あかさほさん、この度は作文の提出ありがとうございます。作文の内容を拝読し、多くのポイントで素晴らしい試みが見受けられました。

まず、自分の日常経験を取り入れた具体的な例を挙げることで、理論だけでなく実体験に基づいた説得力のある論述ができています。ジグソーパズルと平均台の技の練習を例に挙げることで、手助けの必要性とその限界を効果的に表現しています。これにより、読者にも内容が分かりやすく、感情移入しやすい文章となっています。

また、複数の意見を取り上げることで、一つのテーマに対する多角的な視点を提供しており、考察の深さが感じられます。それぞれの意見に対する具体的な事例が付随(ふずい)しているため、説得力が増しています。

さらに、名言を引用し、それを現代の具体的なシチュエーションに適用する試みは、思考の(はば)を示しており印象的です。「人を思いやる気持ちと、人に利益をもたらす行動をすることが、全ての根本である」という名言を使って、自分の行動を反省し、今後の行動指針に生かそうとする態度は立派です。

この作文は、自己の経験をもとにした理解と他人への思いやりが感じられ、非常にバランスが取れています。今後もこのような視点で物事を捉え(とらえ)、多くの人々に伝えることができるよう、引き続き努力を続けてください。

<<ruby>項目(こうもく)評価>
・複数の意見がよく書けています。
・体験実例がよく書けています。
・名言がよく書けています。
 

森リン評価 人の気持ちを考えて yabi 07月1週 あかさほ
字数/基準字数:
1587字/800字
思考点:74点
知識点:62点
表現点:70点
経験点:89点
総合点:73点
均衡点:0点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:0点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙19種23個83%74点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙36種55個65%62点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙93種192個48%70点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙47種72個65%89点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1587字
 74点
 62点
 70点
 89点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 19種 23個 (種類率83%) 74点
 一方, 確か,。だから,いると,かけざる,しよう,たので,たはず,だろう,と思う,と考える,は場合,みると,も思う,を考える,今日こそ,場合によって,悪い場合,良い場合,

■知識語彙 36種 55個 (種類率65%) 62点
一番,不安,人間,今日,休日,全力,利益,制作,反面,名言,場所,大切,学校,完成,実践,平均,悪気,意見,授業,方法,最初,最後,本番,根本,波動,相手,移動,結果,練習,自分,自身,苦戦,行動,言葉,電車,順調,

■表現語彙 93種 192個 (種類率48%) 70点
 確か,うち,おかげ,きれい,こと,これ,その後,たはず,ところ,どこ,は場合,もの,よう,アドバイス,ジグソーパズル,テスト,バランス,パズル,ピース,一,一つ,一番,上,不安,中,人,人間,今,今日,他,休日,何,全て,全力,利益,制作,助け,動き,反面,台,名言,場所,声,多く,夜,大切,始め,嫌,学校,完成,実践,家,席,平均,度,心,急,悪い場合,悪気,意見,手助け,技,授業,方,方法,時,最初,最後,本番,枠,根本,母,気持ち,波,波動,滑らか,父,相手,私,移動,結果,練習,自分,自身,良い場合,苦戦,行動,言葉,話,遊び,電車,順調,風,

■経験語彙 47種 72個 (種類率65%) 89点
かける,くれる,しまう,せる,つなげる,できる,と思う,と考える,なれる,もたらす,も思う,やってくる,やる,られる,わかる,を考える,並べる,伝える,作る,動く,取り出す,取る,合う,始める,尽くせる,怒る,思いやる,思い出す,意気込む,感じる,手伝う,求める,知る,積み重ねる,笑う,続ける,習う,聞く,臨む,落ち着く,表す,譲る,跳ぶ,迷う,進む,進める,遊ぶ,

■総合点 73点

■均衡点 0点
 

人の気持ちを考えて
   中2 あかさほ(akasaho)  2025年7月1日

 私の中学校では、生徒がたくさんのことを決めるようになっている。中学校三年生の宿泊学習では、生徒たちが行く場所を決め、宿を予約する。文化祭のテーマ決めもそうだ。私たちのクラスで、最近のニュースを見ているとあまりよくなさそうなが出ている。その案に決まってしまいそうなのだが、先生は少しアドバイスをくれるだけで止めてはくれない。私は手助けをするのが良いのか、しない方が良いのか気になったので考えてみた。

 私は手助けをしない方が良いことがあると考えている。私は、小さい頃ジグソーパズルで遊ぶことが好きだった。幼稚園の年少さんの頃は、ピースの数が少ないパズルでも、一人で完成させることはできなかった。私がパズルで遊ぶ時、よく父が手伝ってくれた。パズルを完成させるコツを教えてもらったのだ。特に印象に残っていて、今でも実践していることがある。それは、「縁の部分に当たるピースを並べて、最初に枠を作る」ということだ。多くの人がその方法を知っていると思う。その話を聞いてから、急にパズルができるようになっていった。その後も何度も遊んでいくうちに、少しピースが多くても、一人で完成させることができるようになった。とある休日の夜、私がジグソーパズルを取り出してきて、遊び始め、少し進みが遅くなったことがあった。パズルのピースがどこに合うのかわからなくなったのだ。その時、父が手伝ってくれて、パズルの制作を続けられるようになった。私が順調に進められるようになっても、手伝ってくれた。手伝ってくれたことは嬉しかった。その反面、私は

「今日こそ自分一人で完成させるぞ。」

と意気込んで遊び始めたので、自分で完成させることができなくて、悔しかった。父にも悪気はなかったはずだ。だから、怒っていなかったし、別に父が悪いとも思っていなかった。実際、私自身わからないところがあって、心の中では助けを求めていたのだ。その次にパズルで遊ぶ時には、母が父に私が一人でパズルを完成させたいということを伝えてくれて、私はついに自分一人でパズルを完成させることができたのだ。このように、手助けは場合によってはしない方が良いことがあるのだ。

 一方で手助けは良いという意見もある。学校で今、平均台の技を習っている。平均台の上で、バランスを取ったり、跳んだりするというものだ。その中で「波動」という波の動きを表すような技があった。笑ってしまうような技なのだが、実際にやってみると難しく苦戦していた。授業が進んでいくうちに、テスト前最後の授業がやってきてしまった。まだまだ「波動」がうまくできなかったので、家でも練習してみることにした。練習していると、母がアドバイスをくれた。「とにかく大きく動く」ということと、「滑らかにつなげて動く」ということだ。最初はそんな風には上手くできなかったが、練習を積み重ねるうちに、とてもきれいにできるようになった。テスト本番には、母の言葉を思い出しながら落ち着いて臨んだ。その結果、とてもきれいな「波動」をすることができたのだ。これは、母のおかげだ。このように、手助けをすることが良いこともある。

 確かに、手助けをすることが良い場合と、悪い場合がある。一番大切なことは、「人を思いやる気持ちと、人に利益をもたらす行動をすることが、全ての根本である。」という名言があるように、人の気持ちを考え、相手に一番良いことをすることだと考えた。だから、電車などで、席を譲った方が良いか迷った時には、相手の気持ちを考えてみるようにしようと考えた。それでも、不安な時には声をかけずに他の場所に移動するということも一つの方法だと感じた。これなら、相手が嫌な気持ちになることは少ないだろう。私は、この方法を実践して、相手が良い気持ちになれるように全力を尽くせる人間になりたい。