たくみさん、作文を読ませていただきました。(つくえ)の上と引き出しの状況(じょうきょう)から始まり、家族のエピソードを交えながら、片付け(かたづけ)の重要性について語る構成はとても興味深いですね。あなたの作文からは、日常の小さな出来事に対する深い洞察(どうさつ)が感じられます。

特に、おばあちゃんの時代の大掃除(そうじ)についての記述は、過去の話がうまく書けていて、文章に深みを与え(あたえ)ています。また、自分の思いや経験を通じて、人間の行動や心理を考察している部分が際立っています。一般(いっぱん)化の主題についても、「掃除(そうじ)とは人間にとって、気分を良くし、快適に過ごすため、さらに、心もきれいにするために最低限やるべきことだ」という一節で見事に表現されています。

さらに、「書くべき書類を後回しにして、結局どんどんたまっていくばたいのときみたいだ」というたとえが、片付け(かたづけ)をしない状況(じょうきょう)を非常にリアルに伝えています。これにより、読者にとって視覚(しかく)的にも理解しやすい表現となっています。

終わりに、作文の結びで再び(つくえ)の状態に言及(げんきゅう)することで、書き出しの結びがよく書けています。全体として、日常の一コマから人間の心理や行動を巧み(たくみ)描写(びょうしゃ)しており、非常に読み応えのある作文でした。

項目(こうもく)評価】
-前の話聞いた話がよく書けています
-たとえがうまく使われています
-一般(いっぱん)化の主題がよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1259字/800字
思考点:79点
知識点:61点
表現点:69点
経験点:94点
総合点:73点
均衡(きんこう)点:-2点

 


■思考語彙 21種 27個 (種類率78%) 79点
いくと,いるかも,いるので,おくと,おらざる,するため,だから,とも思う,と思う,ないので,みると,も思う,やるべき,人間にとって,多いと,大きいため,感じるらしい,書くべき,片づけざる,積もれば,過ごすため,

■知識語彙 34種 49個 (種類率69%) 61点
人間,以外,体感,先生,刺激,勝手,口笛,夕方,天井,子供,小学,小物,年生,得意,快適,掃除,排泄,昨日,時間,書類,最低限,本当,様子,母親,気分,爆発,父親,竹竿,結局,自分,透明,週間,部屋,雑巾,

■表現語彙 90種 170個 (種類率53%) 69点
うち,きれい,こと,ころ,するため,そう,そのもの,その間,たち,とき,どこ,どっか,ばあちゃん,ほこり,みたい,みんな,もの,やり直し,よう,スペース,一,上,中,人間,今,他,以外,体,体感,何,働き,僕,先生,刺激,前,勝手,取り返し,口笛,塵,声,夕方,外,大きいため,天井,子供,家,小学,小物,山,山積み,年生,引き出し,後,後回し,得意,心,快適,手,拭き掃除,持ち場,掃除,排泄,昨日,時間,書類,最低限,本当,机,様子,母親,気分,爆発,父親,片付け,畳,私,竹,竹竿,結局,脳,自分,葉,逆戻り,透明,週間,遊び,過ごすため,部屋,雑巾,類,

■経験語彙 50種 70個 (種類率71%) 94点
いける,おく,おる,がる,くれる,しまう,しれる,せる,たまる,つく,つける,とも思う,と思う,なくす,のっかる,ふく,も思う,やる,れる,わかる,上げる,乗っける,入る,入れる,出す,吹く,埋もれる,干す,引き出す,怒る,感じる,手伝う,払う,捨てる,散らかる,敷く,書く,決める,済ませる,片づける,片付ける,積もる,経つ,置く,聞く,見つかる,過ごす,違う,開ける,隠れる,

■総合点 73点

■均衡点 -2点
 

大掃除と机
   小6 たくみ(nomutaku)  2025年7月3日

 昨晩母が苦労して片づけたおかげで、かなり快適そうな子供部屋になっていた。しかし、机の上がキレイなのもわざとらしい。だが、机の引き出しを開けてみると、昨日捨てていなかった小物類がごちゃごちゃ入っていた。先生は私の机の上を見て、「お、机の上もきれいになっているね。だけど引き出しはどうかな」と言って引き出しを開けた。

 家は、僕のスペースがあるが、そのスペースの机がいつもものがぎっしりと山のようにのっかていて、取り返しのつかないことになってしまっている。それで、いつもめんどくさがってしまって、片づけずにそのままになってしまうことが多い。他にも、そのものをどこに置くかを決めておらず、片づけても、結局は持ち場をなくしたものがまた机にどしどしのっかっていってしまう。母親から聞いているので本当かどうかはわからないが、実は父親が机の上にものを置いて行ってしまっているということがあるのだそうだ。さらに、僕のうちでは母親以外はみんな片付けが得意ではないので、いつも母親が片付けている。

僕も片付けをしたことはあるけど、母親に怒られてからすることがほとんどなのである。それで、ものが埋もれることまである。さらに、ものが多いと脳の刺激が大きいため、体感時間が長く感じるらしい。片づけるのがめんどくさくてどんどん汚くなる様子はまるで、書くべき書類を後回しにして、結局どんどんたまっていくばかりのときみたいだと思った。

 おばあちゃんが子供のころの大掃除は、小学3年生のころまでは子供たちはじゃまだから遊びに行かせて、その間に掃除を済ませてしまうのだそうだ。そのころの家は今とは違って、家の部屋中に畳が敷いてあって、その畳を外に出して干すのだそうだ。それで、夕方になったら竹竿でほこりを払って、それで家の中に入れた後、雑巾で拭き掃除をするのだそうだ。また、竹竿に竹の葉をつけて、それで天井をふいたりするのだそうだ。もし僕が掃除をする前に遊びに行けと言われたら、どっかに隠れて透明人間のようにこっそりと掃除の様子を見ているかもしれないと思った。また、見つかって手伝えと言われたら、口笛を吹きながら畳の上を拭き掃除しているかもしれないとも思った。

 僕は、いくら何でも机をきれいにするために上にあったものをみんな引き出しにしまっておくと、開けたときに中のものが爆発して部屋の中がまた散らかって一からやり直しになると思った。掃除とは人間にとって、気分を良くし、快適に過ごすため、さらに、心もきれいにするために最低限やるべきことだ。さらに、排泄は、人間の体を勝手にきれいにしてくれる働きのようなものなのだが、机は勝手にきれいになるなんてことはないので、やはり自分たちの手で片付けなくてはいけない。また、塵も積もれば山となるのように、少しだからいいやと思ってどんどん乗っけていくと、いずれ逆戻りしてしまうとも思った。僕は、せっかくきれいにした机が、1週間くらい経ってまたものが山積みになって、「あーあ」と声を上げた。