逆境を変えプラスにするために
中3 あきえゆ(akieyu)
2025年7月2日
学問の世界において学ぶこと、想像することの喜びは、とりもなおさず考えることの喜びだと思う。発見と創造にこそ意味がある 自分の中に蓄積していたものだけで、創造あるいは飛躍ができるわけではない。蓄積を表出させる条件がいる。逆縁が表出させるエネルギーとなる。逆縁は逆境という言葉にもあてはまる。世の中で成功した人は大抵、逆境を自分の人生にプラスに取り組んでいく能力をそなえている。創造にも、この逆境が深く関係しているのだ。私は、逆境をプラスに変えていくような生き方をしたい。
第一の方法としては、逆境であってもあきらめず、さまざまなことに挑戦することだ。数学の問題を解いていると、難しくて解くことをあきらめてしまいそうな問題がある。しかし、そこであきらめず、過去に習ったことを駆使してみたり、友達と相談したり、いろいろな方法で考えてみることで問題を解ける。また最近、私は運動会の団旗を作る係をしているけれど、団旗に何の動物を描くかで意見がまとまらず、製作が始められなかった。しかし、係の人みんなでいろいろな案の動物を書いてみて、迫力やその動物の強さなどを考えてよい案を選ぶことができた。いろいろな案を試してみたことで、よりよい案になった。逆境であるからこそ、調整によって成長して行くことが大切だと思う。
第二の方法としては、逆境の時は柔軟な考えを持って対応することだ。長い歴史の中でも、逆境の中での対応によって勝利したことで国をまとめる存在になっていった人は多い。例えば、源氏と平氏の戦いの一ノ谷の戦いでは、源氏が「逆落とし」と呼ばれる奇襲攻撃を行った。この「逆落とし」では一の谷の背後にある断崖絶壁から騎乗したまま坂を駆け下り、これにより源氏軍は平家軍を破ることができた。また、織田信長、徳川家康の連合軍と武田勝頼軍が戦った長篠の戦いでは、織田信長の戦術により連合軍が勝利した。最強と恐れられていた武田軍との戦いで、織田信長はそれまで使われていなかった鉄砲や、馬防柵を使用して勝利した。逆境でも、柔軟な考えを持つことによって状況を変えることができるのだ。
確かに逆境よりも順境にいた方が楽だ。しかし「寒さに震えたものほど、太陽の暖かさを感じる」という名言があるように、逆境を乗り越えることで成長し、より良い人生にできる。だから、私は逆境をプラスに変えていくような生き方をしたい。