こんにちは、喜莉珂ちゃん(^o^) 深い洞察(どうさつ)と自己分析(ぶんせき)含ま(ふくま)れた読み応えのある一作となったね。

<<え2004/161み>>一段落目:明確な問題提起ができたね<<え8004み>>。
<<え2004/162み>>二段落目:喜莉珂ちゃんのカナダでの学習経験をもとにした具体例を豊かに展開し原因①をしっかり裏づけられたね<<え8001み>><<え8002み>>。
<<え2004/163み>>三段落目:化学と数学の授業スタイルの違い(ちがい)が自分にどう影響(えいきょう)したかの実例は実感のこもった読み手に共感させるような強さがあったよ。こちらも原因と実例の内容が合致(がっち)していたね<<え8001み>><<え8002み>>。
<<え2004/164み>>四段落目:「人の知識や思考は単色ではなく、グラデーションである」・・・印象に残る表現だね<<え8003み>>。反対意見にも一定の理解を示しつつ、喜莉珂ちゃんの主張をはっきり示せたね<<え8004み>>。

<<え1697み>>

わのきさん、作文の内容が非常に興味深く、社会の教育システムに対する深い洞察(どうさつ)を持っていますね。
まず、社会問題の主題がよく書けています。特に、専門知識の偏り(かたより)という現代の教育問題を明確に提示しており、その影響(えいきょう)を具体的に分析(ぶんせき)しています。
また、原因がよく書けています。成果主義の風潮という社会的背景から、個々の学生の選択(せんたく)がどのように影響(えいきょう)されているかを詳細(しょうさい)に述べていて、説得力があります。

体験実例がよく書けています。カナダの学校での個人的な経験を通じて、異なる教授法が学生の学習にどのように影響(えいきょう)するかを具体的に示しており、読者にとって理解しやすいです。
さらに、解決策についてもきちんと提案しており、学び方を多様化することの重要性を説いています。これは、問題意識だけでなく前向きな提案も含ま(ふくま)れているため、非常にバランスの取れた論述と言えるでしょう。

全体的に、わのきさんの作文は、問題提起から原因分析(ぶんせき)、解決策の提案に至るまで、論理的で一貫(いっかん)性のある構成となっており、非常に読みやすいです。続けてこのような深い思考を持った作文を書いていくことで、さらに表現力や論理的思考力が磨か(みがか)れていくことでしょう。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1420字/800字
思考点:77点
知識点:80点
表現点:82点
経験点:89点
総合点:88点
均衡(きんこう)点:6点

 


■思考語彙 20種 25個 (種類率80%) 77点
 確か,。しかし,あれば,くるため,しまうと,そのため,それにより,たため,だろう,できれば,と思う,なかろう,ならば,れるかも,を考える,人によって,先生によって,聞くと,聞こえるかも,限らざる,

■知識語彙 61種 105個 (種類率58%) 80点
一番,一緒,下手,主義,人間,今更,仕方,個人,先生,内容,制限,効率,勉強,化学,単色,原因,向上,問題,多様,多種,好成績,学校,学生,対策,専門,将来,思考,意識,成績,所以,授業,教材,教科,教科書,敬遠,数学,時間,最中,最終,期限,構成,点数,状況,生徒,皮肉,知識,確認,社会,科学,科目,経験,結果,自分,自習,興味,苦手,解消,試験,質問,部分,風潮,

■表現語彙 119種 213個 (種類率56%) 82点
 確か,おかげ,おき,くるため,こと,さ,せい,そのため,その後,それ,たくさん,たため,ただ,たち,ところ,もの,よう,ら,ん,カウント,カナダ,クラス,グラデーション,シンプル,タイプ,テスト,ハードル,バイアス,プリント,ルール,ワークブック,一つ,一番,一緒,下手,主義,二,人,人間,今,今更,仕方,個人,先生,内容,制限,力,効率,勉強,化学,単色,原因,各々,向上,問題,型,多様,多種,好成績,学び,学校,学生,対策,専門,将来,思考,性,悩み,意識,成績,所以,手,授業,教材,教科,教科書,敬遠,数学,方,日,時,時間,最中,最終,期限,末,構成,様々,法,点数,状況,生徒,的,皮肉,知識,確認,社会,私,科学,科目,章,経験,結果,自分,自習,興味,苦手,解消,試験,談,質,質問,逆,進み,道,違い,部分,風潮,鮮やか,

