みきひささん、今回の作文を読ませていただきましたよ。バッタを捕まえる(つかまえる)ことについての詳細(しょうさい)記述(きじゅつ)と、それにまつわる感情(かんじょう)豊か(ゆたか)描か(えがか)れていて、読んでいてとても楽しい気持ちになりました。

まず、バッタを捕まえる(つかまえる)(さい)工夫(くふう)がとても印象(いんしょう)(てき)でしたね。バッタが飛び(とび)去る方向に手をかざすというアイデアは、まるで小さな探検(たんけん)家のようです。その工夫(くふう)成功(せいこう)した時の喜び(よろこび)伝わっ(つたわっ)てきて、(わたし)一緒(いっしょ)喜ん(よろこん)でしまいました。また、バッタがどのようにして(てき)から逃れる(のがれる)かの説明(せつめい)も、たとえがうまく使われていて、バッタの生態(せいたい)について興味深く(きょうみぶかく)感じました。

父親の子供(こども)時代の話を取り入れた部分も、前の話がよく書けています。それによって、みきひささんの体験(たいけん)だけでなく、過去(かこ)の世代の体験(たいけん)へと話が広がり、作文に深みを与え(あたえ)ています。父親の話を通じて、時代や場所が変わっ(かわっ)ても変わら(かわら)ない自然(しぜん)との関わり(かかわり)を感じることができました。

最後(さいご)に、バッタと人間との関係(かんけい)を考え、自然(しぜん)保護(ほご)の大切さについて述べ(のべ)た部分は、とても考えさせられました。ですますがよく書けていて、説得(せっとく)力のある結び(むすび)になっていますね。

これからも、みきひささんのような観察(かんさつ)()を持って、周り(まわり)自然(しぜん)や生き物に注目してみてください。素晴らしい(すばらしい)作文をありがとうございました。

###項目(こうもく)評価(ひょうか)
-たとえがうまく使われています
-前の話聞いた話がよく書けています
-ですますがよく書けています
-心の中で思ったことがよく書けています
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています
 

森リン評価 バッタと灯台下暗しの関係 ti 08月1週 みきひさ
字数/基準字数:
1244字/500字
思考点:79点
知識点:54点
表現点:65点
経験点:55点
総合点:62点
均衡点:0点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:0点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙21種25個84%79点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙25種29個86%54点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙81種137個59%65点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙24種39個62%55点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1244字
 79点
 54点
 65点
 55点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 21種 25個 (種類率84%) 79点
。だから,。つまり,。なぜ,あるらしい,あれば,いいから,いうと,いるから,しまうかも,するので,そのため,たらしい,と思う,と考える,なくなると,のかも,のに対し,人間にとって,低いから,建てるため,重いため,

■知識語彙 25種 29個 (種類率86%) 54点
一部,人間,体重,体長,僕達,公園,台下,器官,場所,大切,存在,小学生,工事,工場,必要,時代,生物,産卵,程度,種類,絶滅,自然,親近,身近,飛翔,

■表現語彙 81種 137個 (種類率59%) 65点
いつ,がち,こと,さ,そう,そのため,たくさん,ところ,まま,もの,よう,イナゴ,オス,チョウ,トンボ,バッタ,ミリメートル,メス,一,一つ,一部,七,三つ,下,五,人,人間,他,体,体重,体長,僕,僕達,元,八,公園,分,前,力,十,友だち,台下,器官,四,場所,夏休み,大切,存在,家,小学生,工事,工場,年,度,建てるため,必要,感,昔,時代,灯,父,生物,産卵,目,程度,種類,空き地,絶滅,緑,膝,自然,草,親近,話,諺,身近,近く,違い,重いため,頃,飛翔,

■経験語彙 24種 39個 (種類率62%) 55点
しまう,しれる,と思う,と考える,なくなる,られる,分かる,向ける,変わる,始まる,建てる,忘れる,捕る,歩く,残す,比べる,生える,知る,聞く,見える,遊ぶ,違う,飛ぶ,驚く,

■総合点 62点

■均衡点 0点
 

バッタと灯台下暗しの関係
   小4 みきひさ(mikimiki)  2025年8月1日

 「バッタを見つけた。」

最近、草が生えている公園に行く。そこには、五センチメートルくらいのショウリョウバッタがたくさんいる。緑色で、ひっそりと茂みに隠れている。僕は、

「いないかな~。」

とガサゴソと探す。

「いた!」

バッタを捕まえようとした。だが、まるで鳥のようにバサバサと飛び、なかなか捕まえられなかった。そこで、工夫をした。どんな工夫をしたかというと、バッタが逃げて行きそうなほうに自分の手をかざし、バッタが飛べないようにし、その後、バッと一瞬で捕まえてみた。すると、ショウリョウバッタを捕まえることができた。とても嬉しかった。もし、僕がバッタだったら、「人間が来たぞ!大変だ。逃げなきゃ。」と思うだろう。でも、僕も人間に捕まってしまいそうだ。なぜなら、大きな壁ができたら、乗り越えられないからだ。

 バッタは敵に捕まらないように、たくさん飛べるようになったと思う。ショウリョウバッタのオスは、十メートル程度飛べる。メスは数メートル程度だけ飛ぶ。なぜこのような違いがあるかというと、メスはオスよりも体が大きく、体重が重いため、飛翔力が低いからと考えられている。メスは体長七十五から八十ミリメートル程度であるのに対し、オスは四十から五十ミリメートル程度しかない。オスとメスの体の違いを知って、僕はとても驚いた。メスは産卵するので、そのための器官が重いのではないかと思った。

 父に小学生の頃、バッタを捕った話を聞いた。父は、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、イナゴを捕っていたらしい。父は、空き地でバッタを捕っていた。バッタを捕っていた空き地は、広くて、膝よりも下くらいの緑の草が多く生えていた。父の家から歩いて五分の近さで、三つの空き地があるらしい。夏休みにバッタを捕りに行っていたそうだ。捕っているバッタの種類やバッタを捕って遊んでいるところ、他にトンボやチョウがいたところが同じだ。父は家の近くの三つの空き地でバッタを捕っていたが、僕は家の近くの一つの公園でバッタを捕っている。つまり、捕る場所や時代が変わっても、同じバッタがいるということが分かった。また、昔に比べて空き地がなくなっているから、バッタを捕る場所が違うのかもしれない。一年前から僕の家の近くの空き地がどんどん少なくなってしまっている。なぜかというと、工場を建てるために工事が始まっているからだ。このまま空き地がなくなると、バッタが絶滅してしまうかもしれない。工場などを建てるのであれば、一部でもいいから元の自然を残すことが必要なのではないかと考えている。

 人間にとって、バッタとは親近感がある生物だ。バッタはいつも公園にたくさんいる。いつでも近くにいる友だちのような存在だ。僕達は、身近にいるものを忘れがちだ。「灯台下暗し」という諺があるように、人は近くのものが見えないのだ。だから、近くのバッタにも目を向けて、大切にしていきたい。