自分の意見を中心とする
中3 あおちよ(aotiyo)
2025年8月2日
料理を趣味とする人の中では2つのパターンがある。初心者は数あるレシピの中から自分の作りたい物を決めて必要な材料を買いに行く。これを技術からの発想と呼ぶ。しかし、プロはまず市場などに行き旬の野菜を見つけたら、それを中心にして活かす料理を設計をする。これは資源を前提に活用する技術という。
これまでの産業技術は前者の技術からの発想だった。もし資源を使う上で影響があってもひたすら既存の技術に適する資源を追い求めてきた。これは料理初心者のレシピの話とよく似ている。また、このように無理やり適する物を使うことで資源への依存が起こり今のエネルギー問題や地球温暖化につながっているため、技術からの発想というのは料理や産業にとどまらずさまざまな影響を及ぼすだろう。
だから、僕は資源を前提にしてそれを活用する技術のように今あるものを最大限活かすような生き方をしたい。
実現するための1つ目の方法は、様々な結果や影響を自分で考えたり予測してみることだ。トリックアートのような、正面からの思考にとらわれず、多面的な思考で多くの結果や方法を探してみることで、改善点を見つけられるかもしれない。例としては映像を映す視点を挙げてみる。森達也さんが中3の国語の教科書向けに書いた「メディアリテラシーはなぜ必要か」という文ではサバンナで飢えていて子どもがいるライオンが、同じく飢えているインパラの親子が久々の食事をしている所を目撃する場面が例として出されている。ライオン側からすれば久々の餌が目の前にいるため、視聴者はインパラの親子が逃げずにライオンが食事にありつけることを願うだろう。しかしインパラ側から見ると久々の食事ができているのに後ろからライオンに襲われそうになっている。この視点だとインパラの親子がライオンに気づけるように。と思うはずだ。このように一つの出来事でも見方を変えることで違う見解が生まれることを理解する必要がある。
2つ目の方法は他の人の意見や方法を自分のものに取り入れてみることだ。それはどんなにがんばっても自分の考え方には曲があったり自分だけではわからないことがたくさんあるからだ。例えばサッカーやバスケットボールではドリブルをするときに絶対にワンパターンな動きをしない。動きに一貫性が出て相手に行動を読まれてしまうからだ。各選手にはそれぞれ自分の得意な動きがあるためどうしてもそれを連発してしまう。だからみんな他人のフォームや技を盗んだりして自分の動きをより複雑で良い物に変えていく。
確かにそこまでもとの意見に改良を積み重ねる必要はなく新しい意見をどんどん取りいれるのも悪くはない。しかし、これでは7.3 週の作文で書いたことのように元の意見や資源が無駄になったりして、悪影響になってしまう。そのため「短所をなくす一番良い方法は、今ある長所を伸ばすことである」という名言もあるように自分の意見を中心として活用する生き方が大切だと思う。