あおかちゃん、こんにちは。確かに今は物のあふれる時代です。工業社会が進んだ結果、大量生産大量消費はあたりまえになりました。その中で、あえて物を大切にする意義を考えました。
まず、手に入れる時に十分考えることですね。欲しいものと必要なものとは、必ず乖離があります。自分に厳しく、現状を把握すべきですね。
第二には、物を大切にする文化を継承することですね。「修身」の教えは、私たちの毎日を明るくします。
なんでも借りることで済ませるのは、情緒的に冷たい感じが否めません。お手軽感ばかりを追うようになるのは危険ですね。だからこそ、物を大切にする文化は守りたいですね。
<<え2018/517jみ>>
あおらはさん、作文の提出ありがとうございます。あなたの作文には、現代技術と消費社会に対する深い洞察が見られ、考え方の展開がしっかりしています。特に、所有とレンタルの違いについての社会的な影響を詳しく説明している点が素晴らしいです。
あなたの作文からは、物事を長期的な視点で捉え、持続可能な消費行動を重視する姿勢が伝わってきます。これは、現代社会における重要なテーマの一つです。また、自分の体験を通じて、物を大切にする価値観を伝える方法がよく書けています。これにより、読者に対して説得力が増しています。
さらに、修身教育について触れ、倫理的な価値観を現代に適用する考え方を提案している点も見逃せません。これによって、ただの意見表明に留まらず、教育的観点からもアプローチしているため、内容の幅が広がっています。
最後に、「一輪咲いても花は花」という名言を用いて自己の立場を強調することで、作文に深みと哲学的な触れが加わっています。名言がよく書けています。
これらの点から、あなたの作文は非常に考えが深く、多角的な視点で問題を捉えており、読み応えがあります。次回作も楽しみにしています。
項目評価:
-方法がよく書けています。
-体験実例がよく書けています。
-名言がよく書けています。
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1328字/800字
思考点:85点
知識点:85点
表現点:84点
経験点:67点
総合点:82点
均衡点:2点
■思考語彙 23種 34個 (種類率68%) 85点
確か, 第,。しかし,あろう,いると,いる場合,からこそ,きれざる,しまうから,するため,そのため,だから,だろう,と思う,なので,ならば,の単なる,は思う,よく考える,れるべき,教えるべき,自分にとって,買うべき,
■知識語彙 69種 103個 (種類率67%) 85点
一時,両親,中学校,人形,今年,使用,価値,修身,公共,利用,動画,参加,名言,問題,国家,国民,大人,大切,大量,家族,小学,小学校,年生,廃棄,影響,必要,忠誠,慎重,戦前,所有,手段,技術,握手,教育,新作,方法,日常,日本,最後,最近,期限,本質,機能,段階,決意,消費,無駄,特典,状態,現代,環境,生活,瞬間,確認,種類,粗末,経験,自体,自分,衝動,製品,視点,負荷,責任,購入,週間,道徳,選択,重要,
■表現語彙 123種 202個 (種類率61%) 84点
確か,いる場合,か月,こと,これ,ころ,さ,すべて,するため,そう,そのため,そのもの,それ,とき,ぬいぐるみ,もの,よう,アルバム,アーティスト,インターネット,チケット,テーマパーク,レビュー,レンタル,一,一時,両親,中,中学校,二,人形,今年,会,何,使用,価値,修身,公共,利用,動画,参加,名言,問題,国家,国民,多く,大人,大切,大量,好き,家族,小学,小学校,年,年生,廃棄,影響,心,必要,忠誠,念,感,慎重,戦前,所有,手段,技術,握手,教え,教育,新作,方法,日常,日本,時,最後,最近,期限,本質,機能,段階,気持ち,決意,法,消費,無駄,物,特典,状態,現代,環境,生活,的,瞬間,確認,私,種類,粗末,経験,考え,考え方,自体,自分,色,花,衝動,裏,製品,視点,親,負荷,責任,買い,購入,輪,週間,道徳,選択,重要,量,間,頃,高まり,
■経験語彙 32種 67個 (種類率48%) 67点
おく,きれる,しまう,せる,できる,と思う,は思う,ぼる,よく考える,れる,与える,使う,入る,出す,出会う,咲く,押す,持つ,持てる,捨てる,揺るぐ,教える,減る,育てる,行う,買う,過ぎる,違う,選ぶ,避ける,飽きる,飾る,
■総合点 82点
■均衡点 2点
物が持つ価値
中3 あおらは(aoraha)
2025年7月3日
何といっても、現代技術を特徴づけるのは豊富な工業製品の氾濫であろう。少なくとも、先進工業国においては、高い生産性に裏付けられた安価で高品質の工業製品を容易に入手することができる。しかし、最近工業製品を使用するのは潜在する機能を享受することがほんとの目的であり、製品を所有することはそのための単なる手段に過ぎないという考え方がある。日常生活の中で製品を買って所有するか、レンタルで機能を買うかの選択は何気なく行うことが多いであろう。しかし、このことは現代技術が持つ問題に本質的に影響を与えていく重要な視点である。私は、レンタルを行うよりも所有することで物を大切に長く使うことができる大人になりたい。
第一の方法として、物を買うときは本当に自分にとって必要なのかをよく考えて買うことだ。私は小さいころから、欲しいものが多く、常に欲しい欲しいと言っていたそうだ。しかし、多くではなく、少ないものをしっかり大切にしてほしいという親の考えで、小学二年生の頃にはぬいぐるみなどの人形をを買うのは今年で最後、と言われてしまった。なので私も最後を飾るぬいぐるみを慎重に選んでいたのだが、その年に家族で行ったテーマパークで最後のぬいぐるみと出会った。見た瞬間にほとんど一目ぼれのような状態だった。欲しいと言い出した私に両親は本当にこれでいいのかと念を押してきたが私の決意は揺るぐことがなかった。そのぬいぐるみは8年たった今でも大切なものである。このような経験から私は最近は必要なものをよく考えてから買うようになった。一時の気持ちの高まりで購入してもそれはいずれ飽きて使わなくなってしまうからだ。なので、これからは欲しいと思ったときにすぐに買ってしまう衝動買いを避け、何週間、何か月と間をおいてそれでも自分に必要かを確認して買いたいと思う。
第二の方法としては物を大切にすることの大切さをもっと行うことである。戦前の日本の教育に「修身教育」という教育法がある。修身教育とは国民道徳を教え、国家への忠誠心や公共心を育てる教育で、物を大切にする、無駄にしない、物を粗末にしないという教えがある。この教えは大量買いや大量廃棄が行われている現代だからこそ行われるべきだと私は思う。最近、インターネットなどを見ていると、好きなアーティストのアルバムを大量に買い、いらなくなったらすべて捨てたり、新作のコスメを全色買い、使いきれずに消費期限が来てしまった、などの動画をよく見る。アーティストのアルバムの中には種類の違う特典や、握手会の参加チケットなども入っている場合があったり、新作のコスメも使用して実際の使用感をレビューするためにも必要だろう。しかし、その裏で大量廃棄されているのならば自分が使いきれる、責任を持てる量だけ買うべきではないのだろうか。なので、修身教育を早い段階、小学校、中学校などで行い、物の大切さをもっと教えるべきだと思う。
確かに、必要な時だけ利用できたり、環境への負荷も減らせるレンタルはとても良いと思う。しかし、「一輪咲いても花は花」という名言があるように、持っていることではなく、そのものの価値自体を大切にし、長く物を使いたいと思う。