◆【要約】は工夫をしてまとめられています。(^^)v
◆現在の日本の米不足は、さまざまな要因が重なったもの。それにしても“日本にお米がないなんて、イタリアにパスタがないというのと同じくらい衝撃(しょうげき)だ”。本当にそのとおりですね。“お米がないことは日本人の生活そのものが揺らい(ゆらい)でいるってこと”。そうです。日本の文化や風習の多くは、米中心に成り立っていますからね。
◆“日本の食文化は多様化が進み、海外の料理や食材が日常に浸透(しんとう)している”。もちろん洋食もおいしいし、さまざまな国の文化を知ることにもなって、とてもいいことなのですが、結局日本人が最終的に求めるのは、やはり和食なんですよね。
◆『お米は日本人にとって、単なる主食を超え(こえ)た「文化の根幹」とも言える存在(そんざい)であるだろう』。まさに! 『お米は日本人の暮らし(くらし)や心の中心に根付く、特別な食と文化の象徴(しょうちょう)なのだ』。「お米は日本の大切場な文化」として、誇り(ほこり)にしていくべきですね。

       <<え2019/100jみ>>


みささん、作文を拝読(はいどく)しました。お米と日本の食文化についての深い洞察(どうさつ)が感じられる素晴らしい内容でしたね。特に、お米が日本人の生活にどれほど深く根ざしているかを、多角的に分析(ぶんせき)している点が印象的です。また、自分の家族の食に対する好みを取り入れることで、読者にとって親しみやすい文章になっています。

お米が文化的な側面だけでなく、日常生活においても重要な役割(やくわり)を果たしていることを、具体的な例を挙げて説明している部分はとても説得力があります。さらに、最近の食文化の多様化や健康志向の高まりについても触れ(ふれ)、現代日本の食事情を幅広く(はばひろく)捉え(とらえ)ています。

文章の流れもよく、トピックごとにしっかりと段落(だんらく)を分けることで、読みやすい構成になっていました。結びで、お米の文化的価値(かち)を再確認(かくにん)し、自分の希望を述べる形で締めくくっ(しめくくっ)ているのも効果的です。

前の話聞いた話がよく書けています。一般(いっぱん)化の主題がよく書けています。書き出しの結びがよく書けています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1102字/800字
思考点:69点
知識点:98点
表現点:96点
経験点:70点
総合点:78点
均衡(きんこう)点:-4点

 


■思考語彙 17種 23個 (種類率74%) 69点
 確か,、一方,、単なる,。しかし,。つまり,。なぜ,あるらしい,いるため,すれば,だろう,と思う,も言える,作ると,取ると,好きらしい,持続可能,日本人にとって,

■知識語彙 87種 126個 (種類率69%) 98点
不作,不安,不足,両立,中心,主婦,主食,今後,伝統,低下,健康,備蓄,傾向,分析,古米,味覚,和食,地域,地産,場面,変化,多様,大切,失敗,存在,季節,安全,安心,家庭,家族,寿司,市場,役割,御飯,必要,志向,急増,投機,持続,持続可能,改良,放出,文化,料理,日常,日本,日本人,最近,根幹,模索,機能,欧米,正月,汚染,注目,洋食,流通,海外,浸透,消化,災害,特別,猛暑,理由,生活,硬直,精神,素材,結果,自然,行事,衝撃,要因,象徴,資産,農業,郷愁,重要,関心,電気,需要,革新,風味,食卓,食品,食材,高齢,

