自分の目標に向かって、しっかり考えながら努力している姿勢が文章からよく伝わってきました。
<<え2015/349pみ>>
【総評】
「うさぎとかめ」というよく知られた話を自分の意見につなげ、そこから「自分で判断すること」や「順位を気にしすぎない学びの姿勢」の大切さを深く考察できている意見文でした。自分の体験や学校での現実的な場面を交えていて、読み手にとっても共感しやすく、説得力があります。また、「自分に集中する」という主題が文章全体で一貫していて、主張がぶれずに伝わってきました。
【段落ごとの講評】
第1段落:「うさぎとかめ」の物語を的確に要約し、自分の目指す生き方と結びつけて導入として非常に効果的です。「かめのように自分のことに集中したい」という主題がはっきりと示されています。
第2段落:「自分で判断する」ことの大切さについて、日常の学校生活に例を引きながら具体的に述べている点が優れています。「理由がはっきりしている意見を持つ」という目標も明確で、自分の意識の高さが伝わります。
第3段落:「順位よりも自分の課題に集中すべき」という考えを、受験生としてのリアルな経験をもとに展開できており、説得力があります。「周りと比べるよりも過去の自分と比べる」視点は、成長を重視する姿勢として非常に前向きです。
第4段落:名言を効果的に使いながら、主題を再確認し、文章をしっかりとまとめています。「歯を磨く」たとえ話も印象に残り、読後感が良い結び方です。
【特に優れていた点】
・物語の主題と自分の考えをつなげて、論理的に構成できている
・自分の経験や学校の現実を根拠にして説得力がある
・比喩や名言を活用して、印象的な表現ができている
・主張が一貫しており、論旨に迷いがない
【考えを深めるための質問】
「順位がなくても、自分の成長を実感できるようにするには、どんな工夫や仕組みがあったらよいと思いますか?」
△うさぎ・ウサギ、亀・かめ・カメ 統一しておきましょう。
■思考語彙 24種 31個 (種類率77%) 87点
確か, 第,。しかし,。むしろ,。例えば,あきらめざる,くると,ことにより,しまう可能,すれば,せざる,そのため,た場合,だから,できるから,と思う,ないと,なると,も言える,れざる,勝つと,多いので,速いため,速いので,
■知識語彙 54種 99個 (種類率55%) 75点
一切,一挙,一番,世間,人生,人間,偏差,判断,前回,努力,友達,受験生,問題,回数,大事,大切,学校,思考,意見,成果,成績,把握,支配,教育,方法,日頃,昼寝,最初,最後,最終,模試,毎朝,油断,点数,状況,独立,理由,目標,相手,神経質,積極,結果,能力,自分,自立,苦手,言葉,課題,途中,週間,過去,部分,集中,順位,
■表現語彙 101種 214個 (種類率47%) 74点
確か,うさぎ,かめ,こと,さ,しまう可能,そのため,それぞれ,た場合,とき,どこ,もの,よう,わけ,ウサギ,カメ,クラス,ゴール,ストレス,テスト,一,一切,一挙,一番,世間,亀,事,二,人,人生,人間,値,偏差,分,判断,前回,力,努力,友達,受験生,周り,問題,回数,塾,多く,大事,大切,学校,巣,後回し,思考,性,意見,成果,成績,把握,支配,教育,方法,日頃,昼寝,時,最初,最後,最終,模試,歯,毎朝,気,油断,点数,状況,独立,理由,的,目,目標,直し,相手,神経質,私,積極,結果,考え,能力,自分,自立,苦手,言葉,話,誰,課題,走り,足,途中,速いため,週間,過去,部分,集中,順位,
■経験語彙 42種 63個 (種類率67%) 82点
あきらめる,いける,しまう,せる,できる,と思う,なくす,まとめる,も言える,やる,れる,上がる,下がる,出る,劣る,勝つ,合わせる,向かう,向ける,困る,学べる,心がける,持つ,持てる,歩く,歩む,残せる,比べる,決める,無くす,片付ける,磨く,競う,続く,続ける,見つける,見下す,走る,起きる,返る,間違える,養う,
■総合点 84点
■均衡点 5点
亀のように
中3 あおてね(aotene)
2025年7月1日
イソップ童話で「うさぎとかめ」という話がある。ウサギとかめがかけっこをすることになる。ウサギは足が速いので、走るのが遅いカメを見下して途中で昼寝をしてしまう。カメは走るのが遅いが、あきらめずにコツコツと歩き続け、最終的にはカメがゴールして勝つとという話だ。この話からは、目標に向かってコツコツ努力をすれば、能力に劣っていても成果を出巣ことができる。また、油断せず、最後まで集中することの大切さを学べる。私は、亀のように、自分のことだけに集中できるような人間になりたい。
第一の方法として、相手に合わせるのではなく自分で判断することだ。「うさぎとかめ」の話では、うさぎは足が速いため、亀に合わせようとして昼寝をしたとも言える。しかし、かめはうさぎがどんなに走るのが速くても、自分の走りに集中していた。例えば、学校で決め事をしないといけない時、人間もうさぎと同じように、「友達がこうだからこうする。」と自分の意見に理由が持てない人がクラスに一人はいる。もし、その考えがそのまま続いてしまった場合、多くの問題が起きる。例えば、自立できなかったり、思考力や判断力が劣ってしまう可能性がある。誰かに支配されてしまった人生は楽しくない。そのため私は亀のように日頃からなるべく理由がはっきりしている自分の意見を持つように心がけている。そうすることで誰にも支配されず自分がやりたいことができる人生を歩める。また思考力や判断力も養うことができ独立した時に困らない。自分で判断することはとても大事なことだ。
第二の方法は、順位を競うのではなく、それぞれの苦手をなくせる教育にしていきたい。受験生になり、テストの回数が多くなった。学校のテストや塾の模試で成績が返ってくると私は一番最初に点数と偏差値、そして順位に目を向ける。自分が間違えてしまった部分などはテスト直しをするときなどになってから見ることが多いので後回しにすることが多い。しかし、順位など周りのことを気にしていても自分の点数が上がるわけではない。むしろ神経質になると余計点数が下がってしまったり、ストレスになることがある。また、よくテストの結果が返ってきたとき順位だけ見て、片付けてしまう人が多い。自分がどこを間違えたかなど一切見ない人だっている。そのため、私は順位というものを無くしても良いのではないかと思う。順位をなくすことにより周りのことを気にしないで自分のことにより集中できるからだ。周りと比べるのではなく前回の自分や過去の自分と比べることにより自分の課題も積極的に見つけることができる。亀のように自分のことに集中することは大切なのだ。
確かに、相手や世間の状況を把握することも大切だ。しかし、「毎朝、歯を磨くのに、一週間分まとめて一挙にという人はいない。」という言葉があるように、私は、亀のように、自分のことに集中し続け、目標や良い結果が残せるように努力していきたい。