語彙 38種 56個 (種類率68%) 76点
あきらめる,あく,あげる,あわてる,いける,おわる,かしげる,しまう,すく,たずねる,つくる,とる,と思う,と考える,ねだる,のす,ひく,ふく,ほる,みつ,もらえる,与える,作る,倒れる,入る,分かる,取り除く,変える,帰る,座る,死ぬ,残る,聞く,見つける,調べる,連れる,食べる,飼う,

■総合点 64点

■均衡点 2点
 

ペットの責任
   小5 あえたし(aetasi)  2025年7月1日

 カランカラン、ぼくはペットショップのドアを開けた。

今年の誕生日のことだ。お父さんは、

「こんかいの誕生日は、もう四年生だから、おもちゃばかりじゃなくて、ペットを飼うのはどうだ。」

と提案した。ぼくは、ペットを飼うことを考えるとワクワクして、早速何を買うか考えた。まず犬や猫を飼いたいと思った。犬や猫は、甘えてきてかわいいからだ。でも、もし犬や猫を家の中で飼うなら、トイレの使い方をしつけなければならない。それに犬はイスをかんだり、猫は壁をひっかいたり、家をぼろぼろに壊すかもしれない。だから、犬や猫を飼うことはできないと思った。

そのあと、たまたま近所のペットショップの前を通りかかったとき、外から白い綿毛のようなものがモゾモゾしているのが見えた。ペットショップに入ってみると、それは白いウサギだった。まるで、妖精のようにかわいくて、モコモコしていた。ぼくは「ぼくのペットはこれだ」とさけんだ。しかし店員さんが、ウサギは病気になりやすく、すぐに死んでしまう可能性もあるから気をつけてと教えてくれた。

ぼくは、やはりウサギは飼うことはできないと考えた。

最後に、お店のすみっこの水槽の中に、小さなカメがいるのを見つけた。カメはゆっくりとキャベツを食べてから、のっそりと水に入っていった。カメの食べる姿はとてもかわいいし、動きもゆっくりだから、脱走することもない。ぼくはペットにするなら、カメがぴったりだと思った。

するとお母さんが「このカメを飼うのはいいけれど、このカメの命はあなたの責任ですよ。大丈夫ですか。」と、ぼくにたずねた。

ぼくは一度家に帰って、カメの飼育の仕方を調べた。カメを飼うには大きな水槽が必要で、水辺と陸の両方を作らなければならない。さらに毎日フンを取り除き、植物などのエサを与え、また三日に一回は水を変えなければいけない。

ぼくは、カメは本当にかわいいけれど、今はまだ自分は小さいからカメの世話を一人ですることは難しいと考え、カメを飼うことはあきらめた。

おばあちゃんに、ペットの話を聞いた。おばあちゃんは小さいころ、タロウという秋田犬の子犬を飼っていた。

タロウはとても賢くて、おなかがすくと、人の前に座って、首をかしげるのだ。そのかわいい仕草に、おばあちゃんのお母さん(ひいおばあちゃん)は思わずエサをあげてしまう。くいしんぼうのタロウは、エサを食べおわると、また首をかしげて、おねだりするのだ。本当にかわいい。

そんなある日、シロは突然泡をふいて、倒れてしまった。

近所ではまだめずらしかった獣医さんにあわてて連れていったけれど、すでに手遅れ。まだ一歳とちょっとなのに、たろうは死んでしまった。

タロウが死んだあと、家のお庭のお池のそばに穴をほって、タロウのお墓をつくってあげた。

おばあちゃんのお父さんお母さんは、ペットが死ぬのはかわいそうだからと、おばあちゃんは今度いっさい、ペットを飼ってもらえなかった。

もしぼくの家にペットがいて、死んでしまったら、きっとショックで悲しくて、もうペットを飼わなくなってしまうと想像した。

ぼくは、ペットは人間の大切なパートナーで、もしペットがいなくなると、心に穴があいてしまうような大切な存在だと考えた。

だからこそ、ペットは人間のおもちゃではなく、一つのちゃんとした命で、自分でしっかり責任をとらなければならないものだと分かった。

ワンワン、タロウの鳴き声はまだおばあちゃんの心に残っている。