■表現語彙 150種 224個 (種類率67%) 96点
 確か,あり方,いくつ,いるため,おにぎり,こと,これ,ころ,そのもの,それ,つき,もの,よう,イギリス,イタリア,イン,オーブン,ケーキ,コーヒー,チョコレート,ティーポット,バウンド,バニラ,パスタ,パン,ヒット,ミックス,不作,不安,不足,両立,中心,主婦,主食,今後,伝統,低下,健康,備蓄,傾向,分析,加,化,古米,同じ,味,味付け,味覚,和食,器,地,地域,地産,場面,変化,多く,多様,大切,失敗,好き,嫁さん,子ども,存在,季節,安全,安心,家庭,家族,寿司,市場,席,年,役割,御飯,心,必要,志向,急増,感,投機,持続,持続可能,改良,放出,文化,料理,方,日々,日常,日本,日本人,暮らし,最近,根幹,模索,機能,欧米,正月,母,気持ち,汚染,注目,洋食,流通,海外,浸透,消化,災害,父,特別,猛暑,理由,生活,田植え,的,硬直,祝い,祭り,私,稲刈り,米,精神,素材,絆,結果,自然,行事,衝撃,要因,象徴,買いだめ,買い占め,資産,農業,郷愁,重要,釜,関心,電気,需要,革新,風味,食,食卓,食品,食材,餅,高まり,高齢,齢,

■経験語彙 34種 46個 (種類率74%) 70点
おる,しまう,せる,と思う,も言える,やってくる,れる,作る,作れる,使う,保つ,取る,合う,失う,好む,引き揚げる,強まる,強める,慣れ親しむ,揺らぐ,支える,果たす,根付く,欠く,深まる,炊く,終わる,結びつく,聞く,育む,超える,進む,重なる,食べる,

■総合点 78点

■均衡点 -4点
 

日本の文化
   小6 みさ(misa)  2025年7月2日

 欧米で大ヒットしたケーキミックスは、オーブンがない家庭でも作れるように電気釜で作れるように改良して日本にやってきたが、失敗に終わった。日本のお嫁さんはふっくらした白い御飯を炊くことが重要なのだ。その御飯と同じ器でケーキを作るとバニラやチョコレートで汚染されてしまうのではないか。これは、イギリスの主婦に、ティーポットでコーヒーを作れというものと同じなのだ。この分析結果を聞いたケーキミックスはきっぱり日本市場から引き揚げていった。

 確かにお米は日本人にとって大切なものだと思う。最近はお米が不足し、古古米や古古古米などの備蓄米も放出されている。なぜ今日本は米不足なのか。それは、猛暑による不作、災害への不安からの買いだめ、インバウンド需要の急増、農業の高齢化や流通の硬直化、そして投機的な買い占めなど、いくつもの要因が重なった結果である。日本にお米がないなんて、イタリアにパスタがないというのと同じくらい衝撃だ。つまり、お米がないことは日本人の生活そのものが揺らいでいるってことなのだ。おにぎりやお寿司、餅など多くの伝統的な料理にお米が使われている。もしお米が不足すれば、こうした食文化や行事が失われてしまうのだ。

 最近は、日本の食文化は多様化が進み、和食の伝統とともに海外の料理や食材が日常に浸透している。しかし、一方で健康志向の高まりや食の安全への関心から、地産地消やオーガニック食品への注目が強まっており、今後は伝統と革新を両立させながら持続可能な食のあり方を模索する必要があるのだ。私も、和食よりは洋食の方を好んで食べることが多いと思う。父や母は和食が好きらしいが、私はお米よりはパンを食べたいなと思う。年を取ると和食が好きになる理由は、いくつかあるらしい。まず、和食は味付けが洋食より優しいことにあるだろう。素材の自然な風味を大切にしているため、加齢による味覚の変化や消化機能の低下に合いやすいのだ。子どものころから慣れ親しんだ味や季節の行事と結びついた食文化への郷愁や安心感も、和食を好む気持ちを強める傾向がある。

 お米は日本人にとって、単なる主食を超えた「文化の根幹」とも言える存在であるだろう。日々の食卓を支えるだけでなく、正月の餅つきや田植え・稲刈りの伝統行事、祭りや祝いの席など、生活のあらゆる場面で欠かせない役割を果たしている。また、お米を通じて家族や地域の絆が深まり、日本人の精神や季節感を育む重要な文化資産でもある。つまり、お米は日本人の暮らしや心の中心に根付く、特別な食と文化の象徴なのだ。私は、お米を日本の大切な文化として保っていきたいなと思った。