ちぴさん、今回の作文「父の楽しい経験(けいけん)」を読ませていただきました。
父の子供(こども)時代の楽しそうなエピソードを通じて、過去(かこ)現代(げんだい)違い(ちがい)を感じ取ろうとした取り組みが素晴らしい(すばらしい)ですね。
特に(とくに)、父が子供(こども)(ころ)に楽しんでいた遊びや行事を詳しく(くわしく)聞き出し、それを自分の経験(けいけん)比較(ひかく)してみるというアプローチはとても興味深い(きょうみぶかい)です。

父が川で水をろ過(ろか)して遊んだ話は、自然(しぜん)触れ合う(ふれあう)機会(きかい)が少ない現代(げんだい)子供(こども)たちにとって新鮮(しんせん)体験(たいけん)かもしれませんね。
その遊びを現代(げんだい)のルールドッジボールと比較(ひかく)することで、時代や環境(かんきょう)違い(ちがい)をうまく表現(ひょうげん)しています。
また、「どんど焼き(やき)」という行事について詳しく(くわしく)記述(きじゅつ)した部分も、地域(ちいき)の文化や伝統(でんとう)触れる(ふれる)貴重(きちょう)機会(きかい)となっていることが伝わり(つたわり)ます。

文章中で、「まるでつつかれたゼリーのようにふるえていた」というたとえが使われており、その表現(ひょうげん)が場面を生き生きと描い(えがい)ていて印象(いんしょう)(てき)です。
また、父の子供(こども)時代の話だけでなく、自分自身の感想や願望(がんぼう)織り(おり)交ぜているため、文章が一層(いっそう)深みを持っています。

これからも、さまざまな人の話を聞いて、それを自分の言葉で表現(ひょうげん)する力をますます磨い(みがい)ていってくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-たとえがうまく使われています
-前の話聞いた話がよく書けています
-心の中で思ったことがよく書けています
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています
 

森リン評価 父の楽しい経験 ti 07月1週 ちぴ
字数/基準字数:
1340字/500字
思考点:54点
知識点:57点
表現点:61点
経験点:57点
総合点:65点
均衡点:8点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:8点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙11種13個85%54点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙29種38個76%57点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙73種135個54%61点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙25種34個74%57点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1340字
 54点
 57点
 61点
 57点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 11種 13個 (種類率85%) 54点
。きっと,ことらしい,それにより,たので,と思う,なので,の場合,は思う,ません,もいえ,環境によって,

■知識語彙 29種 38個 (種類率76%) 57点
一月,一生懸命,上機嫌,以前,会場,伝統,利用,友達,子供,学校,小学校,少年,年生,想像,時代,本人,様子,比較,特有,現代,環境,相当,自分,自慢,自然,行事,解決,近所,風邪,

■表現語彙 73種 135個 (種類率54%) 61点
きれい,こたつ,こと,ころ,さ,しめ縄,そう,そこ,それ,とき,どんど,の場合,みたい,もの,よう,ろ過,わ,わけ,インタビュー,インフルエンザ,ゼリー,一,一月,一生懸命,三つ,上機嫌,二つ,五,今,以前,会場,伝統,利用,十,友達,四,好き,姿,子供,学校,小学校,少年,川,川遊び,年生,度,後,思い出,想像,日,時代,本人,様子,比較,気持ち,焼き,父,特有,現代,環境,的,相当,私,自分,自慢,自然,行事,解決,話,誰,近所,遊び,風邪,

■経験語彙 25種 34個 (種類率74%) 57点
かかる,がる,くれる,つつく,できる,と思う,は思う,ひく,ふるえる,もいえ,れる,似る,作る,入る,焼く,生かす,知る,知れる,笑う,結びつく,続く,聞く,行う,違う,震える,

■総合点 65点

■均衡点 8点
 

父の楽しい経験
   小4 ちぴ(asatihi)  2025年7月1日

 父の楽しい経験 

 「うひょー、この水、飲めるんじゃないかー。」

父が子供のころのはしゃいだ声が私の頭の中でひびいています。私は、父の子供時代が楽しそうだったのでくわしくインタビューしてみることにしたのです。

 私が聞きたいことは二つで、一つ目が子供のころ、好きだった遊びについてです。子供の遊びは時代によって大きく異なります。

だから、私は今好きな遊びと比較してみたいと思いました。そして、二つ目が好きだった行事についてです。こちらも遊びと同様に時代によって異なります。

この二つのことで父にインタビューしました。

 まず、父の好きな遊びについてです。父の好きな遊びは「ろ過」でした。父が子供のころは近くに川がたくさんあったそうです。そこで、

ペットボトルで簡単なろ過を行い、友達とふざけて

「この水、飲めるよな、飲んでみようぜ。」

と、ろ過した水を口に入れて、はきだしていたそうです。私の家は完全な都会で、川も近くにないし、少し遠くまで行って、川があっても、そこの川は

子供が遊べるほどきれいな水ではないのです。ですから、私の好きな遊びはルールドッジボールです。ルールをやぶると退場になります。私の好きな遊びと父が

子供のころ好きだった遊びを比較して、自然を遊びに利用しているということがとても面白かったです。遊びは環境によっても違ってくるのだな、

と父の話を聞きながら私は思いました。父が川で友達と一生懸命ろ過を行っている様子が想像できます。今のきちんとした父と川でわははと上機嫌に

笑っている少年が全く結びつきません。私も一度は近所のきれいな川で川遊びをしてみたいです。

 続いて父の好きな行事についてです。父は「どんど焼き」が好きだったそうです。一月十五日にあり、しめ縄を焼く行事のことらしいです。父の場合、会場が

小学校で、行きやすかったそうです。父はどんど焼きの思い出話をしてくれました。どんど焼きの後はこたつに入ることができたと言っていました。

四年生のころ、父は軽い風邪をひいてどんど焼きの会場に行って、こたつに入るときにインフルエンザにかかっていました。あまり寒かったのでふるえていた

そうです。私は、父が震えている姿を想像してみました。本人がとてもふるえていたといっていたので相当なふるえだったと思います。きっと、まるで

つつかれたゼリーのようにふるえていたと思いました。父はただふるえていただけで誰にも言わなかったそうです。そこが自分で解決したがる

今の父に似ていました。私の学校の行事はせいぜい二つか三つであまり伝統的ともいえないし、学校特有の行事というわけではなさそうなので

父がうらやましいです。

 私は、父のインタビューを通して父の子供時代がどのようなものであったか以前より知ることができました。また、それにより、父のことを

よりくわしく知れたような気持ちになります。父の子供時代が少しばかりうらやましいですが、私も現代の遊びなどを生かして誰かに自慢できるような

思い出を作っていきたいです。