はるまきさん、今回の作文「子供(こども)と大人の個性(こせい)」を読ませていただき、とても興味深い(きょうみぶかい)内容(ないよう)でしたね。
お母さんとの日常(にちじょう)の会話から始まり、お母さんの子供(こども)時代のエピソードにつなげる流れが自然(しぜん)で、読みやすかったです。

特に(とくに)、お母さんが子供(こども)(ころ)に黄色い服を着続け(つづけ)た理由や、モンチッチにハマっていた話は、お母さんの個性(こせい)背景(はいけい)色濃く(いろこく)表れていて面白かったですね。
また、はるまきさんがお母さんの話を聞きながら、自分自身も大人になる変化(へんか)を楽しみにしている部分が、とても感じが良く(よく)伝わっ(つたわっ)てきました。

心の中で思ったことがよく書けていますし、動作情景(じょうけい)結び(むすび)もしっかりと書かれていました。
お母さんの子供(こども)時代の話を聞いて、それに対するはるまきさんの反応(はんのう)や感想も自然(しぜん)で、読んでいて微笑ましく(ほほえましく)感じました。

全体を通して、はるまきさんの観察(かんさつ)()表現(ひょうげん)力が光る作文でした。
これからも、色々な人の話を聞いたり、自分の感じたことを素直(すなお)書き留める(かきとめる)ことで、さらに豊か(ゆたか)表現(ひょうげん)ができるようになると思います。
次回の作文も楽しみにしていますね。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-たとえがうまく使われています
-前の話聞いた話がよく書けています
-ですますがよく書けています
-心の中で思ったことがよく書けています
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています
 

森リン評価 子供と大人の個性 ti 07月4週 はるまき
字数/基準字数:
1153字/500字
思考点:56点
知識点:54点
表現点:59点
経験点:64点
総合点:64点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:58点
知識点:56点
表現点:62点
経験点:66点
総合点:61点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙12種17個71%56点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙25種34個74%54点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙68種115個59%59点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙30種41個73%64点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1153字
 56点
 54点
 59点
 64点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 12種 17個 (種類率71%) 56点
、なぜ,いえば,いくかも,しか思う,そろば,だろう,で思う,どう思う,ないので,なると,も思う,?だから,

■知識語彙 25種 34個 (種類率74%) 54点
予想,人形,仰天,個性,元気,処理,変化,大人,大変,委員,子供,存分,学級,容姿,年代,想像,文房具,時代,毎日,洋服,流行,病院,自分,自然,黄色,

■表現語彙 68種 115個 (種類率59%) 59点
おしゃれ,お母さん,こと,これ,そう,つぶら,とき,びっくり,よう,ん,アイデア,クセ,タイプ,ブーム,中,予想,人形,今,仰天,何,個性,元気,処理,別,変化,外,大人,大変,好き,委員,姿,子供,存分,学級,容姿,年代,弟,心,想像,文房具,時代,服,毎日,毛,気,気持ち,洋服,流行,猿,男の子,病院,的,皮,瞳,私,答え,者,腰,自分,自然,話,逆,長,頃,顔,鶏,黄色,鼻,

■経験語彙 30種 41個 (種類率73%) 64点
あげる,しかめる,しか思う,しれる,そる,ちゃう,つかう,つく,てる,できる,で思う,どう思う,もらう,も思う,られる,わかる,ハマる,乗る,入れる,取る,寝る,巻き起こす,抜ける,抱く,楽しむ,比べる,生まれる,着せる,着る,聞く,

■総合点 64点

■均衡点 6点
 

子供と大人の個性
   小4 はるまき(akoruka)  2025年7月4日

     子供と大人の個性

             はるまき

 「このワンピースとこのトップス、どっちが私に似合うと思う?」

太陽が眩しい朝、お母さんはいつも私にそう聞いてくる。

「う〜ん⋯こっちトップスの方が動きやすくていいと思うよ。」

私は、重いまぶたをこすりながら答える。ありがとうと言いながら私が選んだトップスを体に合わせる、そんなお母さんの子供の頃が気になっている私がいた。

 ファッションや容姿に気をつかっているお母さんは、子供の頃もおしゃれだったのだろうか。そんなことを、お母さんに聞いてみることにした。

「私ね、ずっと黄色い服を着てたんだよねー。」

当たり前のようにそう答えるお母さん。まさかっ、そんなことが⋯!!今は淡い色が好きなお母さん、なぜ子供の頃は元気な黄色い服を着ていたのだろう。

「私、弟がいるでしょ?だから、弟に小さくなった服をあげやすいように、男の子も着やすい黄色の服をずっと着ていたんだよね〜」

予想外の答えに、私は顔をしかめた。私は、弟がいても自分の好きなタイプの洋服を着たい。ずっと黄色の服を着せられることを、お母さんはどう思っていたのだろうか。

「別に、いいアイデアだな〜くらいしか思ってなかったよ!」

今はおしゃれなお母さんから、毎日黄色い服を着ている姿を想像することができない。大人になると、自然と容姿に気をつかうようになるのだろうか。まぁ、私が大人になったときには、お母さんの気持ちもわかるようになるだろう。

 私はそろばんと文房具にハマっているが、お母さんの子供時代は何にハマっていたのだろう。

「私ね、モンチッチにハマってたんだよねー!」

モンチッチ。あの猿の人形か。つぶらな瞳にふさふさした毛、あまり猿のような姿ではないが、とてもかわいい。そういえば、お母さんが生まれた1970年代はモンチッチが大ブームを巻き起こしていたと聞いたことがある。流行にはいちおう乗っていたことがわかる。

「それで、ずっとモンチッチを抱いて寝てたら、モンチッチの毛をブチブチ取って、自分の鼻の中に入れるクセがついちゃったの!」

これは、腰が抜けそうになるびっくり仰天な話だ。病院に行って、毛を処理してもらうのも大変だったそうだ。でも、モンチッチが鶏の皮のようになっている姿はなかなか想像できないので、毛が抜けたモンチッチを見てみたいなとも思った。

 学級委員長タイプの私に比べて、今はしっかり者のお母さんは、だいぶ個性的な子供だった。もしかしたら私も、逆にこれから個性的になっていくかもしれないので、そんな子供から大人になる変化を存分に楽しみたいなと心の中で思った。