あおやゆさん、今回の作文「日本のお米文化」について拝読(はいどく)しました。全体を通して、お米が日本の文化や生活にどれほど深く根ざしているかを理解しやすく表現されています。

まず、作文の導入部であるケーキミックスの例は、日本の食文化の特異(とくい)性を浮き彫り(うきぼり)にするのに非常に効果的でした。お米の重要性を伝えるための具体的な事例として、非常にわかりやすく、興味を引く内容です。

また、自身の体験談を交えることで、テーマに対する理解が深まるとともに、読者との共感を誘う(さそう)ことに成功しています。特に、お米一(つぶ)を大切にするエピソードは、日本独特の価値(かち)観を感じさせ、印象深いです。

お米が持つ文化的な価値(かち)詳述(しょうじゅつ)しながら、神話や歴史にまで言及(げんきゅう)している点も見事です。これにより、お米というテーマが一層(いっそう)立体的に語られています。

最後に、結びの部分で再びお米の文化的な重要性に触れ(ふれ)、読み始めた部分と繋がりを持たせているのは、作文としてのまとまりを良くしています。

これからも、日常生活に潜む(ひそむ)様々なテーマについて、このように多角的に考察することで、より深い理解と表現が可能になるでしょう。引き続き、素晴らしい文章を期待しています。

#項目(こうもく)評価
-たとえがうまく使われています
-前の話聞いた話がよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 米とは hi 07月2週 あおやゆ
字数/基準字数:
940字/800字
思考点:56点
知識点:66点
表現点:73点
経験点:60点
総合点:67点
均衡点:4点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:69点
知識点:79点
表現点:87点
経験点:72点
総合点:77点
均衡点:4点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙12種17個71%56点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙42種66個64%66点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙100種172個58%73点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙27種42個64%60点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
940字
 56点
 66点
 73点
 60点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 12種 17個 (種類率71%) 56点
すると,たかも,だろう,と思う,なければ,は思う,は思える,作ると,売りつくすと,掴めざる,日本人にとって,済ませると,

■知識語彙 42種 66個 (種類率64%) 66点
不思議,中国,主婦,主食,以外,倉庫,分解,国内,大切,失敗,完全,市場,感謝,故郷,文化,日本,日本人,最初,月見,本格,機会,歴史,汚染,注意,渡来,満腹,満足,生活,神様,種類,繁栄,自分,茶碗,認識,豪華,貯蔵,赤飯,進出,重要,関係,食事,高床,

■表現語彙 100種 172個 (種類率58%) 73点
おにぎり,お正月,お腹,こと,さ,そこ,たくさん,たち,ならでは,よう,アメリカ,オーストラリア,カルチャー,ケーキ,チョコレート,バニラ,パン,ヒット,ミックス,ヨーロッパ,ライス,一,不思議,中,中国,主婦,主食,争い,人,今,以外,何,作り,倉庫,先,八,分解,十,味,命,器,回し,国,国内,大切,失敗,字,完全,市場,式,心,感謝,故郷,文化,日本,日本人,時,最初,月見,本格,機会,歴史,気,気持ち,汚染,注意,渡来,満腹,満足,物,生活,的,神,神様,私,種類,突き,笑,箸,米,粒,繁栄,自分,舌,茶碗,親,認識,豪華,貯蔵,赤飯,進出,重要,関係,頃,頭,食,食事,飯,餅,高床,

■経験語彙 27種 42個 (種類率64%) 60点
かすむ,くれる,しまう,しれる,たく,できる,と思う,は思う,は思える,ひっかかる,めぐる,もらう,やってくる,れる,作る,売りつくす,宿る,引っ付く,掴める,支える,教える,根付く,済ませる,落ち着く,違う,食べる,馴染む,

■総合点 67点

■均衡点 4点
 

米とは
   小6 あおやゆ(aoyayu)  2025年7月2日

 「米」は日本人の生活に根付いている。アメリカで大ヒットしたケーキミックスはアメリカ国内で売りつくすと、ヨーロッパやオーストラリアにも進出した。ところが、ケーキミックスは日本の市場では完全な失敗だった。日本の食文化におけるお米の重要さはいうまでもない。飯をたくのと同じ器でケーキを作ると、バニラやチョコレートに汚染されてしまうのではないか。日本の主婦がひっかかったのはそこだった。それほどお米は主食として重要な物だったのだ。日本はお米の文化、ライスカルチャーの国であるのだ。

私は小さい頃からよくお米関係のことで注意されることがあった。一粒、たった一粒の米が茶碗に引っ付いていただけで親に「ちゃんと食べろ」と言われた。うまく掴めずにお箸の先っぽで突き回し心の中では(お米の一粒くらい何さ)と思っていたけれど今となっては日本人ならではの心を教えてもらったなと感謝している。また、「米」という字を分解すると八十八になることからお米には神様が宿っている物だとも言われている。アメリカや日本以外の国では「いやいや、そんなことはないだろう」とにわかには思えないが、日本人にとっては神に等しいくらいに生活や文化を支えてくれた米なのだ。

日本ではお正月やお月見などに赤飯や餅米、おにぎりなどにして米を食べる機会がたくさんある。お米が主食として舌に馴染んでいて、パンだけで食事を済ませるとお腹は満腹、頭はものたりないといった(笑)、食べたような食べていないような不思議な気持ちになる。やっぱり日本人である私は米を食べないと満足しないようにできているのだろうか。また、米を食べると落ち着くような気もする。故郷の味とでもいうような味でいい味だと思うが、豪華な食事や種類のある食事だとかすんでしまって少し寂しいと私は思った。

日本人にとってお米は自分たちの文化や食事、生活を支えた大切な物である。そもそも「日本」という国は中国から渡来人がやってきて米作りを教えなければ今とはまた違った繁栄をしていたかもしれない。また、米を作って貯蔵する高床式倉庫という本格的な倉庫や、米をめぐる争いなど日本の歴史の最初の時はほぼ米が命だろう。日本人の米の文化を認識して再度お米を食べてみたいと思った。