あきえよさん、作文を拝読しました。
まず、創造と逆境の関連をマッシュルームに例えるアイデアは非常にユニークで興味深いです。
この比喩を用いることで、論文のテーマに対する理解を深め、読者にも明確に伝わるよう努めている点が素晴らしいです。
また、自分の体験を交えながら、逆境を乗り越える方法やその重要性について述べている部分も印象的でした。
特に、プレゼンテーションの失敗経験を振り返りながら、それがどのように自己成長につながったかを考察している点は、体験実例がよく書けています。
これにより、理論だけでなく実際の体験に基づいた具体的なアプローチを提示しており、説得力が増しています。
さらに、社会問題に目を向けた部分では、ホームレスの方々との交流を通じて感じたことを述べ、それがどのように社会の改善につながるかを考察しています。
こうした社会意識の高さも評価できる点です。
全体を通して、自己の内省だけでなく、社会的な視点も持ち合わせているため、多角的な視野から問題にアプローチしていることが伺えます。
今後もこのような思考を深めていくことで、さらに多くの洞察を得ることができるでしょう。
項目評価:
-方法がよく書けています。
-体験実例がよく書けています。
構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1717字/800字
思考点:74点
知識点:90点
表現点:88点
経験点:97点
総合点:89点
均衡点:2点
■思考語彙 19種 27個 (種類率70%) 74点
確か,。しかし,。だから,がなぜ,くるかも,するため,そのため,たため,だろう,て考える,と思う,と考える,また第,みると,ものに対して,れるかも,学ぶため,恐れざる,送らざる,
■知識語彙 75種 100個 (種類率75%) 90点
一環,一生懸命,不得意,中学,交流,人前,今後,以外,体制,何事,余裕,偏見,停滞,先生,克服,動揺,動画,勝手,危害,危険,去年,回収,困難,場所,大切,失敗,字体,存在,学年,安全,実感,就職,後者,意味,成長,挑戦,挫折,授業,敗者,文字,方法,日本,時代,未来,校外,機会,正規,氷河期,沢山,活動,生活,短所,社会,積極,笑顔,第一歩,経済,経験,結果,緊張,脱皮,自分,自身,苦手,言葉,評価,説明,課題,逆境,進級,部分,部活,重要,雇用,順境,
■表現語彙 132種 194個 (種類率68%) 88点
確か,きっかけ,こと,さ,するため,せい,そう,そこ,そのため,その後,たくさん,たため,たち,たび,もの,よう,クラス,ゴミ,ストップ,スライド,チャンス,トライ,ホームレス,マイナス,一,一つ,一環,一生懸命,三,不得意,中,中学,事,二,交流,人,人前,今,今後,他,以外,体制,何,何事,余裕,偏見,停滞,先生,克服,内,前,動揺,動画,勝手,化,危害,危険,去年,回収,困難,地,場所,声,多く,大切,失敗,字体,存在,学ぶため,学年,安全,実感,就職,年,度,後ろ向き,後者,心,性,意味,成長,挑戦,挫折,授業,敗者,文字,方,方々,方法,日本,日雇い,時,時代,未来,校外,機会,正規,気持ち,氷河期,沢山,活動,炊き出し,生活,的,目,短所,社会,私,積極,笑顔,第一歩,経済,経験,結果,緊張,脱皮,自分,自身,苦手,蛇,言葉,評価,話,説明,課題,逆境,進級,部分,部活,重要,雇用,順境,
■経験語彙 52種 76個 (種類率68%) 97点
いける,かける,く,くれる,けす,さらす,しかける,しまう,しれる,て考える,できる,と思う,と考える,やる,られる,れる,作る,働く,働ける,出す,加える,取り組む,向き合う,向ける,増える,変わる,学ぶ,巻き込む,得る,恐れる,感じる,持つ,挑む,振り返る,映る,望む,残す,求める,滅びる,知る,知れる,立ち向かう,終わる,繋がる,聞く,行う,見つける,触れる,跳ね返す,跳ね返せる,送る,選ぶ,
■総合点 89点
■均衡点 2点
生きることは学ぶことであり(感)
