あえたしさん、作文の提出(ていしゅつ)ありがとうございます。今回の作文では、生物がどのように食べ物を選んでいるかという複雑(ふくざつ)なテーマを扱い(こい)つつ、自分自身の経験(けいけん)を交えることで読みやすい内容(ないよう)になっています。特に、納豆(なっとう)に対する最初の印象とそれがどのように変わっていったかの記述(きじゅつ)は、感情(かんじょう)移入(いにゅう)しやすく理解(りかい)も深まります。

また、昆虫(こんちゅう)の食(せい)と人間の味覚の変化を比較(ひかく)するアプローチは、非常(ひじょう)興味深く(きょうみぶかく)、科学的な視点(してん)個人(こじん)的な体験が上手く結びついています。このように、科学的な情報(じょうほう)個人(こじん)的な話が組み合わさることで、作文全体が立体的に感じられます。

たとえがうまく使われており、「まるでなにかの動物のフンみたい」という表現(ひょうげん)は、納豆(なっとう)に対する初めての感触(かんしょく)を強く印象づけます。これにより、読者はあえたしさんの感情(かんじょう)をよりリアルに感じることができます。

最後に、人間と昆虫(こんちゅう)の食習性(しゅうせい)についての理解(りかい)が深まったことを「わかった」と表現(ひょうげん)しており、学んだことが明確(めいかく)示さ(しめさ)れています。学びを自己(じこ)の成長に結びつける能力(のうりょく)は、これからの学習においても大いに役立つでしょう。

前の話聞いた話がよく書けています。
わかったことがよく書けています。
 

森リン評価 昆虫の進化の秘訣 ni 07月3週 あえたし
字数/基準字数:
1028字/700字
思考点:64点
知識点:63点
表現点:70点
経験点:66点
総合点:73点
均衡点:7点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:73点
知識点:72点
表現点:79点
経験点:74点
総合点:75点
均衡点:7点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙15種17個88%64点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙38種54個70%63点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙93種155個60%70点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙31種47個66%66点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1028字
 64点
 63点
 70点
 66点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 17種 19個 (種類率89%) 69点
nしかし,。しかし,。だから,いるから,いると,かぐと,が可能,ことにより,するため,つまむと,と思う,なので,なると,ぼくにとって,守ろう,食べざる,食べるため,

■知識語彙 38種 54個 (種類率70%) 63点
不思議,人間,以上,動物,味覚,哺乳類,変態,大人,大量,好物,安全,巨大,感心,成虫,成長,摂取,敏感,昆虫,本能,果実,栄養,毎日,減少,無意識,発達,短所,秘訣,節目,納豆,細胞,結果,羽化,胃袋,自分,解消,進化,運動,食物,

■表現語彙 94種 157個 (種類率60%) 71点
お母さん,が可能,くも,こと,ころ,するため,そう,そこ,それ,たち,つう,とき,なに,におい,はし,ぼく,みたい,もの,よう,ん,サイズ,センサー,フン,一,三,不思議,人間,今,代,以上,価,分の,動物,反すう,取り合い,味,味覚,命,哺乳類,変態,大人,大量,好物,嫌い,子ども,安全,巨大,年,性,感心,成虫,成長,摂取,敏感,昆虫,本能,果実,栄養,歳,毎日,毒,法,減少,無意識,物,生き物,発達,目,短所,秘訣,節目,糸,納豆,細胞,結果,羽化,胃袋,自分,舌,葉,葉っぱ,蕾,虫,解消,話,質,進化,運動,頃,食,食べるため,食べ物,食物,鳥,

■経験語彙 31種 49個 (種類率63%) 66点
かきまぜる,かぐ,くらべる,ただよう,つける,つまむ,つまる,できる,でる,とる,と思う,はじめる,もてる,られる,伸びる,信じる,分かる,切り替える,守る,悲しむ,感じとる,感じる,慣れる,減る,腐る,見分ける,読む,避ける,重ねる,飛び回る,食べる,

■総合点 74点

■均衡点 7点
 

昆虫の進化の秘訣
   小5 あえたし(aetasi)  2025年7月3日

草食の哺乳類でサイズの小さいものは、ふつう葉だけを食べず、もっと栄養のつまった果実などを食べる。巨大な胃袋をもてる大きな哺乳類は反すうが可能なので、葉の細胞質以上の栄養をとることができる。さらに鳥も葉っぱは食べない。栄養価の低いものを大量に摂取していては胃袋が重くなり飛び回ることができない。

しかし昆虫の成長の秘訣は、葉っぱという食物に目をつけたこと、さらに羽化を節目として食性と運動法を切り替えることだ。昆虫は変態することにより小さいサイズの短所を解消したのである。

ぼくがこの話を読んで感心したのは、虫も栄養価が高いものと低いものを見分けることができるということだ。

ぼくが納豆を初めて食べたときのことだ。お母さんが納豆をはしでぐるぐるかきまぜて、納豆をつまむとスーッと白い糸が伸びてきた。しかも、つーんとくさいにおいがただよってきた。

お母さんは美味しそうに食べていたけれど、ぼくにとっては、まるでなにかの動物のフンみたいで、そんなくさいものを食べるなんて信じられなかった。しかし、納豆をかきまぜるのは面白そうだし、くもの糸がでてくるようで不思議な食べ物だと思った。

ぼくは大きくなっていくにつれ、毎日納豆のにおいをかいでいると、だんだん納豆のにおいに慣れてきた。そして今のぼくは、納豆のにおいをかぐとおいしそうだと感じ、今では納豆が大好物になった。

小さい子どもたちは苦かったり、酸っぱかったりする食べ物が嫌いだ。なぜなら、本能に「苦い物は毒のある食べ物」や「酸っぱい食べ物は腐った食べ物」と感じ、食べないようにしているからだ。

つまり、子どもたちは無意識に自分の命を守ろうとするため、苦い食べ物や酸っぱい食べ物を避けているのだ。

それに、舌の「味蕾」という味を感じとるセンサーは子どもの頃に発達し、年を重ねるにつれて減少し、30歳から40歳代になるとなんと子どもの頃の三分の一まで減っていくのだ。だから、子どもの味覚は大人にくらべて、ずっと敏感なのだ。

生き物は、安全に食べるために進化してきたと分かった。人間は苦いものを毒だと感じたり、昆虫は小さいころは取り合いにならない葉を食べ、成虫になると栄養価のある軽いものを食べはじめる。人間が小さい頃は苦いものを食べられなかったりするのは進化の結果なので、そこまで悲しまなくてよいのではないか。