みささん、今回の作文を拝読(はいどく)しました。素晴らしい点が多く見受けられましたので、それについてお話しします。

まず、プレゼントに対する個人的な感情として、祖母からもらったハイヒールの話が非常に感動的でした。その(くつ)を通じて、家族の絆や愛情を感じることができますし、そこにはみささんの感謝の気持ちもしっかりと表現されていました。

また、クリスマスやお年玉に関するエピソードを織り交ぜながら、プレゼントの意味や価値(かち)について深く考察している点が印象的です。特に、「プレゼントとは、人の気持ちがこもった贈り物(おくりもの)であり、(だれ)にとっても嬉しいものである」という結論(けつろん)は、作文全体を通して一貫(いっかん)しており、非常に心温まるメッセージを伝えています。

さらに、クリスマスの起源(きげん)についての説明は、作文に学術的な深みを加えており、読み手に新たな知識を提供(ていきょう)しています。このように、自分の体験だけでなく、歴史的な背景(はいけい)を調べる姿勢(しせい)は学ぶべき点が多いと感じます。

最後に、家族とのやり取りから、お年玉の話につなげる流れも自然で、文章全体がスムーズにつながっていました。このように、みささんの作文は、自分の感情だけでなく、家族の話や歴史的な事実を上手く織り交ぜており、非常に立体的な内容となっています。

全体として、みささんの作文は感動的で、読む人に多くのことを考えさせる内容となっていました。素晴らしい作文をありがとうございました。

項目(こうもく)評価:
-前に話聞いた話がよく書けています
-たとえがうまく使われています
-書き出しの結びがよく書けています
-一般(いっぱん)化の主題がよく書けています
 

森リン評価 プレゼントと思い出 hi 07月1週 みさ
字数/基準字数:
1367字/800字
思考点:67点
知識点:63点
表現点:76点
経験点:82点
総合点:75点
均衡点:3点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:3点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙16種19個84%67点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙38種44個86%63点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙105種170個62%76点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙42種62個68%82点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1367字
 67点
 63点
 76点
 82点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 16種 19個 (種類率84%) 67点
。しかし,。だからこそ,あるため,いえば,そのため,だろう,と思う,と考える,なるため,もらおう,よれば,子どもにとって,忘れざる,比べると,私にとって,誰にとって,

■知識語彙 38種 44個 (種類率86%) 63点
不明,今度,収入,古代,名前,名残,外食,大切,大学生,姉妹,少額,影響,意味,感謝,手紙,最近,枕元,正体,正月,正確,毎年,演出,特別,現在,相手,礼拝,神様,習慣,背景,自分,行事,言葉,誕生,起源,重要,金額,雑煮,面倒,

■表現語彙 105種 170個 (種類率62%) 76点
あるため,いつか,お年玉,お金,こと,そう,そのため,たま,とき,なるため,ひとつ,もの,よう,イエス,キリスト,クリスマス,クリスマスツリー,サンタクロース,ツリー,ハイヒール,プレゼント,ベツレヘム,ミサ,ミトラ,ユダヤ,ローマ帝国,三,不明,二,人,今,今度,前,千,収入,古代,名前,名残,喜び,外食,大切,大学生,好き,姉,姉たち,姉妹,子ども,少額,年,影響,思い,意味,感謝,手,手紙,損,教,方,日,昔,最近,朝,末っ子,枕元,楽しみ,正体,正月,正確,歳,母,毎年,気持ち,源,演出,特別,現在,相手,礼拝,神様,祭,祭り,私,習慣,背景,胸,自分,行事,親しみ,言葉,話,誕生,説,誰,贈り物,起源,越,重要,金額,雑煮,面倒,靴,音,頃,餅,魂,

■経験語彙 42種 62個 (種類率68%) 82点
あげる,いただく,きれる,こもる,しまう,と思う,と考える,なくなる,もらう,もらえる,よる,れる,伝える,出かける,出す,分ける,受ける,吊るす,呼ぶ,喜ぶ,履く,忘れる,思い浮かべる,感じる,憧れる,拭う,持つ,書く,歩く,比べる,生まれる,眠る,知る,祝う,覚える,調べる,贈る,込める,響かせる,食べる,飾りつける,高鳴る,

■総合点 75点

■均衡点 3点
 

プレゼントと思い出
   小6 みさ(misa)  2025年7月1日

 私がこれまでにもらったプレゼントの中で、最も嬉しかったのは、祖母から贈られたハイヒールの靴である。私は幼い頃から、おしゃれなものや宝石が好きで、よく祖母のアクセサリーや服を見せてもらっていた。祖母が私にその靴をくれたのは、昨年の十一歳の誕生日のことである。パーティー用の肌色のハイヒールで、とても上品なデザインだった。

 その靴を手にしたときの喜びは、今でもはっきりと覚えている。外食のときなどに、よくその靴を履いて出かけたものだ。母がハイヒールで歩くときの「コツコツ」という音が昔から好きで、私もいつかあの音を響かせながら歩いてみたいと、ずっと憧れていた。そんな私にとって、初めてのハイヒールは特別な意味を持っていた。

 プレゼントといえば、クリスマスを思い浮かべる人も多いだろう。今ではサンタクロースの正体を知ってしまい、あまり胸が高鳴ることもなくなったが、小さい頃は枕元に手紙を書いたり、朝が来るのを楽しみにして眠ったりしていた。

 かつては毎年、プレゼントはクリスマスツリーに吊るされていたが、最近では母が「出すのが面倒だ」と言って、ツリーを出さなくなってしまった。それでも、クリスマスは私にとって楽しみな行事のひとつである。欲しいものがもらえるのなら、飾りつけや演出はそれほど重要ではないと感じている。

 ところで、クリスマスの起源について調べてみたことがある。クリスマスはもともと、約二千年前にユダヤのベツレヘムで生まれたイエス・キリストの誕生を祝う日とされていた。正確な起源は不明だが、古代ローマ帝国やミトラ教の影響を受けているという説がある。また、「クリスマス」という言葉は「キリストのミサ(礼拝)」を意味し、ユダヤ教の祭り「過越の祭」がその背景にあるとも言われている。ちなみに、私の名前は「ミサ」であるため、クリスマスには特別な親しみを感じる。

 嬉しいプレゼントといえば、お年玉も忘れてはならない。お年玉は、子どもにとって重要な“収入源”である。しかし、私は三姉妹の末っ子であり、姉たちに比べると金額が少ないことが多く、少し損をしているように感じてしまう。とはいえ、姉の話によれば、昔は姉の方がもっと少額しかもらっていなかったそうだ。今の私の方が多くもらっているということになるが、やはり比べてしまう気持ちは拭いきれない。

 姉ももうすぐ大学生になるため、今度は私が姉からお年玉をもらおうと考えている。お年玉は、もともとはお金ではなく、餅を贈る習慣だったという。歳神様から「魂(たましい)」を分けていただくという意味があり、そのため「お年玉」と呼ばれるようになったそうだ。現在でも正月に雑煮などのお餅を食べるのは、その名残である。お餅も美味しいが、やはり私としてはお金の方がありがたいと思ってしまう。

 プレゼントとは、人の気持ちがこもった贈り物であり、誰にとっても嬉しいものである。だからこそ、もらったときには感謝の気持ちを忘れずに伝えることが大切だ。自分の思いを込めて贈ったものが相手に喜ばれ、「ありがとう」と言ってもらえたとき、人は「またあげたい」と思うようになる。私も、そうした気持ちを大切にしていきたい。