【講評】
みやびちゃんへのあふれる愛情が、作文のすみずみにまで感じられてとてもすてきでした!特に、玄関の前で待っていてくれたり、ドア越しに声が聞こえたりする場面から、みやがどれだけ家族の一員として大切にされているかがよく伝わってきました。「ライトのように見える目」などの表現もとても上手で、ねこ好きにはたまらない描写です。また、こまちゃんのエピソードを出すことで、みやとの関係をもっと深めたいという気持ちがいっそうはっきりしましたね。最後の「もっとお世話をしたい」という前向きな思いもとてもよかったです!
【特に優れていた点】
・ねこのみやびの様子を具体的に描いていて、読んでいる人が情景を思い浮かべやすいところ。
・お母さんの思い出を取り入れることで、ねことの関係について考える視点が広がっているところ。
・気まぐれなねこの性格を自分の体験からしっかり捉えていて、読み手の共感を引き出すところ。
【考えを深めるための質問】
・みやといっしょに過ごした中で、いちばんうれしかったできごとはどんなことですか?
・ねこともっと仲良くなるために、どんな工夫をしてみたいと思いますか?
【より字数を増やすための工夫】
・みやと遊んだときの思い出(おもちゃや好きなあそび)をくわしく書くと、内容にふくらみが出ます。
・みやが体調をくずしたときや、お世話をしていて大変だったことなども入れると、より読みごたえのある作文になります。
・「ねこのどんなところが好きか」「犬とのちがいでおもしろいと思うこと」など、自分の考えをもう少し広げて書くのもおすすめです!
■思考語彙 9種 11個 (種類率82%) 49点
いうと,くるので,するから,だから,と思う,ないから,よぶと,帰ると,気分によって,
■知識語彙 10種 11個 (種類率91%) 44点
一番,世話,主人,名前,年上,毎日,気分,理由,自分,返事,
■表現語彙 59種 101個 (種類率58%) 55点
いっしょ,いぬ,おいで,おくびょう,お母さん,お父さん,かん,げん,こと,こま,こまち,ころ,ご飯,さい,しん,せき,そう,たま,ちゃん,とき,なき声,ねこ,はみ,ひざ,へや,みや,むし,よう,わけ,ドア,ベッド,マイペース,ライト,一番,七,世話,中,主人,二,人,体,光,前,名前,外,女の子,家,年上,毎日,気分,理由,生き物,目,私,箱,自分,近く,返事,遠く,
■経験語彙 26種 42個 (種類率62%) 58点
あげる,あそぶ,あまえる,おくれる,かう,くれる,しる,ちがう,とおす,と思う,なつく,ねる,のる,はむ,やる,よせる,よぶ,れる,わかる,帰る,待つ,甘える,知る,聞こえる,見える,走る,
■総合点 56点
■均衡点 5点
なついてみやび
小5 あえやら(aeyara)
2025年7月1日
「みやおいで」
私はみやをよんだ。私がかっているねこの名前はみやびで、いつもみやとよんでいる。私より七さいぐらい年上の女の子だ。いつもお父さんのベッドや箱の中などでねているが、私が家に帰るとげんかんの前で待っていてくれる。そして、ドアをとおしてなき声が聞こえてくることもある。でも、たまにおくれてくるので、遠くにいるとき外の光をはんしゃした目は、まるでライトのように見える。
みやびは、お父さんに一番なついている。理由は、いつもいっしょにねていたり、ご飯を毎日あげていたりするからだ。お父さんがみやびの名前をよぶと、ちがうへやからでも走ってくる。でも、私がよんだら無しされるか、返事をするだけかの二たくだ。でも、たまに近くにいるときは
「みやちゃんおいで」
というとひざにのってくれることがある。そして、みやは自分から体をすりよせて甘えてくることもある。ねこは気分によってあまえたりあまえなかったりするから、とてもマイペースな生き物だと思った。
お母さんのしんせきの家にはこまというねこがいたそうだ。お母さんが小さいころ、しんせきの家にあそびに行ったとき、こまちゃんはまったくこわがらなかったそうだ。でも、お母さんが、
「こまちゃんこまちゃん」」
とよんでもむしされて、こまちゃんがその家の主人だけになついていたことをしったそうだ。私がこまちゃんとあったら、なついてくれないと思う。
私の家のねこはおくびょうだから、知らない人にはまったくなつかない。ねこは、いぬのようになつきやすいわけじゃないから、ねことすごく仲良くなるのはむずかしいということがわかった。これからは、もっとなついてくれるようにねこの世話を少しでも多くやりたい。