食いしんぼうなクワガタ
小4 あけおお(akeoo)
2025年8月1日
「うわー!なんでこんなところにクワガタがいるんだ?」
と、ぼくが大声でさけびました。クワガタがいた場所は、学校の校庭に続く、アスファルトほそうされた通路の真ん中でした。ぼくがつかまえたクワガタは、色が黒くて小さい、メスのクワガタでした。ぼくはまず、手でつかまえてから教室に持って行き、先生から段ボール箱をもらって、その中にクワガタを入れました。
ぼくはその日、児童館まで母に車で迎えに来てもらいました。段ボール箱を抱えたまま車のドアを開けたり閉めたりするのは大変だったけど、クワガタがびっくりしないよいうに、大事に段ボールを抱えて家まで帰りました。家に着いたらすぐ、虫かごに土と小さな木の切りかぶを入れて、クワガタを入れる準備をしました。そしてクワガタを入れてから、こん虫ゼリーをあげました。クワガタは、
「カチカチ」
と音を鳴らしならが、こん虫ゼリーのところに行きました。クワガタは毎日、最低でも2個、昆虫ゼリーを食べていました。だから、
「このクワガタは、とても食いしんぼうなんだな」
と、ぼくは思いました。それはまるで、ぼくの妹がバナナを一度に二本も食べてしまうようでした。
クワガタは、日本に三十種類くらいいるそうです。体の大きさや、アゴの形がそれぞれ違っていて、ぼくが見つけたクワガタは、アゴは小さくて、足が大きいので、図鑑で調べたべたところ「アカアシクワガタ」のようでした。アカアシクワガタは、山や林などに住んでいるそうです。ぼくの学校は山が近くにあるから、山から来て、校庭に続く通路の真ん中で、なにか探していたんだと思います。
ぼくは、学校でクワガタをつかまえることができて、うれしい気持ちだけど、クワガタは人間につかまってイヤな気持ちだったかもしれません。だけど、もしかしら、こん虫ゼリーがたくさん食べられるから、ラッキーだと思ったかもしれないな、とぼくは心の中で思いました。