あおなちさん、作文の提出ありがとうございます。

この作文では、音楽と自然との関係を通じて、自然の重要性について深く考察している点が非常に印象的でした。自然がどのようにして私たちの生活や感覚に影響(えいきょう)及ぼし(およぼし)ているのか、具体的な例を挙げながら説明しているため、読者にとって理解しやすい内容となっています。

また、「カメラマンはレンズのほこりを払う(はらう)前に目のほこりを払わ(はらわ)なければならない」という名言を引用し、私たちが自然とどう向き合うべきかを象徴(しょうちょう)的に表現しています。この部分は特に印象的で、文章全体に深みを加えています。

理由の提示もしっかりと行われており、自然を大切にするべき理由が明確に書かれています。自分の体験を交えながら説明することで、説得力を増しています。

是非(ぜひ)の主題に関しても、自然を大切にすべきかどうかという点でしっかりと論じられており、読者が考えを深めるきっかけを提供しています。反対意見に対する考慮(こうりょ)もされており、バランスの取れた議論が展開されています。

全体を通じて、非常によく構成された作文です。これからも自然や身の回りの事象について深く考え、それを文章で表現する練習を続けてください。

項目(こうもく)評価:
-是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
-理由がよく書けています。
-名言がよく書けています。
-体験実例がよく書けています。
-反対意見の理解がよく書けています。
 

森リン評価 私たちは自然から多くを学ぶ mi 08月1週 あおなち
字数/基準字数:
1338字/800字
思考点:77点
知識点:73点
表現点:85点
経験点:85点
総合点:85点
均衡点:5点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:5点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙20種29個69%77点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙51種84個61%73点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙125種219個57%85点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙44種55個80%85点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1338字
 77点
 73点
 85点
 85点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 20種 29個 (種類率69%) 77点
 確か,。しかし,。つまり,あるから,いえば,いるから,それに対して,だから,だろう,と思う,なければ,に考える,やば,を第,人間にとって,学ぶべき,思うから,自分らしい,関わらざる,食べ物こそ,

■知識語彙 51種 84個 (種類率61%) 73点
一生,万能,予想,人間,作曲,作業,依存,個体,健康,傲慢,全開,共同,副作用,名言,固定,在来,地球,均一,大切,大量,天然,実感,小学生,工場,微生物,必要,慣行,方向,日本,最近,期待,本来,栄養,注意,注目,海外,無視,状況,理由,生活,科学,結局,肥料,自分,自然,自由,行動,農法,農薬,運動,野菜,

■表現語彙 125種 219個 (種類率57%) 85点
 確か,ありがたみ,い,こと,さ,それ,たくさん,たち,でこぼこ,ほこり,もの,よう,アスファルト,カボチャ,カメラマン,コラボレーション,ハード,パワー,レンズ,一,一つ,一生,万能,中,予想,二つ,人間,体,何,作曲,作業,依存,個体,健康,傲慢,僕,全開,共同,前,副作用,力,名言,味,命,固定,土,在来,地球,坂,均一,外れ,多く,大切,大量,天然,好き,子ども,実感,害,家,小学生,山,山登り,工場,平ら,微生物,心,必要,急,感じ,慣行,方,方向,日本,昔,最近,期待,本来,栄養,楽,次,母,注意,注目,海外,無視,物,状況,理由,生き物,生活,畑,登り,目,石,私,科学,種,結局,耳,肥料,自ら,自分,自然,自由,色々,蓄え,薬,虫,行動,触れ合い,誰,足,農法,農薬,運動,道,野菜,間違い,音,頃,食,食べ物,首,F1,

■経験語彙 44種 55個 (種類率80%) 85点
くれる,しまう,せる,つなぐ,できる,と思う,に考える,れる,住める,作る,使う,働きかける,出来上がる,取り戻せる,増やす,変える,失う,学ぶ,広げる,待つ,得る,感じる,払う,撒く,有す,欠く,求める,混ざる,生かす,生きる,生まれる,目指す,絞める,続く,聞く,育つ,見かける,語りかける,送れる,逃す,進む,関わる,食う,食べる,

■総合点 85点

■均衡点 5点
 

私たちは自然から多くを学ぶ
   中1 あおなち(aonati)  2025年8月1日

  作曲に集中しているとき,不意に音楽というものが自分の知力や感覚では捉えようのない(神秘的な)ものに思われることがある。深刻な絶望とは異質なむしろ居心地良さと温もりさえ感じられる「たぶんそれはなにか途方もなく大きな」諦めのようなものだ。こんな感情は、言葉ではとても伝え難い。期待ということではなく、音が私に語りかけてくるまで待つ。私の、耳と心を全開にする。音は、間違いなく生き物なのだ。そしてそれは、個体を有さない自然のようなものだ。自然から学ぶことはあまりにも多い。色々を聞き逃すことがないように働きかけてくれるだろう。作曲は音と人間との共同作業(コラボレーション)だと思うから、作曲家は音に傲慢であってはならないだろう。私たちは、自然から多くを学ぶべきだ。

 理由一つ目は、自然の物の良さがたくさんあるからだ。

日本の慣行農法は、海外からのF1種に依存している。F1の種からは子どもが生まれない。つまり、カボチャを食べてその種を畑に撒いても次のカボチャは生まれないということだ。昔は、自然の食べ物こそが副作用のない天然の万能薬だった。しかし、「楽に」「早く」「大量に」を目指した食は、本来の力を失い害にさえなっている、と言われる。F1種で育った、均一で虫も食わない野菜は、はたして健康な体を作るのだろうか。それに対して、自然の種である固定種、在来種から育った野菜は自然と人間の健康を第一に考え、土の微生物を生かしている。農薬、科学肥料を使わないことで野菜本来の栄養をしっかり蓄え味の濃い野菜が出来上がる。何より、自然の種は命をつないでいくことができる。次のカボチャが生まれるのだ。自然は何より大切なものだから自然と関わる一つ一つの行動に注目して地球に一生住めるように自ら行動していきたい。

 理由二つ目は、人間は自然のパワーを得て自分らしく、人間らしくなっているからだ。最近は、アスファルトの道しか見かけなくなってきている。人間が自分らしさを取り戻せるのは、結局自然の中だと思う。それにも関わらず自然の状況を無視し、アスファルトの道を広げる。まさに、自分の首を自分で絞めているようだ。小学生の頃、母とよく山登りに行っていた。山登りといえば少し急な坂が続き土と石が混ざったでこぼこの道を

「足やばーい」

と言いながら進むものだ。しかし、予想は大外れ。山の道もアスファルトでできていて、でこぼこではなく平らな道だった。アスファルトの硬い坂は、何か物足りない感じがある。ただただ坂登りをしただけになってしまった。運動好きだからもっとハードな道を求めるのか、いやそうじゃない。誰もが山登りで感じるのは自由さと生きている実感だ。やはり人間にとって自然は、欠かせないものである。これからは、自然のありがたみを常に感じていたい。

 確かに、自分たちがより良い生活を送れるように畑や工場を増やすことも必要だ。しかし、「カメラマンはレンズのほこりを払う前に目のほこりを払わなければならない」という名言があるように、自然との一つ一つの関わり方を、私たちは本来の心でよい方向へと変えていかなければならない。これからの自然との触れ合いに僕も注意したいと思う。