巳之助の話を通じて、時代に合わせた変化(へんか)必要(ひつよう)(せい)理解(りかい)し、それを自分の経験(けいけん)関連づけ(かんれんづけ)て考えを深めている点が素晴らしい(すばらしい)です。

特に(とくに)、シャープペンシルに変え(かえ)体験(たいけん)から、過去(かこ)の道具と今の道具の違い(ちがい)を実感し、その進化について考察(こうさつ)している部分は、非常(ひじょう)印象(いんしょう)(てき)です。

また、母親の誕生(たんじょう)日会のエピソードを引用することで、昔と今の道具の違い(ちがい)を具体(てき)示し(しめし)、読者にも親しみやすく理解(りかい)しやすい内容(ないよう)になっています。

文章全体を通じて、「です・ます」調を使った説明(せつめい)がしっかりと書かれており、読みやすいです。

また、シャープペンシルを使った(さい)の「まるで、書道の先生になって、お手本を書いてみせているよう」という表現(ひょうげん)は、たとえが上手く使われていて、具体(てき)感覚(かんかく)伝える(つたえる)のに効果(こうか)(てき)です。これにより、文が生き生きとして感じられます。

心の中で思ったことがしっかりと書かれているため、読者としては作文に書かれた感情(かんじょう)や思考を共感(きょうかん)しやすくなっています。最後(さいご)に、新しい道具を作りたいという(ゆめ)述べ(のべ)て終わることで、未来(みらい)への希望(きぼう)を感じさせる良い(よい)結び(むすび)となっています。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-ですますがよく書けています
-たとえがうまく使われています
-心の中で思ったことがよく書けています
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています

内容(ないよう)★ 構成(こうせい)◎ 題材(だいざい)◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:956字/500字
思考点:67点
知識(ちしき)点:46点
表現(ひょうげん)点:53点
経験(けいけん)点:61点
総合(そうごう)点:58点
均衡(きんこう)点:2点

 


■思考語彙 16種 21個 (種類率76%) 67点
。だから,。なぜ,いくから,かわろう,くれば,しまうかも,たから,たので,たまるから,と思う,ないと,ならば,なるから,なれば,のため,みると,

■知識語彙 13種 21個 (種類率62%) 46点
一番,三角形,便利,先生,全部,商売,大人気,大変,書道,簡単,絶対,誕生,道具,

■表現語彙 55種 90個 (種類率61%) 53点
えん,お客,お手本,お話,お金,きれい,さん,しょう,そう,そこ,たくさん,とき,ところ,のため,ふつう,ほう,ぼく,みたい,もの,よう,ろうそく,ん,ケーキ,シャープペンシル,バースデー,マッチ,ロウソク,一番,三角形,世の中,今,会,便利,先生,全部,印,商売,大人気,大変,子ども,字,店,日,昔,書道,母,気,火,筆,簡単,絶対,続き,話,誕生,道具,

■経験語彙 28種 45個 (種類率62%) 61点
いける,えむ,おどろく,かわる,しまう,しれる,たまる,つく,つける,とける,と思う,みせる,られる,れる,付く,作る,使う,出る,売れる,変える,変わる,捨てる,書く,書ける,棄てる,残る,求める,読む,

■総合点 58点

■均衡点 2点
 

自分らしいことに気がつく
   小4 あけおお(akeoo)  2025年7月3日

 巳之助は、マッチのかわりに、マッチがまだなかったじぶんに使われていた火打ちの道具を持ってきた。

 巳之助は、今になって、自分のまちがっていたことがはっきりとわかった。ランプはもはた古い道具になっていたのである。電灯という新しいいっそう便利な道具の世の中になったのである。

 古いしょうばいがいらなくなれば、男らしく、すっぱろそのしょうばいは棄てて、世の中のためになる新しい商売にかわろうじゃないか。 

 この話を読んで、ぼくが一番、印しょうに残ったところは、古い商売から新しい商売に変わるというところです。なぜならば、古い商売をしていても、求められるものはどんどん新しくなっていくから、古い商売を捨てて、新しい商売をしたほうが、たくさんお客さんもくるし、そこのお店が大人気になったらお金もたくさんたまるからです。

 ぼくは、子どもは、えん筆を絶対に使わないといけないと思っていたけれど、先生に、

「シャープペンシルを使ってもいいよ」

と言われたので、えん筆を使わなくてもいいんだなと思いました。そして、三角形の太いシャープペンシルを使ってみると、すごく使いやすいし、きれいに字が書けました。まるで、書道の先生になって、お手本を書いてみせているようです。えん筆からシャープペンシルに変えてみて、ぼくは新しい道具に変えて良かったと思いました。

 誕生日会のとき、母は昔、マッチでバースデーケーキのろうそくに火をつけていたそうです。だけど、ロウソクになかなか火がつかなくて、ロウソクがとけてしまったりして、全部のロウソクに火をつけるのにせいいっぱいだったそうです。だけど、チャッカマンを使ったら、簡単に全部火が付いたので、母は、

「便利なものがあるんだなあ」

と、おどろいたそうです。ぼくは、今はふつうに使われているチャッカマンだけど、昔はマッチしかなかったから、大変だったんだなと思いました。

 今は、新しいものがどんどん出てきて、古いものがどんどん売れなくなるから、チャッカマンだって、新しいものがどんどん出てくれば売れなくなってしまうかもしれないと思いました。だから、ぼくは、新し道具を作ってみたいです。また、このお話の続きがとても気になっています。