この作文は、日常の小さな冒険を通じて、生き物への興味と思いやりが感じられる素敵な内容ですね。
クワガタを見つけた瞬間の驚きや興奮が、読んでいるこちらにも伝わってきます。また、クワガタを大切に扱う様子からは、作者の優しい心が見て取れます。
文章の中で、クワガタを家まで運び、丁寧に世話をする様子が具体的に描かれていて、読者が場面を想像しやすくなっています。
特に、クワガタに昆虫ゼリーを与える様子を、「カチカチ」という音を使って表現している点は、生き生きとした描写が印象的です。
また、クワガタの食欲を妹の食欲と比較するたとえは、親しみやすくて面白いですね。このような比較は、作文にユーモアと親近感を与えています。
さらに、クワガタについて調べた情報を加えることで、ただの体験記述ではなく、教育的な要素も加わっています。これは読者にとっても学びがある部分です。
心の中でクワガタの気持ちを想像する部分は、作者の共感力や想像力の豊かさを感じさせます。このように、自分の感じたことだけでなく、他者(この場合はクワガタ)の立場に立って考える能力が表れているのは素晴らしいです。
###項目評価
-たとえがうまく使われています
-心の中で思ったことがよく書けています
-ですますがよく書けています
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:839字/500字
思考点:49点
知識点:49点
表現点:62点
経験点:64点
総合点:59点
均衡点:3点
■思考語彙 9種 11個 (種類率82%) 49点
。だから,あるから,たかも,で思う,と思う,は思う,ません,られるから,大きいので,
■知識語彙 17種 21個 (種類率81%) 49点
人間,先生,児童,図鑑,場所,大事,大変,学校,教室,日本,昆虫,最低,校庭,毎日,準備,種類,通路,
■表現語彙 74種 121個 (種類率61%) 62点
かご,こと,こん,さ,そう,それ,それぞれ,たくさん,ところ,びっくり,ぼく,まま,よう,ん,アスファルト,イヤ,カチカチ,クワガタ,ゼリー,ドア,バナナ,メス,ラッキー,一,三,中,二,人間,体,個,先生,児童,切り,十,図鑑,土,場所,大事,大変,妹,学校,家,山,度,形,心,手,教室,日,日本,昆虫,最低,木,本,林,校庭,段ボール,母,毎日,気持ち,準備,真ん中,種類,箱,色,虫,調べ,足,車,近く,通路,音,食いしんぼう,館,
■経験語彙 30種 42個 (種類率71%) 64点
あげる,かぶる,さけぶ,しまう,しれる,たべる,つかまえる,つかまる,できる,で思う,と思う,は思う,もらう,られる,れる,住む,入れる,帰る,抱える,持つ,探す,着く,続く,見つける,迎える,違う,閉める,開ける,食べる,鳴らす,
■総合点 59点
■均衡点 3点
食いしんぼうなクワガタ
小4 あけおお(akeoo)
2025年8月1日
「うわー!なんでこんなところにクワガタがいるんだ?」
と、ぼくが大声でさけびました。クワガタがいた場所は、学校の校庭に続く、アスファルトほそうされた通路の真ん中でした。ぼくがつかまえたクワガタは、色が黒くて小さい、メスのクワガタでした。ぼくはまず、手でつかまえてから教室に持って行き、先生から段ボール箱をもらって、その中にクワガタを入れました。
ぼくはその日、児童館まで母に車で迎えに来てもらいました。段ボール箱を抱えたまま車のドアを開けたり閉めたりするのは大変だったけど、クワガタがびっくりしないよいうに、大事に段ボールを抱えて家まで帰りました。家に着いたらすぐ、虫かごに土と小さな木の切りかぶを入れて、クワガタを入れる準備をしました。そしてクワガタを入れてから、こん虫ゼリーをあげました。クワガタは、
「カチカチ」
と音を鳴らしならが、こん虫ゼリーのところに行きました。クワガタは毎日、最低でも2個、昆虫ゼリーを食べていました。だから、
「このクワガタは、とても食いしんぼうなんだな」
と、ぼくは思いました。それはまるで、ぼくの妹がバナナを一度に二本も食べてしまうようでした。
クワガタは、日本に三十種類くらいいるそうです。体の大きさや、アゴの形がそれぞれ違っていて、ぼくが見つけたクワガタは、アゴは小さくて、足が大きいので、図鑑で調べたべたところ「アカアシクワガタ」のようでした。アカアシクワガタは、山や林などに住んでいるそうです。ぼくの学校は山が近くにあるから、山から来て、校庭に続く通路の真ん中で、なにか探していたんだと思います。
ぼくは、学校でクワガタをつかまえることができて、うれしい気持ちだけど、クワガタは人間につかまってイヤな気持ちだったかもしれません。だけど、もしかしら、こん虫ゼリーがたくさん食べられるから、ラッキーだと思ったかもしれないな、とぼくは心の中で思いました。