ウサギとカメ
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年月日
イソップ童話「ウサギとカメ」を読んで、私はウサギ型の人間だなと思った。なぜなら、中学一年生の時、前のテストの成績が悪かった。理由は本気で勉強したのが試験一週間前だったからだ。なので、次のテストでは良い成績をとろうと意気込んで一ヶ月前から試験勉強を始めたことがある。最初はまだ誰も勉強していないという優越感で勉強を進めていた。しかし、試験二週間前になりクラスメイトが試験勉強を始め出すと「私は早めに勉強を始めていたから少しくらい勉強しなくても大丈夫」と思い始め、途中で燃え尽きてしまった。結果は、前回のテストの成績からほとんど伸びなかった。私はカメのように、物事をコツコツ進められる生き方をしたいと思う。
そのための方法としては第一に、いきなり大きなことをしようとせず、小さな目標に向かって毎日行動し、習慣化することだ。私はバトントワリングを習っている。バトンの技にはエイリアル、コンタクト、ロールの大きくわけて三種類ある。その中で、私はロールが苦手だ。なぜなら、ロールは毎日コツコツ練習しないと上達せず、ウサギ型の人間である私にはあまり向いていないからだ。けれど選手になって、大会で戦うときにはロールは必須である。ロールの基本で、カットバックスという技がある。これは選手になる前に身につけなければ行けない技だ。私は完成させるのに一年ほどかかった。その時してたことは一日ずっとカットバックスだけを練習するのではなく、朝起きたらカットバックス、学校に行く前にカットバックス、学校から帰ってきてにカットバックスと、毎日コツコツ練習しそれを習慣化させることでカットバックスを完成させた。
また二つ目の方法として、とにかく行動してみることだ。蓄音機やキネトスコープなどたくさんのを発明したことで有名なエジソン。中でも有名なのが白熱電球だと思う。エジソンは白熱電球の実験で2万回近くも実験を繰り返したと言われている。彼は、上手くいかなかった実験の数々を「汗」と表現していた。私はこれは、動くと汗をかくように、行動しなければ成功は得られないという意味だと解釈した。私だったら10回ほど実験をして挫折していたと思う。そして白熱電球が完成し、人々に普及され、新聞に取り上げられた。エジソンは記者から「何回も失敗をして、諦めることはなかったのですか?」と聞かれた時、「あれは、失敗ではありません。上手くいかない方法を一つ一つ確かめたのです。諦めることが失敗なのです。」と言った。とりあえず行動することがどれほど大切なのかを感じた。
確かに、自信を持ち、誰よりも早く進んでいく生き方にも良さがあるだろう。しかし、「精読とは、ゆっくり読むことではなく、同じものを繰り返して読むことである。」という名言があるように、私はカメのように、物事をコツコツ進められる生き方をしたい。