新しいことを取り入れるのはよい
   中1 あかそよ(akasoyo)  2025年7月3日

 人は他人と自由に交わることができる。学校や職場での友人、夫婦でさえ選ぶことができる。しかし、選ぶことが出来ない人間関係が一つだけある。それは親子関係だ。親子関係だけは選ぶことが出来ない。子供が生まれた瞬間に親子関係は決まっている。親子関係だけは誰にもどうすることもできない。しかし、現代では親子関係が「問題化」してきた。昔は子どもは親の複製品だったが、現代社会ではどんどん社会が進歩し、変化するためどんなふうに子どもを育てていったらいいのかといった疑問が出てくる。オムツの当て方、授乳の仕方までが、一昔前までは自分と同じようにすればよかったのに今ではこういったことも変わっているからどうすればよいのか分からなくなるのである。新しい物事を取り入れるのはよいと思う。



 第一の理由は生活が便利になるからだ。水道や電気、ガスなどといったものが色々なところに行き届いている。それが最近では、水道水を冷やしてくれる冷水器や、きれいな水のタンクをセットしてボタンなどを押すだけで冷水と温水が出てくるウォーターサーバー、自分の家で電気を作る発電機、さらにはガスよりも安全性が上がった電気を使うオール電化などのものも登場してきている。こうなっていくことで、井戸で水をくんでいたものが蛇口をひねるだけで水が出てきてわざわざ火を囲炉裏などで他いていたのがスイッチを動かしたりツマミを回したりするだけで明るくなったっり火が付いたりするようになった。さらにはもっといろいろな便利なものも出てきた。



 第二の理由はいろいろなことができるからだ。旧石器時代、家がなかったころは動物が来ないか、洞窟が崩れはしないか、水がしみてこないかなどといろいろ心配していたものが縄文時代になって竪穴式住居ができ、だんだんと丈夫になってきて今では密閉性も高くクーラーやストーブなども使えて風雨もしのげるようになった。こうなることで心配事が減って安心して寝ることができるようになったり、自分の趣味や仕事、宿題などやりたいことに専念しやすくなったりしたのではないのかと思う。そうすることで生活をする効率が一気に上がるであろう。これは家という新しいものを取り入れたからであってもしも取り入れていなかったらおびえながら生活をしないといけなかっただろう。だから新しいことを取り入れるのはよいのだ。



 確かに、親から子へ、子から孫へと同じことをどんどん伝えていく方が失敗をすることはかなり減るが、「何事もしないものだけが失敗もしない」という言葉もあるように、失敗しないのは何もしないのと同じ、したがってなにも変化しないため何も便利にならない。しかし、新しい物事をどんどんと取り入れていったとすれば利便性が向上しいろいろなものの効率が良くなり人々の生活がどんどん結果的に安定していく。だから、いろいろなことに失敗を恐れずにどんどん挑戦していって、自分たちの生活の不便なところをなくしていって生活するうえで使うものをどんどん便利にしていくべきだと思う。そうすればもっとやらなければならないことや不安が減って生活が充実してくるだろう。