はるまきさん、こんにちは!
あなたの作文「人間よりも小さい虫」を読ませていただきました。
ダンゴムシとの楽しい思い出や、その後の驚き(おどろき)の発見、そして自然(しぜん)への敬意(けいい)が感じられる素敵(すてき)な作文ですね。

まず、公園でのダンゴムシとのふれあいを描写(びょうしゃ)した部分が非常(ひじょう)に生き生きとしています。
あなたがダンゴムシをつかむ様子や、友達(ともだち)とのやりとりが具体(てき)に書かれていて、読んでいるこちらもその場にいるような気持ちになりました。
また、ダンゴムシが繁殖(はんしょく)している花壇(かだん)を見つめるシーンでは、自然(しぜん)不思議(ふしぎ)や力強さを感じることができます。

さらに、お父さんやおじいさんの昔の話が加わる(くわわる)ことで、作文に深みが増し(まし)、世代を越え(こえ)自然(しぜん)とのかかわりが感じられますね。
こうした過去(かこ)の話がよく書けています。

そして、虫との接し(せっし)方について考えた部分、「心の中で思ったことがよく書けています」。
自然(しぜん)尊重(そんちょう)する大切さを、自分の体験(たいけん)を通じてしっかりと伝える(つたえる)ことができています。
作文全体を通じて、あなたの優しい(やさしい)心が伝わっ(つたわっ)てきます。

これからも、あなたの感じたことや学んだことを、こんなふうに作文にしてみてくださいね。
素晴らしい(すばらしい)作文をありがとうございました。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
-前の話聞いた話がよく書けています
-心の中で思ったことがよく書けています
 

森リン評価 人間よりも小さい虫 ti 08月1週 はるまき
字数/基準字数:
1065字/500字
思考点:56点
知識点:54点
表現点:60点
経験点:64点
総合点:64点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:63点
知識点:61点
表現点:67点
経験点:70点
総合点:65点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙12種13個92%56点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙25種35個71%54点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙71種108個66%60点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙30種38個79%64点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1065字
 56点
 54点
 60点
 64点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 12種 13個 (種類率92%) 56点
 もちろん,、きっと,。だから,いるかも,いるため,こいので,すば,だろう,で思う,と思う,なろう,守るため,

■知識語彙 25種 35個 (種類率71%) 54点
一生懸命,人間,以上,会社,公園,利用,大切,存分,家族,尊重,小学,年生,幼虫,想像,時代,注意,祖父,立場,立派,繁殖,自然,花壇,観察,通学,都会,

■表現語彙 71種 108個 (種類率66%) 60点
いるため,お決まり,お父さん,かま,かわいそう,こと,これ,さ,すみ,たま,とき,ところ,よう,ん,カブトムシ,コップ,スプーン,パワー,レース,ヶ月,一,一生懸命,三,中,二,五,人間,以上,会社,何,公園,利用,力,匹,十,取り,大切,存分,学び,守るため,家族,寮,尊重,小学,年生,幼虫,張り紙,後,心,想像,日,時代,木,気,気持ち,注意,祖父,私,立場,立派,繁殖,自然,花壇,虫,観察,赤ちゃん,路,通り,通学,都会,餅,

■経験語彙 30種 38個 (種類率79%) 64点
いじる,しまう,しる,しれる,すぎる,せる,たつ,つかまえる,てる,できる,で思う,と思う,られる,作る,削る,増える,守る,感じる,掘り起こす,放す,暮らす,楽しむ,気に入る,焼く,生きる,競い合う,落とす,集まる,集める,頑張る,

■総合点 64点

■均衡点 6点
 

人間よりも小さい虫
   小4 はるまき(akoruka)  2025年8月1日

     人間よりも小さい虫

              はるまき

 「ちょろちょろちょろ⋯」

「わっ、くすぐったい!」

私が住んでいるマンションの前には、大きな公園がある。少しジャングルのような道もあるので、そこにダンゴムシがいる。小学一年生の私は、そのダンゴムシに目をつけ、つかまえていた。

 その公園が通学路だったので、ダンゴムシは一緒に登下校している友だちと一緒につかまえていた。

「私の、すごい大きい!」

「私のは普通かな、負けた〜っ!」

ある日はつかまえたダンゴムシの大きさを競い合い、ある日は三匹ほどつかまえてレースをさせた。ダンゴムシはとてもすばしっこいので、くすぐったくて落としてしまうこともたまにあった。一通り楽しんだ後は

、通学路にある会社の花壇に放すのがお決まりである。

「あの花壇に、どのくらい集まっただろう⋯」

ダンゴムシを集めて一ヶ月ほどたったときに、その花壇を観察してみることにした。

「うわっ、これ何匹くらいいるの!?」

なんと、五十匹以上に増えていたのだ。中には白くて小さい赤ちゃんダンゴムシもいるため、繁殖したとみられる。

「すごい⋯」

ダンゴムシが繁殖する力や、狭い花壇で一生懸命生きる力に、何か大きいパワーを感じた気がする。

 木を削ってコップやスプーンを作ったり、かまどのようなところでお餅を焼いたりと自然を存分に利用している祖父も、虫をつかまえていた時代があったのだろうか。

「小学一、二年生くらいのときにね、お父さんの会社の寮で暮らしてたんだけど、その寮のすみにカブトムシの幼虫がうじゃうじゃいてねぇ、よく掘り起こしてたよ。」

カッ、カブトムシの幼虫!?あの、白くて太い⋯私だったら、その寮に「カブトムシの幼虫に要注意!」と張り紙をしているかもしれない。でも、寮のすみにカブトムシの幼虫がいるなんて都会で暮らしている私には想像できないし、立派なカブトムシになろう!と頑張って生きている幼虫を掘り起こすのは少しかわいそうだなという気持ちもあった。

 もちろん虫をつかまえるのは楽しいし、学びもある。でも、きっと私がつかまえたダンゴムシは、あの公園が気に入って家族と暮らしていたんだと思う。虫は人間よりもうんと小さく、少しだけ弱い立場にいる虫もいる。だから、いじりすぎないで、虫の気持ちも尊重して虫取りなどをすることが自然を守るためには大切だなと心の中で思った。