【講評】
「ユーモア」というテーマから「プライド」に着目して考えを広げていった着眼点がとても個性的で、読みごたえのある感想文でした。自分の体験を中心に据え(すえ)ながら、お母さんの話を聞いたり、インターネットで調べた内容を取り入れたりして、しっかりと「プライド」という言葉を深掘り(ほり)できていましたね。最後に「タイミングを考えて使っていこう」とまとめたことで、自分に返して考えを締めくくっ(しめくくっ)ているところもよかったです。内容のテーマは「ユーモア」でしたが、そこから思考が「プライド」に向かったことがむしろ新鮮(しんせん)で、「なるほど、こういう視点(してん)もあるのか」と読者をうならせる構成でした!

【特に優れ(すぐれ)ていた点】
・ユーモアのエピソードから「イギリス人のプライド」に注目したところが個性的でおもしろかった点
・自分の体験(タイピングの勝ち負け)をプライドというキーワードで深く考察できたところ
・家族やネットの情報など、さまざまな視点(してん)から考えをふくらませていたところ

【考えを深めるための質問】
・タイピングで勝ち負けよりも大切だと思うことは何だろう?
・プライドをうまく使えている人には、どんな共通点があると思う?

【より字数を増やすための工夫】
・「イギリス人にとってユーモアはプライド」という原文の内容と、自分の「タイピングのプライド」を比べて、似ている点やちがう点をもう少し書いてみると、考察がより深まります。
・最後のまとめの前に、「プライドがあることでいいことがあった場面」も加えると、文章全体のバランスがよくなりますよ。

【まえ先生からのひとこと♪】
・テキスト打ちでも句読点はしっかりつけること。書いてから一度読み返す習慣をつけましょう。
 


■思考語彙 21種 23個 (種類率91%) 79点
、場合,、思う,。しかし,。たとえば,。もしも,いこう,いると,うと,たから,たため,て確か,と考える,ないと,ならば,のため,みると,れるはず,を考える,人間にとって,場合によって,書くべき,

■知識語彙 43種 53個 (種類率81%) 67点
人間,仕事,他国,侮辱,入口,勝利,原因,友達,反応,問題,変化,実力,寿司,悪口,意識,承認,拡張,敏感,料理,最高,本当,本日,極悪,欲求,毎日,爆破,特別,真面目,空襲,競争,経験,肯定,臆病者,自分,自己,自慢,被害,複雑,要因,迷惑,過去,音楽,順位,

■表現語彙 88種 137個 (種類率64%) 68点
、場合,おかあさん,お客様,お母さん,けんか,こと,これ,ごはん,さ,そう,それ,たため,て確か,とき,のため,ばか,ぼく,もの,れるはず,わけ,イギリス,カンバ,センス,タイミング,デパート,プライド,モラル,ユーモア,ユーモラス,ン,中,人,人間,仕事,他国,仲,侮辱,僕,入口,勝利,原因,友達,反応,問題,変,変化,実力,寿司,思い,恐れ,悪口,意識,感,手,手作り,打,承認,拡張,敏感,料理,時,最高,本当,本日,極悪,様々,欲求,毎日,爆破,特別,真面目,空襲,競争,経験,者,肯定,臆病者,自分,自己,自慢,被害,複雑,要因,話,迷惑,過去,音楽,順位,

■経験語彙 32種 45個 (種類率71%) 67点
、思う,おかけいたす,おこる,くれる,しまう,つくる,つながる,できる,と考える,ぶんなぐる,れる,わかる,を考える,上げる,伝える,作れる,使う,出す,向かう,呼ぶ,感じる,持つ,捨てる,書く,痛める,競い合う,絡み合う,聞く,認める,調べる,負ける,起きる,

■総合点 75点

■均衡点 5点
 

プライド
   小6 あえこあ(aekoa)  2025年7月2日

『ユーモアのセンス』というものには特別のプライドを持っているし、また、それについて敏感である。たとえばイギリス人に向かってモラルがないとか、仕事ができないと言ってもおこりはしない。自分には音楽がわからない、と自慢する者もいる。しかしイギリス人にユーモアのセンスが無いと言ったらぶんなぐられるはずだ。他国では、人の悪口を言うとき、ばか、臆病者、極悪人などと呼ぶが、イギリスでは『ユーモアのセンスが無いね』と言うのである。これは最高の侮辱となる」空襲で爆破されたデパートが、「本日より入口を拡張しました」というカンバンを出すなんて不真面目だ。「空襲による被害のためお客様にご迷惑をおかけいたします」と書くべきだ。というのが真面目な人の反応だ。ユーモアというものは、ユーモラスと感じるか感じないかというセンスの問題になるわけである。

 ぼくの変なプライドはタイピングの速さだ。よくぼくは友達とタイピングアプリの寿司打というタイピングアプリを使って順位を競い合っている。だがぼくが負けた時に僕は自分がタイピングの速さのプライドがあったため手を痛めたから本当の実力じゃないと友達に伝えたそしたらその友達とけんかになり、仲が悪くなってしまった。もしも僕が友達の勝利を認めていたならばけんかにならなかったのかと考えた。

 お母さんにプライドはなにかあるか聞いてみるとごはんをうまく作れることがプライドだ。と僕に伝えてくれた僕はお母さんの話を聞いて確かにお母さんは毎日とてもおいしい手作りの料理をつくってくれていると思い。おかあさんはすごいと感じた。

Googleでプライドができて捨てることができない人の原因を調べてみると自己肯定感の低さ、承認欲求の強さ、過去の経験、競争意識、そして変化への恐れなど、様々な要因が複雑に絡み合っていることで起きるそうだ。僕はこの中の競争意識が強かったのかと考えた。

人間にとってプライドとは自分のモチベーションを上げることでいいことにつながるが、場合によってはよくないことにつながってしまうことがある。これからはいつ自分のプライドを使うのかタイミングを考えて使っていこうと、思う。