中3 あきえよ(akieyo)
2025年7月2日
創造とは、マッシュルーム、すなわち松茸のようなものだ。松茸は、発達してきた根にある地点で根の成長を妨害する条件が与えられないと、種子が作られないまま根だけが発達しキノコを作らずに死んでしまう。これは人間も同じで、世の中で成功した人は、大抵逆境をプラスに取り込んでいく能力を備えているように私は見える。創造にも、この逆境が深く関係している、といわれなければならない。私はこの文章を読んで、逆境をプラスに変えられる生き方をしていきたいと感じた。
そのための方法としては第一に、失敗を恐れずに積極的に物事に挑戦していくことである。そうすることで、自分がピンチに陥った時でも、乗り越えていく方法を考え、行動していけると思う。中学三年生になってから、人前で何かを発表する機会が増えた。私は、毎回「なぜプレゼンをしなければならないのだろう」と思いながら、資料の作成をする。大勢の人の前で何かを話すのが苦手なので、他の人よりも入念に文章を作っているようには思う。そして最近特に力を入れていたものは、政治の授業の中で行われた、最近の日本のニュースを取り上げて解説する、といった内容のプレゼンである。発表本番、せっかく何日もかけて作ったスライドが、字体が変わり、また文字化けしていたのだ。そのため少し動揺してしまった。結果としては、少し失敗に終わったが、先生からの評価は結構高く、少しうれしい気持ちになった。私はこの経験から、何事にも積極的にトライしてみる重要性を知れた。特に、苦手なものに対して挑むことは、自分の「苦手」や「不得意」といったものを克服するための第一歩になると感じた。
また第二の方法としては、一度の失敗で敗者とならないような社会体制を作ることである。そうすることで、多くの人が沢山の事を、失敗を恐れずに挑戦できるようになると思う。私は去年、校外活動の一環で、ホームレスの方たちに炊き出しを行った。その地に行くまでは、ホームレスについてよく知らないのに「何か危害を加えてくるかもしれない」といった、マイナスの偏見を持ってしまっていた。しかし、炊き出しを行い、ゴミを回収していた時に、「おいしかったです」と笑顔で声をかけてくれた方々が沢山いて、こんなに優しい人たちがなぜ、働けなくなってしまうのだろうと考えた。また、やさしさに触れて、自分が勝手に持っていた偏見が恥ずかしくなっていた。その後、経済の授業で、非正規雇用や日雇いについて学ぶために見た動画の中に、「就職氷河期時代のせいで働く場所が無い」と苦しそうに言っていたホームレスの人が映っていた。私はこの話を聞いて、一つの失敗をしてしまったために、自分が望まなかった生活を送らざるを得なかった人、また、失敗をしていないのに日本の経済の停滞に巻き込まれて、就職できなかった人の存在を知った。だから日本が、失敗を跳ね返すことのできるチャンスが残されているような体制を作ることが重要であると強く感じた。
確かに、自分が危険にさらされるかもしれない逆境に立ち向かうよりも、安全の順境の方が、心に余裕ができる。また、後者を方が選ぶ人も多いだろう。しかし「脱皮できない蛇は滅びる」という言葉もあるように、私はどんな困難な事にも挑戦していける人になりたい。そして、逆境さえも跳ね返せるような人になりたいと思った。だからこれからは人前で緊張してしまう自分の短所を克服するために、部活内での他学年との交流を大切にしたり、部活やクラス以外の活動にも目を向けていきたいと感じた。また、中学三年に進級してからは、何かを説明するだけなく私自身について説明を求められる機会が増え、その課題が出されるたびに、他の課題がストップしてしまい、「こんなものをやる意味がない」と後ろ向きな気持ちになり、挫折をしかけたことが何度もあった。でも今振り返ってみると、一つ一つにしっかりと向き合ってこれたと思うし、そこから自分の成長に繋がった部分もたくさんあったと実感している。だから、目の前の課題にも一生懸命取り組み、今後の未来に向けて考えるきっかけを見つけていきたいと思った。