テストの必要性
中1 あささわ(asasawa)
2025年7月7日
「テスト疲れた~」
「結構勉強したから自信あるんだ」
少し前に私の学校で中間試験があった。小学校では単元ごとにテストがあるだけだったので「中間試験」という、1年に1,2回ほどしかないテストは初めて受けたのだ。先生がどんな問題を出してくるのか分からず、とても緊張していたがこの体験をしたおかげで、いつも後回しにしている勉強もテスト期間に入ればいつもよりしっかり勉強に取り組むことができた。さらに、テストは失敗がつきものだが、もし失敗をしても次のテストで今回の失敗を成功に変えられるようにたくさん勉強をしようと目標をたてられたのでテストはとてもいいと思う。
第一の理由として、テストは勉強する時間がいつもよりも増えるし、何より勉強の効率が良くなる。テスト期間中は「なんとしてでも満点を取りたい」という目標があったので普段は一日3時間勉強しているのが、テスト期間では一日6時間ほど、休日はその二倍勉強して、朝から晩までみっちり勉強できた。ただ、最初は時間の使い方がわからなく、一つの教科に2時間以上使ってしまい、勉強が一向に進まなくなっていた。自分のやり方があっているのかすごく不安だったので、学校の先生に効率のいい勉強方法を教えてもらった。先生は「テスト期間では全くわからない問題は時間をとるので後回しにし、少しわかるけど答えに迷う問題から先にやれば効率がいいよ」と言っていた。その通りに実行してみると、いつもより勉強が一時間早く進んだ。そのおかげで、自分ができない問題にも気づけた。ただ注意したほうがいいのは、テストぎりぎりに新しい問題集を買うとできない問題を見つけた時、自分を不安にさせてしまうのはもちろん、テストまで時間がないので新しく学ぶこともできなくなってしまう。しかも、どれから手を付ければいいのかわからなくなり、逆に効率が悪くなる。テストが不安でギリギリまで詰め込みたくなる気持ちもわかるが後悔する可能性が高いのでテスト前ギリギリに買うのはよくないのだ。
二つ目の理由は高校入試に役立つということだ。テスト期間は「どんな問題が出るのか」、「間違えたらどうしよう」など、とても緊張していたのだが、この緊張も高校入試に必ずあると思うので、その体験を今のうちにしておくことはとても大切だと思った。さらにその緊張をなくすため、もっと勉強しようと思えたのも非常に大切だ。また、私は今回のテスト前日に夜遅く寝てしまったので、テスト当日は全く頭が回らなく、テストに集中できなかった。そのため、高校入試では絶対に早寝早起きをし、体調万全の状態で試験が受けられるようにしよう、と新しい対策を覚えた。また、テスト結果で「自分がどういう問題に弱いのか」、「どうして間違えたのか」といった自分の弱点を知れるので次のテストに向けて入念に勉強できるようになった。私は今回のテストで、迷って答えた問題、2問が不正解になってしまった。どちらとも最初に正解を書いたのだが、見直しの時に合っているか不安で違う答えに書き直したところ、不正解になってしまった。この問題が合っていればテストは満点だったので、とても悔しい思いをした。だがここでめげずに、しっかりと復習をしようと思えたのでいい経験になった。
確かに、テストのために勉強するのは面倒くさいし後回しにしたくなることがある。だが、テストのおかげで自分の実力を確かめられたり、勉強する時間が増えて勉強が楽しくなったりするかもしれない。「何事もしない者だけが失敗もしない。 」という名言があるようにテストに失敗はつきものだが、失敗を恐れて何もしなければ、成功も失敗も得られないことになる。それならば、何か努力をして成功して喜んだり、失敗したら次に生かせる何かを見つけたり、することはとても大事だということだ。だがここで間違えないでほしいのが、テスト結果で他人と張り合うのはよくないということだ。テストはその人自身がどのくらいの実力を持っているのか確かめるためのものだ。私は実際に他人と張り合う人達を見たのだが、必ずどちらかが悔しい思いをして、勉強を放棄するくらいならしないほうがいいと思った。そうしないために、「今回のテストでは満点を取りたい」や「前回よりいい点を取る」などといった目標を決めてテストを受けることで、周りではなく自分自身と向き合うための心構えができるのだ。私は今回の中間テストで学んだ経験を生かして、入念に対策を練っていきたい。そして、次のテストでは必ず満点を取りたい。