自分の思いをしっかりことばにして伝えてくれて、とても力のある意見文になっていますね。
<<え2021/149pみ>>
【総評】
「テストの意義」について、自分の経験をもとに深く考え、強い主張を持って意見を展開しているところが素晴らしいです。日々の学校生活の中で感じた疑問から出発し、説得力のある理由をあげながら論理的に構成できています。特に、「暗記」と「学力」の違いに注目した視点は鋭く、「考える力を伸ばす学び」への提案もよく伝わってきました。
【段落ごとの講評】
第1段落:テストの現状への疑問を具体的な言葉で繰り返し問いかけており、読み手の関心を引きつける力があります。「覚えて書く」の繰り返しが効果的に使われていて、主張の強さが際立っています。
第2段落:「暗記はいらない」という主張を歴史や漢字、理科など具体的な科目の例を挙げて論じており、説得力が高まっています。自分が本当に感じていることをそのまま言葉にしていて、真剣さが伝わります。
第3段落:「時間が無くなる」という理由に生活への影響もからめて考えており、学習の質についても提案を述べている点がとても良いです。「考える問題」にすれば「自然に頭に入ってくる」という発想には学びの本質を捉えようとする姿勢が感じられます。
第4段落:「家とは外から見るものでなく~」という名言を自分の主張に結びつける工夫があり、文章の締めくくりとしても印象的です。「まとめてみる」「重ね合わせて考える」といった学びの工夫に具体性があるのもよい点です。
【特に優れていた点】
・日常の実感に基づいた具体的な問題提起ができている
・繰り返しや例示を効果的に使い、主張の説得力を高めている
・名言を活用し、主題を深めてまとめている
・「記憶力」と「学力」の違いに注目した視点が独自性に富んでいる
【考えを深めるための質問】
もしテストの形式をあなたが考えられるとしたら、どんな問題を出しますか? その理由も考えてみてください。
■思考語彙 25種 40個 (種類率63%) 90点
確か, 第,、考える,。例えば,あろう,しまうかも,すると,すれば,そのため,だろう,て考える,で考える,と思う,ないから,ないと,ないはず,なかろう,なるため,に思える,は思える,テストによって,無くなるから,考えるば,覚えると,調べれば,
■知識語彙 51種 79個 (種類率65%) 73点
中間,今日,体調,価値,共通,内容,凝固,効率,問題,墾田,大事,大切,奈良,学力,学習,容量,寝不足,平城京,平安,平安京,年号,形式,必要,意味,授業,方法,時代,時間,普段,暗記,期末,本当,永年,漢字,無駄,理由,知識,私財,範囲,絶対,練習,考査,自分,自然,融点,言葉,計算,記憶,辞典,辞書,電卓,
■表現語彙 99種 171個 (種類率58%) 73点
確か,いつ,いつか,いま,こと,せい,そう,そのため,それ,それぞれ,たくさん,ただ,だいたい,とき,ないはず,なるため,もの,よう,よっぽど,テスト,ネット,一,中,中間,事,二,今,今日,体調,何,使い,価値,僕,共通,内容,凝固,別,前,力,効率,問題,墾田,外,多く,夜,大事,大切,奈良,学力,学習,家,容量,寝不足,平城京,平安,平安京,年,年号,形式,必要,意味,授業,方,方法,時,時代,時間,普段,暗記,朝,期末,本当,永年,法,流れ,漢字,点,無駄,理由,知識,私財,範囲,絶対,練習,考査,自分,自然,融点,言葉,計算,記憶,話,読み方,誰,辞典,辞書,都,電卓,頭,
■経験語彙 42種 70個 (種類率60%) 82点
、考える,いける,おきる,しまう,しれる,せる,て考える,できる,で考える,とる,と思う,に思える,は思える,まとめる,られる,れる,わかる,住む,使う,入る,入れる,出す,出来る,分かる,削る,取れる,受ける,変える,崩す,役に立つ,指す,済む,測る,無くなる,知る,移る,見える,覚える,調べる,起きる,重ね合う,鍛える,
■総合点 82点
■均衡点 3点
テストはよいか
中1 あかそよ(akasoyo)
2025年7月1日
中間考査、期末考査、さらには小テストなど様々なテストが学校には存在する。だが、そのほとんどが授業で習ったことや教科書に書いてあることを覚えて書くだけだ。学校のテストは覚えて書く、そして覚えて書く、また覚えて書くというのの繰り返しである。こんなに暗記ばかりをしていて何の役に立つのだろうか、多くの時間を使ってするほどの価値がただ覚えるだけである暗記にあるのだろうか。ただ覚えるだけのテストに意味はあるのだろうか。それなら辞書で調べたり、ネットで見たりすればよいのではなかろうか。わざわざ使いもしないことを覚えて頭の容量を削って大事なことを覚えられなくする必要があろうか。そのため、僕はテストはよくないものだと思う。
第一の理由に暗記はほとんどいらないからだ。例えば、今日の期末考査の範囲だった、奈良時代や平安時代のいつ誰が何をどうしたという事を覚えても意味がないように思えてくる。710に平城京ができて743年に墾田永年私財法が出される。794年に、平安京に都が移ったなどと細かい年号まで覚えて何の役に立つのだろうか。年号をいつ使うのか。いつか使うとは思えない。また、普段使わない漢字やその読み方を覚えて意味があるのだろうか。計算練習をたくさんして意味があろうか。凝固点や融点などの言葉を覚えて意味があるのだろうか。それぞれ漢字辞典、電卓、辞書で調べれば済む話ではないのか。それをわざわざ頭に入れる必要があるのだろうか。わざわざ無駄なことを覚えると本当に必要なものが覚えられなくなってしまう。
第二の理由は時間が無くなるからだ。小テスト、中間、期末の前には、夜遅くまでおきて、朝早く起きる。そうしないと点が取れない。だが、このようなことをして寝不足になって授業を受けられなくなったらいけないし、そのせいで体調を崩してしまうかもしれない。こんなことの方が、ただの暗記をするだけよりもよっぽどか大切なのではないかと思う。また、テストの形式を、暗記ではなく、考えればわかるような問題にすれば、授業中にも、暗記するときよりもだいたいの流れのようなことが分かってきて、それに共通することが自然に頭に入って来るのではないか、また、いまの「学力」というのは“学力”ではなく、“記憶力”のことを指しているのではないかと思うが、こうすると、本当の“学力”をテストによって測ることができるようになると思う。
確かに、テストがないと自分の学力は知ることが出来ないが、家とは外から見るものではなく中に住むものであるという言葉もあるように、暗記だけをしていても、賢そうに見えるだけで実際には賢くならない。賢くなるためには暗記するのではなくその内容をまとめてみるなどの別の方法をとった方がいいのではないか。そうした方が絶対に効率よくたくさんのことを覚えられるようになると思う。今のようなテストをいくらしても、意味のない知識を覚えられるか、記憶力を鍛えられるかぐらいしかないはずだが、もっと自分で考えるように学習やテストを変えていった方がいいのではなかろうか。そうしたら、その知識を知らない時でも、今までのことを重ね合わせて考えたりできるようになるのではないか。