あきえよさん、作文を読ませていただきました。まず、国際感覚についての多角的な考察が印象的です。国際感覚を単なる言語能力の問題ではなく、広い視野を持って他者と協調する能力として捉え直した点は、非常に洞察に富んでいます。
特に、自己中心的な考え方から脱却しようとする意識が透けて見える部分では、自己反省の深さが伝わってきます。また、自分の意見を持つ重要性や、広い視野を持つことの大切さを具体的な体験を通じて説明している点が、理解を深めるのに役立っています。
スティーブ・ジョブスの例を引用して、技術だけでなくデザインや文化的価値にも目を向けることの重要性を語る部分も、名言がよく書けています。この引用は、あなたの論点を補強し、説得力を増しています。
全体として、自分の生き方や考え方を見直すことで、より良い国際感覚を身につけようとする姿勢が伝わり、読む者にも深く考えさせる作文となっています。自分の意見に自信を持つ方法を具体的に述べており、方法がよく書けています。
構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1293字/800字
思考点:82点
知識点:78点
表現点:80点
経験点:77点
総合点:87点
均衡点:8点
■思考語彙 22種 35個 (種類率63%) 82点
n確か,、第,。しかし,。だから,しか考える,そのため,たから,だから,だろう,て考える,と思う,と考える,ないと,なるため,の場合,は思う,は第,も思う,れると,を考える,人によって,意見に対して,
■知識語彙 58種 107個 (種類率54%) 78点
不幸,世界,中学,中心,交換,会話,体育,体験,価値,俯瞰,傍聴,優先,全体,利益,創設,友達,反抗,収束,商品,喧嘩,国際,地質,大切,学年,対抗,年生,幸福,微妙,意見,感覚,技術,指摘,文化,方法,日本,日本人,期間,本当,正確,母親,理由,発表,発言,着目,範囲,経験,自信,自分,自己,行動,視野,言葉,試合,躊躇,身近,部分,重要,雰囲気,
■表現語彙 114種 207個 (種類率55%) 80点
n確か,がち,こと,ごと,そのため,それ,たち,とき,なるため,の場合,まちまち,もの,よう,アップル,クラス,スティーブ,スポーツ,スマ,デザイン,パソコン,ヒット,ホ,ユーザー,一,一つ,三,不幸,世界,中,中学,中心,二,交換,人,人々,他,会話,体育,体験,価値,俯瞰,側,傍聴,優先,全体,出し物,利益,前,創設,友達,反抗,収束,商品,喧嘩,国,国際,地質,場,多く,大切,学年,対抗,年生,幸福,後,微妙,性,意見,感覚,技術,指摘,文化,方法,日,日本,日本人,期,期間,本当,枠,枠組み,次,欲,正確,母,母親,理由,発表,発言,的,着目,社,祭,私,範囲,経験,考え,者,自信,自分,自己,行動,視野,親,言葉,試合,誰,躊躇,身近,部分,重要,間,間違い,雰囲気,
■経験語彙 39種 74個 (種類率53%) 77点
しか考える,しまう,て考える,できる,と思う,と考える,なくなる,は思う,まかせる,もつ,も思う,られる,れる,を考える,作り上げる,出す,出来る,切羽詰まる,勝つ,広げる,心がける,心掛ける,感じる,成り立つ,抑える,持つ,持てる,支える,欠ける,流れる,生み出す,突き進む,被せる,誇れる,調べる,追い詰める,追う,長引く,陥る,
■総合点 87点
■均衡点 8点
国際感覚があるということは(感)
中3 あきえよ(akieyo)
2025年6月4日
国際感覚があるということは、ただ流暢に外国語を話し外国人とそつなく付き合えるというような単純なことではない。それは、国際感覚という言葉は、国際化という言葉がそうであるように、その捉え方が人によってまちまちだからである。ただ、私たち日本人の場合、どうしてもまず日本という国の枠を考え、その枠組みの中で、「世界に誇れる日本人の地質とはなにか」と考えることになってしまいがちである。私はいつも自分のことを優先して考えてしまいがちである。だから私は、自分の利益だけでなく全体の利益を考えられるようになりたい。
その方法としては第一に、自分の意見をしっかりと持つことである。さもないと、人との意見交換ができなくなり、みるみると自己中心的な考えへと突き進んでしまうだろう。私は、いつも自分の意見に自信が無い。そのため、よく友達や親との会話で自分の意見を言わないことがある。特に、その意見に対して友達から「でもさ」と被せられたり、親から間違いを指摘されると、より一層自分の意見に自信がなくなってしまう。そう強く感じているが、また同時に自分の意見に正確性が欠けていることにも理由があるとも思う。だからこれからは、意見一つ一つに自信が持てるように、出来る範囲で調べることを心掛けたいと感じた。そして、傍聴者だけでなく意見を発表する側も躊躇なく発言できる場を作り上げていきたいと思った。
また、第二の方法としては、広い視野を持つことである。自分がものごとに追われて切羽詰まっていたり、人に追い詰められたりしたときは、誰もが自分を優先した行動や考えに陥ってしまいがちである。しかし、その欲を抑えて全体の利益を考えられる人が、本当の国際感覚を持っている人であると私は思う。この前私は、まさに自分の利益しか考えられなくなってしまった経験をした。それは母親との喧嘩である。やはり中学三年生は反抗期の期間ということもあり、この喧嘩で母を言いまかせて喧嘩に勝ちたいと考えてしまっていた。だから、その喧嘩は次の日まで長引き、ことが収束した後もしばらく微妙な雰囲気が母と私の間に流れてしまった。私はこの経験から、全体の利益を考えられるようになるためには、広い視野をもつことがとても重要であると感じた。また、アップル社の創設者であるスティーブ・ジョブスは、広い視野をもって技術だけでなくデザイン、ユーザー体験や文化的な価値といった部分に着目したから、スマホやパソコンといった多くのヒット商品を生み出すことが出来るのだと考えることが出来た。
確かに、自分の利益を考えて行動することも大切だ。スポーツの試合で全体のことを考えていたら、試合が成り立たなくなってしまう。しかし私は「私たちの幸福が、他の人々の不幸に支えられているのであってはならない」という言葉があるように、私は自分の視野を広げて俯瞰し、全体の利益を考えられるようになりたい。特に、クラス対抗の体育祭や学年対抗で出し物を出す文化祭など、自分の身近にあるものごとから、全体の利益を考えられるように心がけていきたいと思う。