わかばさん、作文の提出(ていしゅつ)ありがとうございます。
今回の作文では、ブランというウサギに焦点(しょうてん)を当てた内容(ないよう)非常(ひじょう)に印象的でした。
特に、ブランの食欲(しょくよく)旺盛(おうせい)さや、その特徴(とくちょう)詳細(しょうさい)描写(びょうしゃ)している部分は読む者にとって非常(ひじょう)魅力(みりょく)的です。

また、ブランだけでなく、金魚や過去(かこ)飼っ(かっ)ていた小麦ちゃんというウサギについても触れ(ふれ)ており、比較(ひかく)を通じてそれぞれのペットへの感情(かんじょう)の変化がよく表現(ひょうげん)されています。
ペットとの生活から得た教訓や感じたことが自然に織り(おり)交ぜられており、読者に対しても共感や考えを促す(うながす)内容(ないよう)となっています。

さらに、ご家族や過去(かこ)のペットの話を取り入れることで、文章に深みと多角的な視点(してん)が加わり、より豊か(ゆたか)内容(ないよう)になっています。
このように、自分だけの経験(けいけん)だけでなく、他の人の経験(けいけん)過去(かこ)の出来事を取り入れることで、物語がより立体的になり、読み手にとって興味深い(きょうみぶかい)ものとなっています。

文章の流れも自然で、読みやすい構成(こうせい)になっているため、スムーズに情報(じょうほう)が伝わります。
全体を通して、ペットとの関わりを通じて学んだことや感じたことが克明(こくめい)記述(きじゅつ)されており、非常(ひじょう)に感動的です。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-前の話聞いた話がよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 記憶と死 ni 07月1週 わかば
字数/基準字数:
1767字/700字
思考点:87点
知識点:47点
表現点:59点
経験点:92点
総合点:60点
均衡点:-9点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:-9点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙24種29個83%87点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙15種26個58%47点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙69種120個58%59点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙49種82個60%92点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1767字
 87点
 47点
 59点
 92点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 24種 29個 (種類率83%) 87点
、きっと,、つまり,、なぜ,。しかし,。確か,あげよう,いえば,いるので,おけば,かければ,すると,そう思う,たため,たので,たらしい,だから,だろう,と思う,ないから,なければ,のかも,は思える,呼べるかも,思えるざる,

■知識語彙 15種 26個 (種類率58%) 47点
動物,台所,大切,寿命,小食,小麦,必要,意味,時間,死因,無駄,物語,祖母,素質,自分,

■表現語彙 69種 120個 (種類率58%) 59点
。確か,きれい,こと,ご飯,そう,それ,たくさん,たため,たび,ちゃん,とき,どれ,まま,もの,よう,インコ,ウサギ,オス,ゲージ,スマート,パセリ,ペット,ボール,一,中,人,今,体,分,前,動物,台所,外,大切,好き,姿,寿命,小食,小麦,底なし,庭,心,必要,思い出,意味,扉,昔,時間,本,死,死因,母,毛,気,沼,無駄,物語,生まれ,目,祖母,私,窓,等,素質,耳,自分,通り,違い,食いしん坊,

■経験語彙 49種 82個 (種類率60%) 92点
あげる,おく,おる,かける,しまう,しれる,せる,そう思う,つく,できる,と思う,は思える,られる,れる,会える,作る,信じる,入る,出る,出来上がる,分かる,取る,向かう,呼べる,忘れる,思い出せる,思い返す,急ぐ,感じる,抜く,抜ける,持つ,書く,楽しむ,死ぬ,気が付く,決まる,洗う,生きる,疑う,知る,聞く,見える,読む,遊ぶ,開く,開ける,食べる,飼う,

