父の楽しい経験
   小4 ちぴ(asatihi)  2025年7月1日

 父の楽しい経験 





 「うひょー、この水、飲めるんじゃないかー。」

父が子供のころのはしゃいだ声が私の頭の中でひびいています。私は、父の子供時代が楽しそうだったのでくわしくインタビューしてみることにしたのです。

 私が聞きたいことは二つで、一つ目が子供のころ、好きだった遊びについてです。子供の遊びは時代によって大きく異なります。

だから、私は今好きな遊びと比較してみたいと思いました。そして、二つ目が好きだった行事についてです。こちらも遊びと同様に時代によって異なります。

この二つのことで父にインタビューしました。

 まず、父の好きな遊びについてです。父の好きな遊びは「ろ過」でした。父が子供のころは近くに川がたくさんあったそうです。そこで、

ペットボトルで簡単なろ過を行い、友達とふざけて

「この水、飲めるよな、飲んでみようぜ。」

と、ろ過した水を口に入れて、はきだしていたそうです。私の家は完全な都会で、川も近くにないし、少し遠くまで行って、川があっても、そこの川は

子供が遊べるほどきれいな水ではないのです。ですから、私の好きな遊びはルールドッジボールです。ルールをやぶると退場になります。私の好きな遊びと父が

子供のころ好きだった遊びを比較して、自然を遊びに利用しているということがとても面白かったです。遊びは環境によっても違ってくるのだな、

と父の話を聞きながら私は思いました。父が川で友達と一生懸命ろ過を行っている様子が想像できます。今のきちんとした父と川でわははと上機嫌に

笑っている少年が全く結びつきません。私も一度は近所のきれいな川で川遊びをしてみたいです。

 続いて父の好きな行事についてです。父は「どんど焼き」が好きだったそうです。一月十五日にあり、しめ縄を焼く行事のことらしいです。父の場合、会場が

小学校で、行きやすかったそうです。父はどんど焼きの思い出話をしてくれました。どんど焼きの後はこたつに入ることができたと言っていました。

四年生のころ、父は軽い風邪をひいてどんど焼きの会場に行って、こたつに入るときにインフルエンザにかかっていました。あまり寒かったのでふるえていた

そうです。私は、父が震えている姿を想像してみました。本人がとてもふるえていたといっていたので相当なふるえだったと思います。きっと、まるで

つつかれたゼリーのようにふるえていたと思いました。父はただふるえていただけで誰にも言わなかったそうです。そこが自分で解決したがる

今の父に似ていました。私の学校の行事はせいぜい二つか三つであまり伝統的ともいえないし、学校特有の行事というわけではなさそうなので

父がうらやましいです。

 私は、父のインタビューを通して父の子供時代がどのようなものであったか以前より知ることができました。また、それにより、父のことを

よりくわしく知れたような気持ちになります。父の子供時代が少しばかりうらやましいですが、私も現代の遊びなどを生かして誰かに自慢できるような

思い出を作っていきたいです。