あっきーくん、こんにちは。

今回の作文では、競争の必要性とそのバランスについて深く考察されており、非常に興味深く読みました。
特に、「切磋琢磨(せっさたくま)」という言葉を用いて、他者との比較(ひかく)が適度な競争心を養う上でどのように役立つかを説明されている部分は、論点が明確で理解しやすかったです。
また、自己の成長を最終目標として、他人との比較(ひかく)超え(こえ)た自己競争の重要性を説くアプローチは、論理的で説得力があります。

さらに、競争を避ける(さける)ことがもたらす可能性のある問題点、例えば「ゆとり教育に突入(とつにゅう)してしまった」という過去の教育政策の反省点を挙げることで、競争の適度な存在意義を強調している点も印象的でした。
その上で、競争心を持つことの意義を再確認する流れは、非常に論理的で読者に考えさせる内容でした。

原因や対策がよく書けています。
予測問題の主題がよく書けています。
全体として、あっきーくんの考えをしっかりと形にできていると感じます。

内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1038字/800字
思考点:72点
知識点:79点
表現点:76点
経験点:89点
総合点:83点
均衡(きんこう)点:4点

 


■思考語彙 18種 24個 (種類率75%) 72点
 たしかに,。しかし,。確か,あるから,いこう,からこそ,そう思う,だろう,と思う,なければ,なるはず,のかも,は思う,を考える,持つべき,目標に対して,重ねるべき,食らいつこう,

■知識語彙 60種 96個 (種類率63%) 79点
世界,事実,今度,仕方,他者,仲間,位置,低下,余計,保証,先程,全員,切磋琢磨,努力,友達,受験,大会,大切,学力,完結,対策,平和,年生,影響,必要,悪影響,意思,成長,戦争,把握,教育,日本,時点,最後,最近,未来,本人,本来,比較,水泳,理想,目標,相対,研究,突入,競争,競争心,競技,経験,結局,結果,自分,衰退,言葉,記録,過度,重要,集団,青春,順位,

■表現語彙 106種 166個 (種類率64%) 76点
。確か,お互い,こと,これ,しこ,それ,たくさん,たち,どれ,なるはず,ほう,まとまり,もの,やつ,ゆとり,一,一つ,上,世の中,世界,事実,人,今,今度,仕方,他者,仲,仲間,会,位置,低下,何,余計,保証,先,先程,全員,切磋琢磨,努力,動き,友達,受験,大会,大切,学力,完結,対策,平和,年生,影響,必要,悪影響,意思,成長,戦争,把握,教育,日本,時,時点,最後,最近,未来,本人,本来,歩,比較,気,水泳,泳ぎ,流れ,焦り,理想,的,目,目標,相対,真っ最中,研究,私,突入,立ち,競争,競争心,競技,経験,結局,結果,考え,耳,自分,良,衰退,言葉,記録,誰,誰か,逆,過度,重要,隣,集団,青春,順位,高み,高め,

■経験語彙 47種 61個 (種類率77%) 89点
いける,くれる,しまう,しれる,すぎる,そう思う,つながる,と思う,は思う,られる,れる,を考える,与える,出る,劣る,勝つ,勝てる,取り入れる,取り組む,取る,合える,向かう,変える,手放す,抑える,抜かす,持つ,指せる,挙げる,捨てる,書く,止まる,比べる,減らす,目指す,立てる,競う,終える,終わる,見失う,誤る,超える,連れる,重ねる,間違う,頑張る,食らいつく,

■総合点 83点

■均衡点 4点
 

競争
   高3 あきつぐ(auhika)  2025年7月2日

 大会、競技会、受験戦争。今の世の中には競争がたくさんある。特に私は今受験戦争の真っ最中である。3年生となった今、「最後の」大会を終える友達をたくさん見ている。全員がその大会を目標に頑張ってきていた。これは、大会が、競争があるからこその青春だと私は思う。最近では競争を減らしていくという考えも耳にする。確かに行きすぎた競争は悪影響だろう。ただ、競争が私たちに与えてくれる影響はとても大きい。その競争心を見失ってはいけないと思うのだ。もし、競争心を手放してしまう未来が来てしまうのなら、日本は衰退していってしまうのではないだろうか。

 対策の仕方として挙げられるのは、過度な競争心は抑えていくということだろう。切磋琢磨という言葉もある。他者と比較し、自分の相対的な立ち位置を把握し目標に向かって努力する。この流れはまさに理想である。ただ、誰かと比べることばかりに気を取られてしまっては本来の目標を見誤ってしまうし、その誰かに勝った時点で成長が止まってしまう。誰かと比較することも大切だが、それで終わりではなく、その上で今の自分にはどれくらいの努力が必要なのかを考えることが重要なのである。水泳でもそうだ。誰かを抜かしたいと、そう思うことは決して間違ってはいない。ただ、そればかり見ていては余計な焦りも出てくるし、たとえその人を超えたとして大会で勝てる保証はない。比較した上で自分の立てた目標に対しての努力を重ねるべきだろう。

 先程とは逆で、今度は競争心を持つべきだという対策で書いていこう。過度な競争心を捨てた結果、日本はゆとり教育に突入してしまった。これはかえって学力の低下につながってしまった。誰とも比べることのない、仲良しこよしでも本人たちはいいのかもしれない。ただ、大きなまとまりとしてみた時、その集団は競争を取り入れた集団より劣ってしまう。自分の泳ぎを、動きを研究することは大切だし、それをしなければ速くなるものもならないのは事実だ。しかし、自分の世界だけで完結していてはより高みは目指せない。大会での順位や、隣のやつに食らいつこうとする意思。それが自分の記録を一歩先へ連れていってくれるのではないだろうか。

 たしかに、こんなに細かく言われては、結局は競争心持たないほうが平和だと思ってしまう人もいるだろう。ただ、お互いを高め合える仲間や、誰かと競い、一つの目標を目指して取り組むことは何にも変え難い経験になるはずだ。それを大切にしてほしいのだ。