自然は心身に癒しをもたらし、幸福感や創造性を高める力を持っていっる。
   中1 なかすけ(nakasuke)  2025年8月1日

 作曲に集中しているとき、不意に、音楽というものが、自分の知力や感覚では、捉えようもない(神秘的な)ものに思われることがある。音楽という有機的な流れの中では、その(ひとつの和音の)響きは千変万化するもので、その表情の豊かさは、まるで、生きたもののようである。ではなぜ、音は、恰も生きたもののようにその表情を変えるのだろう?即ち、音は、間違いなく、生き物なのだ。そしてそれは、個体を有さない自然のようなものだ。自然から学ぶことは余りにも多い。自然の(この地球の)記憶の層の、深い、遥かな連なりを見出すのは、私のような者には、とても容易なことではないが、せめて季節毎の変化の相、その推移を感じとれる感受性を身につけたい。僕たちは自然と触れ合い、多くのことを学び得るべきだ。

 第一の理由として、自然から探究心やコミュニケーション能力など、生きる力を育むことができるからだ。ここでの生きる力とは、自然に親しみ、理解することや環境に対する意識を持ち、生命の大切さを知ること、想像力、発想力、表現力、豊かな心を持つこと、疑問を解決しようとする気持ちが生まれること、探究心が芽生えること、自主性が芽生えること、協調性、コミュニケーション力、健康で丈夫な体、情緒の安定などである。小学校の頃、鋸南・日光自然教室というものがあった。普段は体験することができない、自然との触れ合いから、動物を観察することや模倣することで知識を学んだり、厳しい環境に適応するための知識や、自然体験活動によって、自主的に取り組む力を育むことができるのだ。人為的なことや、決まったことだけを学ぶのではなく、自然体験をし、五感をフルに働かせ、柔軟性や感受性を高めていきたい。

 第二の理由として、自然と触れ合うことで、自分を見つめ直し、自分の本質を知ることができるからだ。自然体験は、科学文明に頼らず、自分なりに想像し、考察することができる。また、自然がもたらす効果に、ストレス時に高まる交感神経活動の低下、リラックス時に高まる副交感神経活動の上昇、脈拍数の低下、血圧の低下、コルチゾール(ストレスホルモンの一種)濃度の低下、脳前頭前野活動の鎮静化などがある。そうすることによって、今の考え方や価値観から抜け出し、新たな自分を知ることができ、自然を広い視野で見たり、様々な角度で自然を捉えることによって、新たな発見や学びが生まれる。それが、自分の本質を探す糧となる。自然がもたらす効果によって、自分の傲慢で合ったり、欲張りな気持ちを抑え、それが、好奇心へとつながっていくのだ。

 確かに、新しいことへの変化を受け入れ、自分自身の技術を高めていくことも必要だ。しかし、「人間が完全に自然から離れることはない。あくまで人間は自然の一部だ。」という名言があるように、人間は独立していくことができない。自然には僕たちが想像できないほどの長い歴史がある。自然との触れ合いを大切にし、僕たちが自然と一緒に未来を創造していきたい。