自分なりの取り入れ方
   中1 すりりんご(akimano)  2025年7月2日

 ある言語がそれまで接触のなかった言葉と接触するようになると、色々な変化が起こる。この言語変化を言語学で言語干渉と呼ぶ。外来語の問題は文化文明の問題でもある。明治維新とともに日本国内には、新奇な事物がどっとあふれ、旧来のしたきりや風俗に替わって、見慣れぬ外国の制度や習慣が急速に拡がり始めた。明治という時代は、東西の文明が衝突し交じり合う一大社会変動に人々が翻弄された時代なのである。あらゆる面で伝統的な日本文化とは異なる文化を広範囲に輸入し消化するとき、日本がすでにもっていた漢字という言語要素があったということは、幸運なことだ。私たちは、自分なりにものを取り入れていくべきだ。

 第一の理由は、自分なりに新しいものを取り入れないと、狭い人間になってしまうからだ。私は、新しいものを取り入れるときは、そのものの良いところや、自分がもっているものとの共通点を見つける。たくさんの新しいものを取り入れていく季節は、春だと思う。春には、入学や進級、就職という新しい生活が始まる。今年、私は中学校に入学した。中学校には約四校の小学校が合わさっている。私が通っていた小学校の友達は、多くが校区の中学校へ入学したから、友達は多かった。しかし、クラスでは仲が良い友達とは別れ、小学校が同じだった友達は、数人になってしまった。私は、これからの生活はどうなっていくのだろう、ちゃんと生活できるのか、という不安でいっぱいだった。そこで、私は、私なりの取り入れ方、その人の良いところをたくさん見つけることと自分との共通点を見つける方法を実際に使ってクラスの人に挨拶をした。なんと、そこには、自分との共通点がある人を見つけたのだ。その人とは、入学式から少し経ったいまでも仲良くしている。このように、自分なりに新しいものを取り入れる方法を見つけておくととても便利である。

 第二の理由は、ただ、受け入れるだけでは良さがなくなるからだ。私は、月二くらいのペースでカフェへ行く。そのカフェで、抹茶パフェや信玄餅パフェというものが売られていた。私は驚いた。抹茶パフェは町でよく見る物の信玄餅パフェというものは初めて見た。日本の信玄餅と外国のパフェ。よく、こんな食べ物を考えついたものだ。最近のスイーツは、外国の物と日本の物を掛け合わせて作っているものが多い。抹茶パフェ以外にも、ラズベリー団子やチョコ団子などというものもある。これは、日本の団子に、外国から伝わってきたものを掛け合わせているものだ。このように、ただ、外国から来たものを受け入れるだけではなく、日本の物を掛け合わせるところで日本に調和するのだ。

 確かに、漢字に直すことができたために、アジアの諸国に比べて英語が苦手になったというようなマイナスな点もある。しかし、自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない、という名言があるように自分が持っていないものを自分なりに取り入れることで、自分にとってプラス点が出る。何かを取り入れていくために、自分なりの方法を早めに考えておくべきだ。