人間関係の問題
中1 あかえか(akaeka)
2025年7月3日
人間関係の問題
あかえか
人間はほかの人間と自由に交わることができる。夫婦でさえ、それぞれの当事者の選択で成立する人間関係だ。しかし、その中で血縁関係という例外がある。現代の特徴の一つは、親子の関係が「問題」化してきたことだろう。その理由はまず第一に、変化する社会の中で親と子の経験が異質化したことに注目したい。「子をどう育てていけばよいか」という疑問は、伝統社会の親から見れば想像を絶している。子は自分が育ててもらったのと同じように育てればよいだけだ。現代社会の親は子供の時を思い出し育てるの出ないため、乳児経験から親子の間には大きな落差が作られている。そして、ここから親子の間には一種の緊張感が生まれてゆく。
私たちは社会の大きな変化を受け入れ、新たな親子の関係を作る必要があると思う。
その理由は第一に、受け入れられなければ成長することができなくなるからだ。例えば、私は習い事としてバイオリンを習っているが、もし先生のアドバイスや注意を聞き、それを生かそうとしなかったらたとえ自分が「これをうまくなりたい。」と思ったとしても、コツがわからないので何も変わらないからだ。また、先生は技術を教えてくれるので、基礎を定着させることが重要だ。しかし、母はバイオリンの技術はあまりわからないけれど、大切なアドバイスをしてくれるので、聞き入れないと肝心なところが抜けることになってしまうと思う。
私たちは社会の大きな変化を受け入れ、新たな親子の関係を作る必要があると思う第二の理由は、よいことや物は、あれこれ手を加えなくても自然と残っていくからだ。たとえば、「年賀状」は少しずつなくなっていっているが、スマートフォンなどの通信機器が作られても今まで残り続けている。私の友達は、お正月には年賀状の代わりにスマートフォンのアプリを使ってみんなに「あけおめ」と送ると言っていた。私も、そんな風にアプリを使うのは時間が短くて済むので便利だと思うけれど、やはり手書きの年賀状のように心がこもっているほうが受け取ったほうも送ったほうもうれしくなると思う。
確かに、今までのことではなく新しいことに目を向け、成長していくということも重要だ。しかし、「経験は最良の教師である。」という名言があるように、進化していくことだけを考えるのではなく自分がもらったことやしてもらったこと、自分が知らない時からあったもの良さも考え、それを生かしていくということが大切だ。