人と物と
中3 みさと(aetami)
2025年7月3日
先進工業国においては、高い生産性に裏付けられた安価で高品質の工業製品を容易に入手することができる。このような「豊かさの象徴」が途上国においても目標として設定されている。しかし、資源エネルギーについてはその限界が指摘されてすでに久しい。しかも使用し終わった製品の廃棄については、安全問題などを引き起こしながら廃棄場所の重大な不足を招いている。これらは、人口化環境における人工充填率と資源エネルギー、そして廃棄物処理能力の限界である。その限界はオゾン層破壊のように、地球的規模にまで拡大している。考えてみれば、豊富な製品を所有し囲まれて暮らすのは、それ自体が目的ではなく、それらから発言してくる豊富な機能を享受するのが目的だ。そこで、我らが日常生活において、製品を買って所有するかレンタルで機能を買うかの選択は何気なく行うことが多いであろう。
私は、物の所有にとらわれす、レンタルの考え方を手に入れたいと思う。
そのための方法としては第一に、物を持つことだけに価値をおかないことだ。例えば、私は結構物を買うタイプだ。例えば好きな映画・本、ハリーポッターのグッズは公式から新商品が出るたびに買いたくなってしまう。1万を超える衣装も買った。だが、なんでも買っていては、家に置く場所もなくなり、自分の目も届き切らなくなってしまうだろう。そこで、例えば本は図書館を利用することで、あまり買わないようにしている。書店で見つけた面白そうな本も、その場で買わず、図書館で「レンタル」して読めば、その内容はすべて自分の中に入る。なんでも自分が持っているということに意義があるという意識は変えるべきなのである。
また第二の方法としては、レンタルしやすい社会の仕組みを整備していく事だ。私たちの価値観は、ライフスタイルの変化で変わっていく時代になった。だから、物を買ってずっと持ち続けるのではなく、その時々に必要な機能を買うという方法を知るべきである。例えばレンタルできる施設を通してすることもできるが、もしかしたらフリーマーケットもレンタルといえるのではないだろうか。特定の人から借りて返すわけではないが、自分がずっと所有している事例は少ないのかもしれない。今はデジタル上でいつでもどこでもフリーマーケットを楽しめるわけだから、さらにレンタル機能などを増やすことで、よりレンタルしやすい社会の仕組みが整備されるのではないだろうか。
確かに、人間同士の関係や自分の考え方など、レンタルすることができないものもたくさんある。しかし、私は物の所有のみにこだわるのではなく、自分に必要なものを機能としてレンタルして必要十分という生き方をしていきたい。チャールズチャップリンが「私たちは皆、互いに助け合いたいと思っている。人間とはそういうものだ。相手の不幸ではなく、お互いの幸福によって生きたいのだ。」という名言を遺したように、人々はみな助け合って生きるべきだ。そもそも人間が助け合う精神を手に入れた上で物を活用するに越したことはない。自分の中で「この物が本当に必要か」と、買うか・買わないかの2択で考えるのではなく、周りの人間も視野に入れて判断するべきであると思う。