「食べられる」か
中2 あこうあ(akoua)
2025年8月1日
「食べられる」か「食べれる」か。「見られる」か「見れる」か。後者の御用法は許されるか否か。あるいは、そんなことを公に議論すること自体、有益かどうか。いわゆる「らぬきことば」に関心が集まっている。そもそも言葉は変化していくもの、長アレに任せれば、自然に淘汰されるだろう、という考え方に対して、美しい言語が文化の基礎であり、なんらかの規範で持って維持していく必要がある、との考え方もある。教育、マスコミその他それぞれの現場で、自分たちの言葉を考えていかなければならない、ということだ。
新しいものが出てくるのは当然だ。幼かった頃の私は自分の感情がコントロールできずに自分意見が通らないと騒いでしまい、他の人たちに迷惑をかけてしまうことが多かったけれど、成長した今ではうまく感情をコントロールし、自分の考えを的確な言葉で伝えることができるように成長した。また昔では「やばい」という言葉は盗人同士が自分の悪事が暴かれてしまいそうなときなどの隠語として否定的な意味に捉えられていたが、現在では様々な意味に使われている。例えばお店の料理が美味しかったときや有名人がいたときなど、喜びや感動を表す言葉にも使われているのだ。言葉に限らず飛行機だってプロペラエンジンからジェットエンジンに進化し、飛行機に乗って移動する時間が短縮された。
しかし、古いものも大切だという考え方もある。日本の文化として礼儀を重んじ相手を尊重するという印象が強いが、それは、日本人が敬語を使うからで、奈良寺時代のころから相手を尊重する際に使われており、今でも続いている。だから日本は礼儀正しいと外国人の方々に言われるのだ。日本では箸を持つ文化を古くから行っているが、それが箸を使わずに食べる文化に変わることは今までなかった。確かにフォークやスプーンを使って食べることはあるが、完全に箸を使わない食事はほとんどない。それほど箸を使うという文化は日本人に根付いているのだ。先ほど説明した飛行機はすべてがジェットエンジンでうごいているわけではなく、プロペラエンジンを積んでいる飛行機もある。プロペラエンジンは環境への影響がジェットエンジンと比べて少ないのんだ。そのため近くの島々へ行く飛行機はいまだにプロペラエンジンが採用されているそうだ。近年世界中は発展しているがその中で大気汚染や温室効果ガスなどの問題もある。少しでも環境に配慮できるのであればできる限り環境に配慮していきたい。
確かに新しいものを取り入れていくことも古い物を大切にしていくことも大切だが、もっと大切なことは、「出来上がった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが真に規則を生かす道である。」という言葉もあるように、言葉を使う人間の意識の高さである。また言葉だけではなく技術や文化、例えば飛行機であればジェットエンジンとプロペラエンジンを使い分けている飛行機があったり、箸を使う文化であったり、人々や環境を配慮してどちらを使うのかを変えていくことが大事である。