自分の経験と具体的な例を交えながら、手助けの良い面と悪い面を分析(ぶんせき)している点が非常に印象的です<<え2017/174み>>
母親との具体的な交流を通して、勉強における協力の有効性と限界について述べている部分は、読者にとって非常に共感しやすく、理解も深まります。

身近な学習における手助けの例から、日本の文化的背景を引き合いに出しながら、手助けの文化的な意義についても触れ(ふれ)ている点は、作文の多角的な視野を示し「支え合い」へと考えが広がっているところがとてもよいです。

総じて、自分の考えをしっかりと述べつつ、他者の視点も取り入れることで多面的な議論が展開されており、読み応えのある作文になっています。
<<えa/513み>>6行目「しかし」→「ただ、手助けが邪魔(じゃま)にならないよう気をつける必要がある」
15行目 「しかし、手助けには良いところもある。」は省く
<<え2012/10み>>【人が困っているときに手助けをしてあげるのは人として当然の行為(こうい)である。】はとてもよいので、三段落冒頭(ぼうとう)にストレートに述べてこうきさんの主張が強調しましょう。
★総合化の主題 <<え2012/10み>>【人々は自分がこの手助けをされたらどう感じるかを考えて、自分と照らし合わせて人と接することが大切】はとてもよいです。


項目(こうもく)評価】
-複数の意見がよく書けています。
-総合化の主題がよく書けています。
-名言がよく書けています。
-体験実例がよく書けています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:951字/800字
思考点:74点
知識点:62点
表現点:65点
経験点:79点
総合点:73点
均衡(きんこう)点:3点

 


■思考語彙 19種 22個 (種類率86%) 74点
 しかし, 確か,。しかし,。例えば,ずっと考える,そのため,だろう,と思う,なので,に思う,もらえるので,も思う,られると,を考える,アンケートに対して,健康らしい,思うと,行けば,行こう,

■知識語彙 36種 57個 (種類率63%) 62点
一番,交番,健康,内容,出来事,勉強,友達,問題,喧嘩,回答,外見,大切,学校,小学校,年生,感情,感覚,感謝,教科書,数学,日本,日本人,時代,歴史,母親,理解,疑問,知識,確実,結局,自分,自身,行為,解決,言葉,邪魔,

■表現語彙 82種 149個 (種類率55%) 65点
 確か,あと,こと,これ,さ,そう,そのため,それ,つながり,つもり,とき,ところ,よう,ん,アウトプット,アンケート,スーパー,タイプ,テスト,マイペース,一番,交番,人,人々,他,何,健康,内容,出来事,力,勉強,友達,問題,喧嘩,回答,国,外見,大切,学校,家,小学校,帰り道,年生,怒り,感情,感覚,感謝,手助け,教科書,数学,方,日本,日本人,時,時代,歴史,母,母親,気持ち,流れ,理解,疑問,知識,確実,私,答え,結局,自分,自身,落とし物,行為,見返り,解決,言葉,誰か,負けず嫌い,近く,道,邪魔,隅々,面,%,

■経験語彙 40種 61個 (種類率66%) 79点
あげる,かける,くれる,しまう,ずっと考える,できる,と思う,に思う,もらう,もらえる,も思う,られる,れる,わかる,を考える,出す,出会う,助ける,合わせる,困る,届ける,忘れる,思いやる,感じる,手伝う,接する,教える,求める,深める,照らす,盗む,知る,見かける,見つける,解く,解ける,買う,起こる,迷う,高める,

■総合点 73点

■均衡点 3点
 

手助けは良いか
   中2 あこうあ(akoua)  2025年7月1日

 私は勉強をする時、母親に手伝ってもらうことが多い。例えば歴史のテスト勉強では、母親に教科書の内容の問題を出してもらうのだが、教科書の隅々まで問題を出してもらえるので、時代の流れと出来事とのつながりを見つけることができて理解力を高めることができた。また、その知識を友達などに教えることで自分の知識をアウトプットしつつ、友達も知識を深めることができる。

 しかし、手助けが邪魔になってしまうことがある。私自身、何かの出来事がどのように起こるのかを疑問に思うと、それが解決するまで他のことをしないマイペースなタイプなので、数学の問題を解いているときに、あと少しで問題を解けそうな時に答えを教えられると、答えがわかって「そうなんだ」とも思うが「なんでその答えになるんだろう」という感情が強く、それをずっと考えて結局その解きかけている問題を自分でときその答えに照らし合わせることを忘れて、答えを知ったつもりになってしまうことがある。また、いくら母親でも、私は負けず嫌いなのでわからない問題の答えを教えられるとイライラしてしまう。それで母の怒りを買って喧嘩になったこともある。

 しかし、手助けには良いところもある。人が困っているときに手助けをしてあげるのは人として当然の行為である。実際、日本人が「困っている人を見かけた時に助けるか」というアンケートに対して、「助ける」と回答した人は約63%であった。私も小学校5年生ぐらいの時の学校の帰り道、自分の家の近くのスーパーに行こうと思っていたが道に迷ってしまった人に出会って、その人に道を教えてあげたらとても感謝された。日本では落とし物をしてもほぼ確実に交番に行けば誰かが届けてくれている。これは他の国ではなかなかなく、他の国では落とし物をした方が悪いという感覚で盗まれてしまうことが多いのだとか。

 確かに手助けには良い面も悪い面もある。しかし、一番大切なことは、「大切なのは健康らしい外見ではなく、健康自身である。」という言葉もあるように手助けするにしてもしないにしても見返りを求めない優しさと人を思いやる気持ちがあるかどうかである。そのために人々は自分がこの手助けをされたらどう感じるかを考えて、自分と照らし合わせて人と接することが大切だ。