■総合点 60点

■均衡点 -9点
 

記憶と死
   小5 わかば(akahime)  2025年7月1日

 「ちょっと待ってよー!」

私の家にはペットが2匹いる。1匹目は、金魚すくいでとった金魚である。2匹もらったのだが2ヶ月もしないうちに溝に詰まって死んでしまった。しかし、私はあまり悲しくなかった。多分それは、その金魚と関りが少なかったからだ。短い間だと、何かしたこともない。長年飼うと何かやることが増えるのかというとそうではないが、たった2ヶ月で死んでしま多金魚よりは、愛着がわくというものだ。『金ちゃん』と、自然と呼んでいた名前も、今はしっくりときている。さて、もう1匹のペットについても説明しよう。ウサギのブランだ。性別はオス。一文のみのキャッチコピーをつけるなら、『食いしん坊ウサギ、ブラン!』だ。好物は、パセリや大葉で、少し大人の味のものが多い。ちなみに私はそれらがすべて嫌いだ。ミントの香りは好きだが、食べろと言われたらためらってしまう。この作文では、そんなブランについて感じたことを書きたいと思う。

 私はブランを飼うまで、食いしん坊の基準があまり理解できなかった。しかし、食いしん坊とは、普通の量を食べる動物(人やウサギも含まれる)がおなか一杯になる量と同じ量を食べたとき、少ししかおなかにたまらなく、さらに何杯も食べることができる動物のことを指すということが、私の中での食いしん坊だ。ブランには食に関して少しおかしなところがある。ブランは、あまり目も鼻も耳もあまりウサギの中ではよくないほうに感じる。しかし、私が窓から庭に出ると、ブランは庭に葉っぱを取りに行ったのかな、と私に期待はじめる。そして、その後私が台所へ行くと、葉っぱを洗ったんだ!と確信をもって見てくる。そのアピールに私は勝てない。足を動かすたびにブランも私が動いている方に体を向け、まだくれないの?という目で見つめてくる。でも、私的には確信を持っているなら、急がせる意味はないのではないのかと疑っている。ブランは目も見えにくそうなのに、なぜそんなに私が庭等に向かっていることに気が付き、耳が悪そうなのに台所で洗っていることに気が付くのだろうか。それはある意味で素質と呼べるかもしれない。ブランは食いしん坊というだけ、ご飯を食べる。私はそのたびにその小さな体の中に、大きな底なし沼でも入っているのではないかと感じてしまう。母が、ブランの体についた、もう抜けた毛を取るとき、ブランの体から、ブランの毛でできたボールが出来上がるほど出てくる。しかし、あまりスマートになったようには思えず、もっと時間をかければどれほどの毛が出てくるのか少し気になる。前飼っていて、死んでしまった小麦というウサギとわ大違いだから、さらにそう思うのかもしれない。小麦ちゃん(オス)は、小食で、好きなものばかり食べていた。でも、きれい好きで、日ごろから自分で毛を抜いているので、母がとってもあまり、毛は出てこなかった。そんな小麦ちゃんが死んでしまったとき、私はすごく悲しくなった。もう会えないことが信じられなかった。でも、小麦ちゃんのことは今でも思い出せる。それに、動物が死ななかったら、寿命の時間、大切にしてあげようとは思えないから、寿命は必要なものだと思った。

 母は、昔インコを飼っていたことがあるということを知っていたので、死因を聞いてみた。すると、死んだ姿は見ていないといわれた。それは、母の母、つまり私の祖母が、インコのゲージの扉を開けたままにしており、たまたま窓も開いていたため、外へ出て行ってしまったらしい。一人では生きることのできないインコは、きっともう死んでしまっただろう。私は、もっとインコと楽しむことができたのに、その分の寿命を無駄にしてしまっていると感じた。そういえば、『死』について、ある物語の本で、読んだことがある。ペットは死んでしまっても、心の中で生きていて、忘れなければずっと、遊んでいられると書いてあった気がする。確かにその通りだ。私は小麦ちゃんを忘れていないから、思い出せるし、遊んでいられると思う。

 動物の寿命は決まっているけれど、それまできちんと大切にして、たくさんの思い出を作っておけば、死んでしまっても、思い返すことができるし、死ななければ、生まれもしないということが分かった。

「パセリだよー。ブラン。」