軽視してほしくない伝統たち
高3 さとり(wamaro)
2025年7月1日
ネットやテレビを見ていると常々感じていることがある。現代では、人々が日々新しい流行を追い求め、目新しいもの、珍しいものをもてはやしてすぐに飽きてしまうことの繰り返しである。最近のものでいうと、女子たちの間で人気だったアサイーボウルという健康食品がある。前までは、長蛇の列に長い時間並んで買わなくてはならず、いろいろなお店に行くと新メニューとしてアサイーボウルがあった。しかし、今ではアサイーボウル専門店の外に人が並んでいる所を見ることはなく、店内でも席に空きがよく見られるようになった。このままでは、さらに昔の日本伝統などは軽視され廃れていってしまうことが問題である。
原因として、常に流行を作り出し消費に結びつけようとする商業主義であることではないだろうか。最近のニュースではアニメを流していたり、流行の最先端の場所へ取材にいったりと刺激的なもので人々を引き付けようとするマスコミが多くなっている。そこへ食らいついてしまう大衆もいる。実際、そういう大衆は自分好みの刺激を求めて見ているため特定のニュース番組後半にあるアニメだけを見ていても、そのニュース番組へいつもみているというフィルター越しの信頼があるのではないだろうか。私は朝にあるニュースをよく見ているのだがバレンタインなどの決められた日に放送されるのは最新のお店情報が多く放送され、ごくまれに流れる日本の伝統芸能などは決められた日付などなく興味があっても見るタイミングを逃してしまいがちだ。しかも、体感で一年で七回くらいしかないように感じる。日本の伝統でも種類は、歌舞伎や和歌、蹴鞠など豊富にあるというのにいざ言われても出てこないのではないだろうか。