テストの意義
   中1 みお(aemio)  2025年7月1日

 私は一週間ほど前にはじめての期末テストがあった。テスト前は、「テストいやだー」、「やばいー」など不安や不満に思う声がたくさん一年生の間で飛び交っていた。しかし、本当にテストはいやなものなのだろうか。私もテストは緊張するし、結果を待つのは不安でいっぱいになることもある。しかしテストをうける意義をきちんと理解すれば、余計なマイナスな思いも考えなくて済むようになると思う。私はテストは良いものだと考える。その理由は二つある。

 第一の理由として、テストは自分の実力を試し、今までの学びの中で理解できていなかったところを見つけることができるからだ。私の学校では、三週間ほど前くらいに、初めての期末テストに向けての説明があった。そのとき、先生が「テストは他の人と力を比べるものではない」とおっしゃっていた。ついつい自分の成績を他の人と比べがちだが、あくまでもテストは「自分の実力」を確認するものであり、他人と差があったとしても、「自分の問題」として考えることができていればそれでよいのだと感じた。私は英語を習っていて、英語のテストは自信があった。しかし、テストをしたことで一月から十二月のスペルや曜日のスペルが全然かけていないことに気づき、単語の練習が必要だということがわかった。

 第二の理由として、テストがあることで目標を立てて勉強することができるからだ。例えば、テストで○○点以上とる、などだ。私の学校ではテスト前はテスト勉強に加え、終わらせなければならない課題がたくさん出る。だから、課題の残りの数量を把握し、またテストまでの残りの日数を数えてどの課題、教科から終わらせ、復習していくのかを考えて計画的に進めることが重要になってくるのだ。また、イチローさんは「あまりにも高すぎると挫折してしまうから、小さな目標を一つずつクリアしていく」と語っている。私は、一年間を通した成績で一番上の成績をとる、と大きな目標を掲げるのもよいが、テストのような節目があることで、そのテストで細かい目標をたてることができ、達成するための具体策がわかり、目標達成が近づくのではないかと思う。

 確かに、テストがあることで他の人の点数や平均点などを気にしてしまい、それよりも低かったら自分は無理だ、それよりも高かったらもう、勉強しなくていいのかと勘違いしてしまうこともあるかもしれない。しかし、「今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる」という稲盛和夫さんの名言がある。この名言のように、点数が悪かったとしてもそれは頑張ったからこその点であり、頑張らなかったらもっと低い点数だったかもしれない。だから、私はテストの結果がどうだろうと、それを踏まえてさらに努力して自分の理解を深めることが最も重要なのではないかと思う。