すりりんごさん、こんにちは。今回の作文について講評させていただきます。
作文全体として、自然が持つ価値と人間との関係について深く
掘り下げており、考えが非常に成熟している点が印象的でした。
特に、自然と音楽との関係を述べた序文は、読者の興味を引くのに十分な創造性と感受性を持っています。その後、自然が持つ「
旬」の
概念を通じて、自然のリズムと人間の健康との関係を具体的に示した点は、理由が具体的でわかりやすく、説得力があります。
また、自分の体験を引き合いに出して、自然の中で
休憩を取ることの重要性を語る部分は、体験実例が非常によく書けており、説得力を増しています。
さらに、名言を引用して、自然から学ぶことの大切さを強調した部分も、文章に深みを
与えています。
是非の主題についても、「自然から学ぶべきだ」という明確な立場を示しており、その主張に対する理由もしっかりと述べられています。
反対意見も
考慮に入れつつ、それに対する自分の意見を再確認する形で結んでいるので、
論旨の
一貫性も保たれています。
このように、多くの要素が組み合わさって、非常に読み応えのある作文になっています。素晴らしいですね。
項目評価:
-
是非の主題がよく書けています
-理由がよく書けています
-名言がよく書けています
-体験実例がよく書けています
-反対意見の理解がよく書けています
森リン評価 自然があることのありがたさ mi 08月1週 すりりんご字数/基準字数: 1098字/800字 思考点:82点 知識点:75点 表現点:81点 経験点:82点 総合点:87点 均衡点:7点
| ●語彙学年表
| 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
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思考点 | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
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1200字換算: 思考点:87点 知識点:80点 表現点:87点 経験点:87点 総合点:85点 均衡点:7点
| ●換算語彙学年表
| 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | |
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思考点 | | | | | | | | | | | | | | 知識点 | | | | | | | | | | | | | | 表現点 | | | | | | | | | | | | | | 経験点 | | | | | | | | | | | | | | 総合点 | | | | | | | | | | | | | |
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●語彙の説明語彙 | 種類 | 個数 | 種類率 | 点数 | 説明 |
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思考語彙 | 22種 | 26個 | 85% | 82点 | 考える言葉です。 理由、方法、原因などの説明の語彙。 多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
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知識語彙 | 54種 | 89個 | 61% | 75点 | 難しい言葉です。 社会的な例や調べた例の語彙。 多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
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表現語彙 | 118種 | 209個 | 56% | 81点 | 豊かな言葉です。 話題の幅が広い語彙。 多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
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経験語彙 | 42種 | 68個 | 62% | 82点 | 詳しい言葉です。 身近な例や経験した例の語彙。 多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
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種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。 |
1098字
 | | 82点
 | | 75点
