にすけくん、こんにちは。中学生になって変化した事はさまざまあるでしょうけれど、心にのしかかるのはテストの重圧ですよね。クラス対抗(たいこう)で勉強時間を競い合うというのは興味深いですね。みんなの頑張り(がんばり)が自分の励み(はげみ)にもなりそうです。テストも良いと言えますね。
 まず、テストがあると集中できるからです。学習計画表の作成は、目標に向かうための方法を教えてくれます。回を重ねて行って、自分なりの計画表ができるとさらにいいですね。
 もうひとつは、自分の実力がわかるからです。客観評価で自分の力を計ることで、次にやるべきことも見えてきます。達成感は何よりのエネルギーになりますね。
 テストは出来ないところにマイナスの表示をつけてしまうことですから、テストが全てと考えるのは危険です。出来ることを伸ばす(のばす)発想が大切だし、過剰(かじょう)な競争は人間性をつぶしそうです。しかし、テストの意義を把握(はあく)して自分を成長させていくなら、テストは有効です。忘却(ぼうきゃく)抗う(あらがう)ことが成長ですね。
★時間があるときに、もう少し体験を詳しく(くわしく)してみると得点アップしますよ。
<<え2006/105jみ>>


なかすけさん、作文の提出ありがとうございます。テストの必要性についての考えを丁寧(ていねい)に述べていますね。特に、テストが計画的な学習を促進(そくしん)する点や、自己評価の機会を提供する点について、具体的な例を挙げて説明しているのが良かったです。また、エビングハウスの忘却(ぼうきゃく)曲線を引用して、定期的な復習の重要性を補強するアプローチは、説得力を増しています。

学習計画表の具体的な使い方を説明する部分では、読者に対して計画的な勉強の進め方が明確に伝わります。さらに、自らの経験を踏まえ(ふまえ)模擬(もぎ)試験の話は、テストがもたらす個人の成長に対する理解を深めるのに役立っています。このように、自分の体験だけでなく、理論的な裏付けも加えることで、読者にとって説得力のある作文になっています。

全体を通して、テストに対する肯定(こうてい)的な見解が一貫(いっかん)しており、論旨(ろんし)の明確さが感じられる作文です。引き続き、さまざまな視点から物事を捉え(とらえ)、自分の意見をしっかりと述べる力を伸ばし(のばし)ていってください。


内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:843字/800字
思考点:64点
知識点:65点
表現点:60点
経験点:60点
総合点:70点
均衡(きんこう)点:8点

 


■思考語彙 15種 19個 (種類率79%) 64点
 確か, 第,。しかし,あると,ことによって,せるため,できるから,できるため,と思う,ないため,のため,は言える,分かるから,良ければ,見ると,

■知識語彙 40種 84個 (種類率48%) 65点
不得意,中間,人間,仕事,偏差,具体,勉強,合計,委員,学校,学級,学習,定期,実力,得意,復習,必要,忘却,教科,明確,時間,普段,曲線,最近,模擬,点数,理由,理解,目標,結果,考査,自分,行事,計画,試験,達成,部分,集中,集計,順位,

■表現語彙 70種 153個 (種類率46%) 60点
 確か,あたり,こと,ごと,すべて,せるため,それ,できるため,ないため,のため,みんな,もの,よう,クラス,テスト,一,不得意,中間,二,人,人間,今,仕事,何,値,偏差,僕,具体,前,勉強,合計,委員,嫌,学校,学級,学習,定期,実力,得意,復習,必要,忘却,感,教科,明確,時間,普段,曲線,最近,模擬,次,点数,理由,理解,的,目標,結果,考査,自ら,自分,行事,表,計画,試験,身,達成,部分,集中,集計,順位,

■経験語彙 27種 44個 (種類率61%) 60点
しまう,せる,そう,つく,できる,と思う,は言える,れる,上がる,分かる,努める,向ける,味わう,嘆く,忘れる,決める,深める,知る,立てる,競い合う,終わる,行う,覚える,足りる,達す,配る,頑張る,

■総合点 70点

■均衡点 8点
 

テストはよいか
   中1 なかすけ(nakasuke)  2025年7月1日

 最近、学校で中間考査が行われたのだが、学級委員の仕事で、一人あたりの目標時間を21時間にして、クラスごとに合計勉強時間を競い合うという行事が行われた。僕は、クラスのみんなの勉強時間を集計していたのだが、それをを見て、普段勉強をしない人も目標時間には達していないものの、20時間ほど勉強していた。テストがあることで、みんな嫌々ながらも集中して勉強できるため、僕は、テストはよいものだと思う。

 第一の理由として、テストがあると、計画的に集中して勉強できるからだ。テスト前に学校から配られる、学習計画表というものがあるのだが、いつ、何を、どれほど勉強するのかを具体的に決め、その計画にそって勉強していくというものがある。そうすることで、計画的に、自ら集中して勉強することができるのだ。また、目標を立てて勉強することができ、良い点数になるよう、勉強に努めることができる。さらに、学校の定期テストは、各教科の復習をすることができ、理解を深めることができる。

 第二の理由として、テストがあると、自分の今の実力が分かり、自分の足りていない部分が分かるからだ。模擬試験の結果を見ると、自分の各教科の点数や偏差値、順位や得意・不得意などが、明確に知ることができる。そうすることによって、自分の足りない部分を復習することができ、点数が良ければモチベーションも上がる。また、良くない点数でも次のテストに向けてまた頑張ることができる。さらに、テストが終わると達成感を味わうことができるのだ。

 確かに、テストの結果がすべてではないし、テストのためだけに勉強することは良いとは言えない。しかし、「エビングハウスの忘却曲線」という人間は定期的に復習しないと覚えていることが、段々忘れていってしまうということがあるように、勉強を普段あまりしない人のためにも、勉強させるためのテストが必要であり、テストが嫌だと嘆くのではなく、せっかく勉強して身についたものを忘れないためにも勉強は必要だと思う。