自分の経験と社会の話題をうまく結びつけて、説得力のある意見文になっていますね。
<<え2020/115jみ>>
【総評】
言葉づかいについての社会的な話題からスタートし、自分の体験や昔話、名言などを効果的に使いながら、多角的に意見を展開している点がすばらしいです。段落ごとに意見がしっかり分かれていて、読み手にとってもわかりやすく、内容に一貫性があります。また、後半の自分の体験をもとにした具体的なエピソードは、読者の共感を呼び、文章に深みを与えています。
【段落ごとの講評】
第1段落:「ら抜き言葉」という社会的なテーマを切り口に、国語問題や言語観について考察しており、高い思考力が感じられます。専門的な語句も的確に使われ、論点が明確です。
第2段落:自身の体験を交えた現代語の変化についての実例が自然で、読者の興味を引きます。中学生らしい視点から言葉への違和感を率直に伝え、意見に説得力を持たせています。
第3段落:言葉の正しさと場面に応じた使い分けの重要性について、学校での実例や昔話「舌切り雀」を引いて説明しており、意見に深みがあります。たとえ話の使い方がとても上手です。
第4段落:自らのつらい経験を通して、「言葉の責任」についての主張が強く印象づけられています。名言の引用も効果的で、文章の締めとして非常に完成度の高い構成になっています。
【特に優れていた点】
・社会的な話題から始め、自分の体験や昔話、名言を交えて深く論じている点
・意見と体験がしっかりつながっており、読者に伝わりやすい構成になっている点
・「言葉の責任」という主題が一貫して貫かれている点
【考えを深めるための質問】
もしあなたが、今後「言葉の責任」を広く伝える立場になったとしたら、どのように人に伝えていきたいですか?
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1449字/800字
思考点:85点
知識点:70点
表現点:72点
経験点:74点
総合点:79点
均衡点:4点
■思考語彙 23種 30個 (種類率77%) 85点
しかし,。だから,あると,あろう,いると,きくと,すると,だから,だろう,でもなぜ,と思う,ないので,もたざる,も思う,わからざる,付けよう,分かるから,改めて思う,濁らせざる,私にとって,言うと,言葉かも,読むと,
■知識語彙 47種 90個 (種類率52%) 70点
一番,一瞬,上手,下手,体験,作文,先生,先輩,全校,内容,印象,原動力,友達,口調,場面,変化,大事,大切,学年,学校,実感,年生,後輩,意味,昔話,時点,最近,校長,正式,残念,毎回,気分,演説,生徒,相手,空気,自分,若者,行動,言葉,誤字,責任,身近,週間,選挙,部活,集会,
■表現語彙 97種 191個 (種類率51%) 72点
いつか,おじいさん,おばあさん,お礼,こと,さ,しぐさ,すずめ,そこ,それ,たち,とき,ほう,やり取り,ゆ,よう,ら,スピーチ,メッセージ,一,一番,一瞬,上手,下手,二,人,今,会,体験,何,作文,例,傷,先生,先輩,全校,内容,切り,前,印象,原動力,友達,口調,味,場,場面,変化,大事,大切,嫌,学年,学校,実感,年生,後輩,怒り,意味,抜き,方,昔話,時,時点,最近,校長,正式,残念,毎回,気,気分,気持ち,演説,生徒,相手,矢,私,空気,罰,自分,舌,若者,行動,言葉,言葉づかい,話,誤字,誰,責任,身,身近,週間,遠回し,遣い,選挙,部活,雀,集会,風,
■経験語彙 37種 70個 (種類率53%) 74点
きく,くらう,しまう,しらける,せる,たつ,だらける,と思う,もつ,もらえる,も思う,られる,れる,わかる,付く,付ける,使う,傷つく,傷つける,入れる,出す,出る,分かる,帰る,感じる,戻る,改めて思う,放つ,残る,求める,濁らせる,略す,覚える,話す,読む,調べる,送る,
■総合点 79点
■均衡点 4点
「食べられる」か
中2 つばさ(aeoni)
2025年8月1日
世間の関心の偏りも含めて「ら抜き言葉」をめぐる落差と断絶自体が、国語問題の現状を反映していると見ることもできる。その意味で、これを国語審議会の役割を考えるきっかけにできるし、再考する契機にもできよう。まず世代の断絶が背景にあり、官民の意識の落差もあるだろう。さらに、根本には言語観の違いも横たわっている。そして、審議会は規制を緩める方向に向いているということは、時代の変わり目で私たちの言葉をどうしていくか、各自が考えていく必要があるということだ。
確かに、使う言葉を変化させ新鮮味などを感じることも大切だ。一応私も最近の若者なのだが、友達とメッセージのやり取りをしているとたまに意味のわからない言葉が出てくる時がある。一番印象に残っているのは「うゆ」という言葉だ。この言葉を友達に送られてきたときには意味がわからず、一瞬誤字なのかとも思ったがきくと空気がしらけるような気がしていったん調べてみることにした。そうすると、「うゆ」は「うん」を意味する言葉ということがわかり、すっきりした。でもなぜこの言葉になったのかよくわからない。さらに、どのような言葉かもよくわからないので、やっぱり略された言葉などを使う時には気を付けた方がいいということが分かった。
しかし、正しい言葉を使うことで美しさなどを出すことも大切だ。演説などの正式な場面では正しい言葉遣いが求められる。私にとって身近な例での演説は学校の生徒会選挙や先生方の学年集会や全校集会での話がそうだろう。やはり、そのときに略された言葉ばかり使われていてはいい気分にはならないし気分もだらけてしまう。いつかの全校集会で校長先生が「ら抜き言葉」を使っていて残念な気持ちになったことがあり、正式な場では使わないほうがいいと思ったことがあり、何かのスピーチや作文などは気が付いたらできるだけ「ら」を入れるように気を付けている。昔話で言うと、「舌切り雀」がそうだろう。口調もしぐさも優しく正しいおばあさんとおじいさんはお礼をもらえたが、口調もしぐさもすずめが正しいと思わなかった悪いおばあさんは罰をくらう。正しく優しいことをすると自分たちに帰ってくるということがこの話から分かるからだ。この話を読むと毎回行動に気を付けようと改めて思う。
使う言葉を変化させてみるのも、正しい言葉を使うことも大事だが、一番大事なのは自分の言葉に内容に責任をもつことだ。「言葉には責任がある。それは放たれた矢のように、もう戻らない。」という言葉もあるように言葉に責任をもたず軽い気持ちで話していてはどの場面で相手を傷つけるかわからない。私も相手が軽い気持ちで言ったであろう言葉に深く傷ついたことがある。その人と部活の話になり、そこから後輩は誰がうまいかという話になった。その人はこの話の少し前にも先輩のことを濁らせずに下手だと言った時点で嫌な人だと思った。そして、その後輩の話でその人が一人の後輩は今の二年生よりも上手だと言った。その言葉に私はかなり深く傷ついた。何週間もたっている今でも覚えているのだからかなり傷が深いのだと思われる。という風に人を傷つけたり、傷つけられたりすることがあると身をもって実感した。もしそこで、正しい言葉づかいで遠回しに言われていたならまだ傷は浅かっただろう。でもその言葉へのその人への怒りが部活での原動力にもなっている。だから、私も自分の体験を通して言葉には気を付けて話していきたいと思った。