 | | 81点
 | | 82点
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字数 | | 思考語彙 | | 知識語彙 | | 表現語彙 | | 経験語彙 |
■思考語彙 22種 26個 (種類率85%) 82点
確か, 第,。しかし,。だから,あるから,いるから,ざるば,すると,そのため,だろう,ですから,と思う,ないから,なおせるから,なければ,にこそ,に思う,ません,入れると,学ぶべき,思うから,払わざる,
■知識語彙 54種 89個 (種類率61%) 75点
不意,不足,予防,人間,仕事,休憩,作曲,作業,便利,傲慢,共同,共通,加南子,協同,反応,受賞,吉田,名言,向上,大切,必要,感覚,成分,技術,挨拶,授賞,整備,方向,時期,本心,本来,栄養,栄養素,様子,比例,気分,水分,無力,熱中,理由,環境,生活,痕跡,知力,緑色,自分,自然,自身,言葉,野菜,集中,音楽,風邪,高見,
■表現語彙 118種 209個 (種類率56%) 81点
確か,おだやか,くだもの,こと,さ,さかり,さん,そのため,それぞれ,たくさん,たち,とき,どこ,ほこり,もっとも,もの,よう,カボチャ,カメラマン,コラボレーション,シソ,スイカ,トマト,パソコン,ビタミン,ミカン,レタス,レンズ,一,一つ,不意,不足,中,予防,二,人,人間,仕事,休憩,体,何,作曲,作業,便利,傲慢,全て,共同,共通,冬,前,加南子,協同,反応,受賞,吉田,名言,向上,味,夏,外,多く,大切,家,山,心,必要,感,感覚,成分,技術,挨拶,授賞,整備,方向,旬,時期,木,本心,本来,栄養,栄養素,様子,比例,気分,水分,海,点,無力,熱中,理由,環境,生活,症,痕跡,目,知力,私,空,緑色,者,自分,自然,自身,草,葉,言葉,詩,賞,足,野菜,集中,音,音楽,順,風邪,食べ物,高見,魚,
■経験語彙 42種 68個 (種類率62%) 82点
あらわれる,かねる,くれる,しまう,せる,つくる,と思う,なおす,なおせる,に思う,ひく,ゆく,られる,れる,使う,入る,入れる,入れ替わる,出る,出来る,去る,向かう,含む,囲む,学ぶ,弄る,役立つ,払う,持つ,捉える,擦れる,書く,消す,痛む,癒す,終わる,結ぶ,続ける,見つめる,話す,話せる,過ぎる,
■総合点 87点
■均衡点 7点
自然があることのありがたさ
中1 すりりんご(akimano)
2025年8月1日
作曲に集中しているとき、不意に、音楽というものが自分の知力や感覚では捉えようもないものに思われる。作曲という仕事は、音を弄り過ぎて、その音が本来どこから来たかというような痕跡までも消し去ってしまう。時に「作曲家として」無力感に捉えられるのは、私がまだ協同者「音」の言葉をうまく話せないからだ。高見順賞を授賞された吉田加南子さんの受賞挨拶では、「私は空の言葉、海の言葉を話すことが出来ません。ですから、そのためにこそ詩を書いてゆかなければならない」と結んでいる。自然から学ぶことは余りにも多い。作曲は音と人間との共同作業(コラボレーション)だと思うから、作曲家は音に傲慢であってはならない。私たちは自然から多くのことを学ぶべきだ。
第一の理由は、自然がつくったものには良さがあるからだ。自然がつくったものの一つに旬というものがある。旬とは、その魚やくだものが出さかりとなるもっとも味のよい時期のことだ。夏の旬には、スイカ、カボチャ、トマト、シソ、レタスなどのものがある。旬の野菜には、それぞれの時期に役立つ栄養がたくさん入っている。夏は水分不足で熱中症になりかねない。スイカには、たくさんの水分が含まれている。冬の旬にミカンがある。冬は、風邪をひきやすい。ミカンには、風邪予防になる栄養素のビタミンCが多く含まれている。旬の食べ物は、時期と私たちの体の様子を比例して良くしてくれる。
第二の理由は、自然に囲まれることで、自分自身を見つめなおせるからだ。大きな自然の中に自分一人が足を入れると気分が入れ替わり、良い方向へと向かう。人間は、緑色に心が癒されることが多い。私は、パソコンを使い終わったときには、外の山を見て、休憩する。すると、目が痛まない。自然の中には、木や葉、草がある。木、葉、草の共通点は、全てに緑色が入っていることだ。自然には、人間を癒す緑色が入っているから、人間をおだやかに人間らしくしてくれるのだろう。また、人間を見つめなおしてくれることに、葉と葉が擦れる「かさかさ」という音がある。この音にも、人間を癒す成分が入っている。この音に人間は反応し、自分を見なおす。自然には、自分自身を見なおせる環境が整備されている。
確かに、技術を向上させて生活を便利にすることも必要だ。しかし、カメラマンはレンズのほこりを払う前に目のほこりを払わねばならないという名言があるように、何かをつくるときは、自然の中から学ぶ心を持ち続けることが大切だと思う。自然にしか、人の本心はあらわれない。だから、私たちは、自然からたくさんのことを学ぶべきだと思う。