あおかちゃん、こんにちは。高得点が出ましたね。「わかる」だけでなく、文章に「できる」力を持っています。
人類の歴史は火の制御の進歩であったと書いてありました。その結果、カリスマ性を持った火は様々な要素に分解されネットワーク化し、個人ではとらえきれないようなものになっています。私たちの身の回りには、理解や制御を超えたものがあたりまえに存在します。そういうものに頼らないでも生きる力をつけたいものです。
まず、自分の体で体験することが大事です。文明の利器から離れるのですね。★危機→利器かな?
電車に乗ることができなかったことが、マイナスではなく様々与えれくれる出来事になりましたね。
第二には、もうひとつは、体験から学ばせる環境づくりです。オーストラリアの学校のプロクラムはできることを増やしてくれますね。可愛い子には旅をさせよの精神が見えます。
最近は、スピードや量が重んじられて、機械や道具をつかってうまく処理する能力ばかりが評価される傾向にあります。しかし、本物の力とはやはり自分の手足でできる範囲です。そのことを自覚したいですね。
<<え2016/46pみ>>
あおらはさん、作文の内容について、多くの良い点が見受けられました。
まず、序文で火の象徴的な意味を現代技術と対比させるアプローチは、非常に印象的です。かつての火が持っていた「霊的な声明」に触れ、現代の技術がいかにそれを変えてしまったかを鋭く指摘しています。このような比較は読者に深い印象を与え、テーマに対する興味を引きます。
生き方の主題についても、自分の体験を通じて、自然との調和の重要性を説いており、非常に説得力があります。特に、電車賃が足りなかったエピソードは、具体的な体験実例として効果的に機能しています。その経験がどのようにあおらはさんの考え方を変えたかを詳述することで、読者にも同じ感覚を呼び起こすことができています。
また、名言「行動するためには多くのことに無知でなければならない」を引用して、文明の便利さとその限界を考察する部分は、テーマへの深い洞察を示しており、名言がよく書けています。
全体として、この作文は文明と自然のバランスについて深く考えさせる内容となっており、その論点は非常に明確で一貫しています。これらの要素が組み合わさって、非常に考えさせられる作品になっています。
#項目評価
-生き方の主題がよく書けています。
-体験実例がよく書けています。
-名言がよく書けています。
-論旨の一貫性
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1118字/800字
思考点:85点
知識点:79点
表現点:89点
経験点:88点
総合点:91点
均衡点:6点
■思考語彙 23種 32個 (種類率72%) 85点
確か, 第,、考える,。しかし,あるから,あるらしい,ことこそ,すぎざる,するため,たから,たので,だろう,で考える,と思う,なければ,に思う,よると,同時に他方,始めると,行うべき,行くと,見ると,足りざる,
■知識語彙 60種 86個 (種類率70%) 79点
不足,予感,人畜,体験,依存,便利,冷静,削減,効果,勉強,危機,危険,名言,問題,場所,声明,大切,存在,学校,実践,対処,属性,必要,指定,支給,文明,方法,普及,普段,景色,暴走,最初,機器,機械,機能,気分,無害,無知,状態,現代,発明,目的,研究,確認,社会,積極,経験,自分,自然,興味,荷物,行動,視線,解体,調和,野宿,電子,電気,電車,霊的,
■表現語彙 134種 199個 (種類率67%) 89点
確か,あめ,がち,こと,ころ,さ,しじま,するため,せい,そう,そこ,たくさん,とき,とたん,みたい,もの,よう,オーストラリア,ストレス,プラグ,プログラム,ミクロ,ラム,リラックス,レンジ,一,下,不足,中,予感,二,人,人畜,今,体験,何,依存,便利,光,冷静,別,削減,剣,力,効果,勉強,危機,危険,同時に他方,名言,周り,問題,場所,声明,多く,大切,存在,学校,実践,対処,属性,帰り,必要,怒り,感,手,指定,支給,文明,方,方法,時,普及,普段,景色,暴走,最初,最寄り駅,様々,機器,機械,機能,気分,気持ち,火,灰,焔,無害,無知,熱,状態,現代,生き物,疲れ,発明,的,目,目的,研究,確認,社会,私,積極,空,組,経験,綿,考え方,自ら,自分,自然,興味,色,荷物,行動,視線,解体,調和,賃,足,身の回り,逆,野宿,釜,闇,雲,電子,電気,電車,霊的,音,頭,類,駅,
■経験語彙 46種 64個 (種類率72%) 88点
、考える,あげる,しまう,すぎる,せる,できる,で考える,とらえる,と思う,ならす,に思う,よる,れる,わく,使う,備わる,出かける,出る,分かる,動く,向く,変える,始める,帰る,帰れる,広がる,思いだす,招く,持つ,歩く,消え失せる,無くす,燃え尽きる,生きる,用いる,目指す,知る,育む,落ち着く,行う,補う,起こる,足りる,離れる,頼る,飼う,
■総合点 91点
■均衡点 6点
調和する
中3 あおらは(aoraha)
2025年8月1日
生き物のように焔をあげ、やがて燃え尽きて灰になっていくかつての火には霊的な声明を予感させる存在感があった。しかし、今では電気釜や電子レンジなどの機械類が普及し、かつての焔の周りに広がっていた闇のしじまは消え失せてしまった。火に備わっていた熱や光の属性を目的別、機能別に解体したことで今や人畜無害なミクロの火になってしまったのである。今や、現代の火は飼いならされたしもべであると同時に他方ではいつ暴走するか分からないダモクレスの剣となってしまったのである。私は文明が発明した機器に依存しすぎるのではなく、自らの頭で考え手と足で実践したい。
第一の方法として、一度文明の危機から離れ自然と調和してみることだ。私は電車で出かけた帰りに電車賃が足りず、最寄り駅まで帰れなかったことがある。その時はいた駅と最寄り駅が近かったので歩いて帰ってきた。その時のことが私の考え方を大きく変えたように思う。最初は疲れと電車賃があるか確認しなかった自分への怒りで気分はあまりよくなかった。しかし、気持ちも落ち着き始めると次第に周りの自然のことに興味がわいてきた。改めて見ると空はこんな色をしているのかと思ったからだ。空に興味が行くと、動いている雲の大きさや色に目が行った。「あの雲綿あめみたいだな」と思ったとたんに、小さいころのことが思いだされた。そこからは、普段スマホを見ているせいで下を向きがちな視線が自然をとらえた。いつもしっかり見ているようで実は知らなかったことがたくさんあったのだ。ある研究によると自然の音、景色はリラックス効果、ストレス削減に効果があるらしい。これからは文明の危機に依存しすぎず、自然との調和の中で様々なことを経験したいと思う。
第二の方法として、頭で考える勉強ばかりではなく、手と足、頭を使う体験をもっと学校で積極的に行うべきである。オーストラリアのある学校では二人一組になり、学校から支給された荷物のみを持って指定された場所まで野宿をしながら目指すプログラムがあるそうだ。このプラグラムは何か問題が起こってしまったときに冷静に対処する力や身の回りにあるものをうまく用いて不足するものを補う力も育むことができると思う。学校では、考える勉強を行うが、社会に出たら必要なのはできるかということではないのだろうか。
確かに、文明の機器に頼る方が便利な時もあるだろう。頼らないのは、逆に危険を招いてしまうこともあるからだ。しかし、「行動するためには多くのことに無知でなければならない」という名言があるように文明の機器に依存しすぎることを無くし、無知の状態から自然と調和しながら生きていくことこそが大切だと思う。