◆〔要約〕はOKです。 【当為の主題】は『私たちは、相手との比較によって自己確認をすべきではない』という意見。
◆【複数の方法一】『自分に自信の持てることを見つけることだ』。 他人との比較ではなく、自分の中でプライドを持つこと。確かに他人との比較で優位を感じても、その時だけの喜びだし、相手を傷つけることにもなりますね。内面の自信を持つためには、しっかりと生きていくことが必要なのでしょう。
◆【複数の方法二】『敵を想定しなくても済むように国の内側を安定させることだ』。国内に重大な問題が発生したときに、外国に敵を作って国民の視線を逸らそうとする。卑怯なやり方です。悪を倒すのではなく、悪の発生や経緯を分析することが必要なんですね。
◆『確かに、相手との違いで自分を見つめることは大切だ』しかし「人の目ばかり追う者は、自分の影すら見えなくなる」。『相手と比べて或いは相手を攻撃して自分を安心させるような自己確認の方法は不毛である』。敵を作ることが本当の解決にはならないんですね。
<<え2015/223pみ>>
あおにまさん、作文の提出ありがとうございます。
作文におけるフロイトの「微差のナルシシズム」の説明と、それを現代社会における民族主義と結びつけた点は非常に興味深く、読み応えがありました。特に、理論を実際の社会問題に応用する試みは、深い洞察力を感じさせます。
また、自己確認の方法として提案された二つの解決策について、具体的かつ現実的な方法がよく書けています。特に第一の方法である「自分に自信を持つこと」を内省的に捉え、他人との比較ではなく自己内でのプライドを重視する観点は、精神的成長において非常に重要な考え方です。第二の方法でも、外敵を作ることなく国内問題に目を向けるべきという点は、政治的洞察が感じられ、説得力があります。
文章全体を通して、論旨に一貫性があり、各パラグラフがスムーズにつながっているため、読みやすく理解しやすい構成となっています。また、名言を引用して論点を強調している部分も印象的で、効果的に使われていました。
全体的に、高校1年生としては非常に高いレベルの思考と表現力を持っており、今後のさらなる発展が期待されます。
###項目評価:
-方法がよく書けています。
-名言がよく書けています。
-書き出しの結びがよく書けています。
-論旨の一貫性
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:918字/800字
思考点:74点
知識点:73点
表現点:72点
経験点:73点
総合点:82点
均衡点:9点
■思考語彙 19種 24個 (種類率79%) 74点
確か, 第,、なぜ,。しかし,。だから,しまうかも,すべき,そのため,で思う,と思う,に考える,はなぜ,ぶつけるため,られざる,を考える,外そう,小さければ,比較によって,逃れよう,
■知識語彙 52種 97個 (種類率54%) 73点
不倶戴天,不毛,不気味,不満,主張,主義,人種,他人,共生,内側,利用,危機,双方,問題,国内,国民,増幅,外国,大丈夫,大切,安定,安心,平和,必要,想像,想定,攻撃,政府,政治,政策,敵同士,方法,最近,歴史,殺人,比較,民族,満足,犠牲,現代,現象,発生,相手,確認,経緯,自信,自分,自己,虐殺,視線,解決,重大,
■表現語彙 98種 173個 (種類率57%) 72点
確か,いま,こと,これ,そのため,たち,とんでも,なか,なん,ぶつけるため,もの,よう,ナルシシズム,フロイト,プライド,一,一つひとつ,不倶戴天,不毛,不気味,不満,中,主張,主義,二,二つ,人,人種,他人,作り話,側,傷,共生,内側,利用,危機,双方,問い,問題,喜び,国,国内,国民,増幅,外国,大丈夫,大切,安定,安心,家,差,平和,影,彼ら,心,必要,悪,想像,想定,攻撃,政府,政治,政策,敵,敵同士,方,方法,時,最近,歴史,殺人,比較,民族,派,満足,犠牲,現代,現象,発生,的,目,相手,確認,私,経緯,者,自信,自分,自己,虐殺,視線,解決,誰,違い,重大,間,非,鬼,
■経験語彙 36種 48個 (種類率75%) 73点
こしらえる,しまう,しれる,せる,つく,できる,で思う,と思う,に考える,ぶつける,られる,れる,を考える,作る,倒す,傷つける,優る,切れる,向ける,呼ぶ,外す,崩れる,感じる,持つ,持てる,比べる,決める,済む,答える,行なう,見える,見つける,見つめる,貯まる,追う,逃れる,
■総合点 82点
■均衡点 9点
バルカンの歴史は(感)
高1 あおにま(aonima)
2025年8月1日
かつてフロイトは、二人種間の違いが実際には小さければ小さいほど、その差は想像のなかで不気味に増幅されていくと主張して、この現象を「微差のナルシシズム」と呼んだ。彼らは相手との比較においてしか自己確認できなくなる。そこで、双方の民族主義派の政治家たちは、「微差のナルシシズム」を利用し、とんでもない作り話をこしらえた。自分たちはなんの非もない犠牲者であり、相手側は民族虐殺の殺人鬼(き)だというのである。民族共生の平和はなぜ崩れたか――不倶戴天の敵同士ですら、この問いには、いまもなお、満足には答えられずにいるのである。私たちは、相手との比較によって自己確認をすべきではない。そのために考えられる方法は二つある。
第一の方法としては、自分に自信の持てることを見つけることだ。自分に自信を持つということは誰かと自分を比較して自分の方が優っているということを決めるのではなく、自分の中でプライドというものを持つことだと思う。他人と比較して自分が優っていていることを確認してもただその時だけ喜びが感じられるが、同時に比較された相手に傷がついてしまうかもしれない。これはまだ自信を持っているとは言い切れない。自信を持つということは自分が他人と比較しなくても大丈夫と心の中で思っていることだと思う。これだと誰も傷つけなくて済む。
第二の方法としては、敵を想定しなくても済むように国の内側を安定させることだ。最近、国内に重大な問題が発生した時、政府は外国に敵を作り、国民の視線を国内の重大な問題から外そうとしている。歴史的、現代的でも、政府は国内で貯まっている不満を外国にぶつけるためにこのような政策を行なっていると思う。しかし、そのような方法で危機から逃れようとするのではなく、きちんと目を向けて一つひとつ解決していく必要がある。だから、現代で必要なのは、悪を倒すのではなく、なぜ悪が発生したのかや経緯を考えることだと思う。
確かに、相手との違いで自分を見つめることは大切だ。しかし、人の目ばかり追う者は、自分の影すら見えなくなるのように、相手と比べて或いは相手を攻撃して自分を安心させるような自己確認の方法は不毛である。