■経験語彙 47種 78個 (種類率60%) 89点
かかる,くれる,しまう,しれる,すぎる,せる,つける,できる,と思う,なくなる,れる,を考える,上がる,使う,出す,出せる,出る,分かる,取る,合う,喜ぶ,増やす,好む,学ぶ,崩す,役に立つ,得る,思いつく,持つ,捗る,教える,残す,減る,留まる,異なる,知る,置く,聞く,聞こえる,見つける,解く,躓く,辿る,違う,限る,頼る,驚く,

■総合点 88点

■均衡点 6点
 

叡智ノ彩
   高2 わのき(wanoki)  2025年7月1日

 専門的な知識しかなく、専門外のことになると何も分からない人が増えているのは問題だ。

 そうなってしまっている一つ目の原因は、成果を求める社会の風潮である。おそらく多くの学生は、自分の成績表を気にしている。少なくとも私はそうだ。私は、カナダではハイスクールでの成績評価によって大学に合格できるかが左右されることを知っている。だから自分の成績表にわざわざ苦手科目を入れて悪い点数を入れたくないのだ。元々あまり得意ではなかった科目がどんどん難しくなっていくと聞くと、そんな教科を取りたくなくなるのも当然ではないだろうか。ただでさえ高かったハードルがさらに高くなり、苦手教科を敬遠するようになっていく。私のように、進みが速すぎて置いて行かれたタイプの人間は、その科目の楽しさを知っているのに悪い成績を出すのが怖くて下手にその教科に手を出せないという状況もあり得る。私個人としては、もし期限などなく、無制限に質問をしても良いならば、喜んで科学を学んでみたいと思う。知識への興味は留まらないものの、将来社会に出た時のことを考えてしまうとどうしても手が出せなくなるということだ。そのため、この結果主義の社会に問題がある。逆に将来性を考えたために専門的になりすぎてしまった人もいるだろう。実に皮肉なことである。

 この原因の対策として、学校などで様々な「学び方」を学ぶことができれば良いと思う。学び方を学ぶことで、自分に合った学び方、勉強の仕方を見つけることができ、学びの質が向上する。それにより、成績も上がり、学生らの悩みも少しは解消されるかもしれない。今更社会の結果主義の風潮を崩すことも難しいことだろう。この「学び方を学ぶ」という対策を思いついた所以は、私の経験談にある。カナダでの学校、少なくとも私の学校では、先生たちの教え方が各々で異なることが多い。先生によってクラスのルールが違い、使う教材も多種多様である。特に、私の化学の先生と数学の先生の違いは大きかった。化学の先生はかなり教科書、プリント、ワークブックに教える内容を頼っていて、自習の時間が多かった。かたや数学の先生は、プリントは出しながらも、生徒たちに一度解かせ、その後一緒に解きながら分からないところがあれば聞くという驚くほどシンプルな授業構成だった。化学の先生は自習が多い分テストは小テスト、章末テストと最終試験のみであったが、数学の先生は点数がカウントされない小テストを二日おきくらいにポンポンと出し、自分の躓いている部分を再確認させてくれた。そのおかげで私は数学で好成績を残すことができた。私個人のバイアスがかかっているせいで少し化学の先生が悪いように聞こえるかもしれないがそんなことはない。偶々私が自分の躓いている部分が分かる小テスト型を好んだだけであり、人によっては自習が一番捗る勉強法なこともある。人によって合う勉強法や学び方は違ってくるため、学校で学び方を教えることで勉強への苦手意識も減り、より効率的に学ぶことができるのではなかろうか。

 確かに、専門的な知識を持っていることで、役に立つこともたくさんある。しかし、人の知識や思考は単色ではなく、グラデーションである。一つのことだけに限らず、たくさんの知識をつけることで、思考は鮮やかになっていくものだ。私も、今は専門的な道を辿りつつあるが、その最中でもたくさんの知識を自分の力で増やしていきたい。