お父さんとの会話のやりとりがとても生き生きしていて、まるでそばで聞いているような気持ちになりました。
<<え2016/205pみ>>
【総評】
お父さんとの会話を通して、自分の思い出や新たな発見につなげている、心あたたまる作文でした。会話の前後に動作や心の動きを入れていて、読み手にとってとてもわかりやすい内容になっています。また、「矛盾している」「意外だった」と感じたことから、自分なりに考えを深めている点がとてもよいです。
【段落ごとの講評】
第1段落:会話のやりとりが自然で、気持ちの流れがよく伝わってきます。「早速」という言葉から、わくわくした気持ちも伝わります。
第2段落:お父さんの話を聞いて、自分の体験(年少のころの鬼ごっこ)を思い出しているところが、とても上手です。話題を広げる力があります。
第3段落:本の話題から、お父さんの意外な一面に気づいたところが素敵です。自分の読みたい気持ちにもつなげていて、感想がしっかり書けています。
第4段落:「まるで今と昔で矛盾している」という表現や、「心の中で思ったこと」でしっかりとまとめている点が、小学4年生らしいよい締めくくりになっています。
△「心の中で思った」は一つの文章に一つにしておきましょう。
【特に優れていた点】
・会話に動作や気持ちの描写が加えられていて自然に読める
・思い出や感じたことを自分の言葉でまとめられている
・「意外」「矛盾」といった言葉を使って、自分の気づきを表現できている
・心の中のつぶやきで作文をしめくくっている
【考えを深めるための質問】
お父さんの子どものころにまねしてやってみたい遊びや読んでみたい本はありますか?どれですか?
■思考語彙 8種 13個 (種類率62%) 46点
いると,すると,たので,ちゃうので,で思う,とおもい,と思う,みると,
■知識語彙 9種 11個 (種類率82%) 43点
動物,小学校,年少,意外,生物,矛盾,身体,返事,運動,
■表現語彙 39種 76個 (種類率51%) 46点
いま,おとうさん,お父さん,こ,こと,ころ,ごっこ,さ,そう,それ,どっち,なに,ほん,わたし,一つ,中,今,何,動物,外,好き,子ども,家,小学校,年少,心,意外,昔,本,父,生物,矛盾,私,話,身体,返事,遊び,運動,鬼ごっこ,
■経験語彙 17種 37個 (種類率46%) 45点
くれる,ちゃう,で思う,とおもい,と思う,なす,にる,やる,よぶ,入る,動かす,呼びかける,思い出す,教える,聞く,読む,遊ぶ,
■総合点 54点
■均衡点 9点
お父さんの子供のころ
小4 あきもも(akimomo)
2025年7月1日
「お父さーん」
私がお父さんに呼びかけました。するとおとうさんは、返事をしてくれて、
「はーい」
といってくれました。そしてわたしは、
「いまはなしてもいい?」
とわたしは、聞きました。お父さんは、
「いいよ!」
といってくれました。わたしは、早速、お父さんに
「どんな遊びが好きだったの?」
と聞きました。するとお父さんは、
「かっけこやおにごっこ」
と教えてくれました。わたしは、その話について、詳しく聞いてみると、おとうさんは、外で遊んだり身体を動かしたりするのが好きだったそうです。その話を聞いていると、お父さんと年少ぐらいにした鬼ごっこを思い出していました。わたしは、小学校に入ってから、あんまり鬼ごっこはしていないなぁと思い、もう一度やりたいとおもいました。もう一つ聞きたいことがあったので、わたしは、
「家では、なにをしていたの?」
と聞きました。
すると、お父さんは、
「ほんをよんでいたよ」
と言いました。わたしは、もっと聞きたかったので、
「本の中でも何を読んでいたの?」
と聞きました。するとお父さんは、
「動物や生物かなぁ」
と言っていました。それを聞いたわたしは、今のお父さんは、本をあんまり読んでいないのに、動物などの本を読んでいるなんて、意外だなぁと思いました。わたしは、家にある動物などの本を読んだり、お父さんが読んでいた本を読んでみたいなぁと思いました。お父さんは、まるで、今と昔で矛盾しているなぁと思いました。私が心の中で思ったことは、お父さんは、子どものころ、家にいたり、運動をしていたりしているのに、わたしは、どっちかになっちゃうので、すごいなぁと心の中で思いました。