亀のように
   中3 あおてね(aotene)  2025年7月1日

  イソップ童話で「うさぎとかめ」という話がある。ウサギとかめがかけっこをすることになる。ウサギは足が速いので、走るのが遅いカメを見下して途中で昼寝をしてしまう。カメは走るのが遅いが、あきらめずにコツコツと歩き続け、最終的にはカメがゴールして勝つとという話だ。この話からは、目標に向かってコツコツ努力をすれば、能力に劣っていても成果を出巣ことができる。また、油断せず、最後まで集中することの大切さを学べる。私は、亀のように、自分のことだけに集中できるような人間になりたい。

 

 第一の方法として、相手に合わせるのではなく自分で判断することだ。「うさぎとかめ」の話では、うさぎは足が速いため、亀に合わせようとして昼寝をしたとも言える。しかし、かめはうさぎがどんなに走るのが速くても、自分の走りに集中していた。例えば、学校で決め事をしないといけない時、人間もうさぎと同じように、「友達がこうだからこうする。」と自分の意見に理由が持てない人がクラスに一人はいる。もし、その考えがそのまま続いてしまった場合、多くの問題が起きる。例えば、自立できなかったり、思考力や判断力が劣ってしまう可能性がある。誰かに支配されてしまった人生は楽しくない。そのため私は亀のように日頃からなるべく理由がはっきりしている自分の意見を持つように心がけている。そうすることで誰にも支配されず自分がやりたいことができる人生を歩める。また思考力や判断力も養うことができ独立した時に困らない。自分で判断することはとても大事なことだ。



 第二の方法は、順位を競うのではなく、それぞれの苦手をなくせる教育にしていきたい。受験生になり、テストの回数が多くなった。学校のテストや塾の模試で成績が返ってくると私は一番最初に点数と偏差値、そして順位に目を向ける。自分が間違えてしまった部分などはテスト直しをするときなどになってから見ることが多いので後回しにすることが多い。しかし、順位など周りのことを気にしていても自分の点数が上がるわけではない。むしろ神経質になると余計点数が下がってしまったり、ストレスになることがある。また、よくテストの結果が返ってきたとき順位だけ見て、片付けてしまう人が多い。自分がどこを間違えたかなど一切見ない人だっている。そのため、私は順位というものを無くしても良いのではないかと思う。順位をなくすことにより周りのことを気にしないで自分のことにより集中できるからだ。周りと比べるのではなく前回の自分や過去の自分と比べることにより自分の課題も積極的に見つけることができる。亀のように自分のことに集中することは大切なのだ。



 確かに、相手や世間の状況を把握することも大切だ。しかし、「毎朝、歯を磨くのに、一週間分まとめて一挙にという人はいない。」という言葉があるように、私は、亀のように、自分のことに集中し続け、目標や良い結果が残せるように努力していきたい。