<<え2018/102pみ>>
 第一段落、難しい言葉でしっかりまとめている。
 カットの絵は、よく見つけたね。

 第二段落の絵も、よく探した(笑)。

 失敗した人に対しても考慮(こうりょ)される社会というのは大事。

 「7つの習慣」というのは、いい本を読んでいるね。

みさとさん、作文を拝読しました。まず、学びと創造についての考察が深く、読み手を引き込む(ひきこむ)内容でした。特に、「学問の本質は知識の蓄積(ちくせき)ではなく、考えることにあり」という部分では、学びの真の意味を良く捉え(とらえ)ており、その後の展開も論理的です。
また、自らの体験を取り入れながら、逆境を乗り越える(のりこえる)ことの重要性を説いている点が印象的でした。体験実例がよく書けています。

生き方の主題についてもしっかりと書かれており、これが読者にとって非常に説得力を持たせています。さらに、方法論についても「失敗を恐れ(おそれ)ずに挑戦(ちょうせん)すること」という具体的なアプローチを提示しており、方法がよく書けています。

名言を引用して、自身の考えを補強する技術も見られ、「7つの習慣」からの引用は非常に効果的でした。名言がよく書けています。

全体的に、みさとさんの作文は内容が豊かで、自己の内省と外部の知識を巧み(たくみ)に結びつけています。読んでいて思考を促さ(うながさ)れる作文であり、その書き手としての能力の高さを感じさせます。

項目(こうもく)評価:
-体験実例がよく書けています
-生き方の主題がよく書けています
-方法がよく書けています
-名言がよく書けています

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1431字/800字
思考点:95点
知識点:80点
表現点:85点
経験点:85点
総合点:91点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 27種 35個 (種類率77%) 95点
 例えば, 確か,、可能,、第,。しかし,。確か,くると,しまうと,するため,すれば,そう思える,そのため,たため,だろう,と思う,と考える,なければ,ならば,なるため,は第,また第,人に対して,学生にとって,恐れざる,立ち向かおう,貧しいから,逃げざる,

■知識語彙 62種 95個 (種類率65%) 80点
上達,人生,人間,体制,体育,体験,余裕,倒立,全日,公立,制度,受験,大切,失敗,奨学,存在,学校,学生,定時,家庭,小学,小学生,年生,志望校,恐怖,感覚,成人,成功,成長,挑戦,授業,方法,景色,本質,状態,状況,目標,社会,私立,積極,立場,経験,練習,習慣,考慮,背中,自分,苦手,試験,転回,退屈,逆境,通信,進学,運動,達成,選択,部分,重要,順境,高校,魅力,

■表現語彙 126種 201個 (種類率63%) 85点
 確か,、可能,。確か,あと,うち,きっかけ,こころ,こと,ころ,するため,そのため,たくさん,たため,なるため,はじめ,もの,よう,アクロバット,ジャンル,スティーブン,タイプ,ダンス,ブリッジ,プラス,マット,一,上達,事,二,人,人生,人間,今,他,体制,体育,体験,余裕,倒立,側,先,全日,公立,共,制,制度,受験,回,場,壁,大切,失敗,奨学,姿,存在,学校,学生,定時,家庭,小学,小学生,年生,床,度,心,志望校,性,恐怖,感覚,成人,成功,成長,手,挑戦,振り付け,授業,方,方法,時,景色,本質,核,楽,様々,次,母,状態,状況,生き方,的,目標,社会,私,私立,積極,立場,経験,練習,習慣,考慮,肩,背中,自分,色々,苦手,試験,転,転回,退屈,逆境,通信,進学,運動,道,達成,選択,部分,重要,金,間,限り,順境,高み,高校,魅力,7つ,

■経験語彙 44種 58個 (種類率76%) 85点
いける,おびやかす,しまう,そう思える,そなえる,できる,とく,と思う,と考える,なくなる,られる,れる,わかる,乗る,作る,倒れる,入る,入れる,出る,変える,始める,広がる,得る,思い切る,恐れる,持てる,据える,止める,決める,痛める,目指す,知る,立ち向かう,続く,習う,落ちる,見える,読む,負ける,逃げる,進む,過ごす,重ねる,防げる,

■総合点 91点

■均衡点 5点
 

逆境に立ち向かえ!!
   中3 みさと(aetami)  2025年7月4日



 生きることは学びであり創造することでもある。学問の本質は知識の蓄積ではなく、考えることにあり、新たな発見や創造にこそ意義がある。知識や読書はそのための材料にすぎず、覚えることにとらわれず自由に考えることで、学ぶ喜びが得られる。創造の力は、蓄積された知識や経験(因)と、それを引き出す外的な刺激や条件(縁)によって生まれる。特に逆境(逆縁)は創造を促す重要な要因であり、成功する人はこの逆境を糧にする力を持っている。創造には困難を乗り越える力が深く関わっているのだ。

 私は、逆境をプラスに変えていけるような生き方をしたいと思う。

 そのための方法としては第一に、失敗を恐れず、積極的に色々なことに挑戦していく事である。ずっと楽な道を進んでいては、自分が成長する事を止めているようなことだ。

 例えば、私は小学生のころ、アクロバットができなかった。ダンスを習っていたため、ダンスの振り付けで側転や転回などのアクロバットが入ってくることがあった。でも、私はどうしても恐怖心に負けてしまって、挑戦すらしない状況が続いていた。だが、小学6年生のころ、ダンスのジャンルを変えたことをきっかけに、もっとダンスの高みを目指すならば、アクロバットから逃げられないとわかった。そこで、壁倒立から始めてみた。学校の体育「マット運動」の授業でも、思い切って倒立ブリッジから始めてみた。はじめは倒立からそのまま床に倒れて背中を痛めたりもした。だが、たくさん練習すればするほど、上達していくもので、今となっては、恐怖心などなくなった。倒立時の肩に乗る感覚も手に入れたし、失敗を恐れない心も手に入れた。その状態にくると、あとはさらに成長を重ねていくだけになるのだ。

 また第二の方法としては、失敗した人に対しても考慮されるような社会体制を作ることである。「学生のうちに失敗しとけ。」私の母はそういった。確かに、成人して社会に出てしまうと、一度の失敗は自分の立場をおびやかしたりするような、「次はない」ものになってしまうのだろう。では、学生にとっての人生に関する重要な選択、受験はどうだろうか。

 例えば高校受験では、公立・私立、全日制・定時制・通信制…など、様々なタイプの高校が存在することで、第一志望校に落ちても、「社会的に行き場がない」状態にはなりにくくなっている。また、他にも、奨学金制度があったりと、「家庭が貧しいから進学できない」という状態も防げるようになっている。一回限りの試験ではなく、長い間共に過ごしたりする方が、人間の本質や魅力もさらに見えてくるものだと思う。

 確かに、逆境よりも順境にいた方がこころに余裕を持てる。しかし、私は「成長」を経験しなければ、人生が退屈になると考える。

 スティーブン・R・コヴィーによる「7つの習慣」を読んで、自分の核となる本質的な部分を決めることが大切だと知った。そこで、私は「成長」を据えることにした。成長すれば、新しい景色が見える。成長すれば、可能性が広がる。成長すれば、次の失敗にもそなえられる。そんな「成長」の先には、目標を達成するための道がある。そうなるために、私は、苦手なことから逃げずに、立ち向かおうと思う。逆境に立ち向かう姿ってかっこいい。自分をそう思えるよう、その成功体験をたくさん得て、成長していきたいと思う。