みきひささん、今回の作文を拝読(はいどく)しました。まず、あなたの作文にはたくさんの良い(よい)点がありますね。

まず、自分の体験(たいけん)と家族の話を組み合わせることで、作文がとても立体(てき)になっています。特に(とくに)、あなたがつまみ食いしたチョコレートのエピソードと、お母さんの団子(だんご)の話が上手く結びつい(むすびつい)ていて、読んでいて楽しかったです。前の話や家族の話がよく書けています。

また、「まるで泥棒(どろぼう)のようだ」という表現(ひょうげん)や、他にも生活感が感じられる描写(びょうしゃ)豊富(ほうふ)に使われていて、読者が情景(じょうけい)想像(そうぞう)しやすいです。たとえがうまく使われています。

さらに、つまみ食いをした後の心情(しんじょう)や、その時の行動についての説明(せつめい)丁寧(ていねい)に書かれていて、あなたの心の動きがよく伝わっ(つたわっ)てきます。心の中で思ったことがよく書けています。

文章の結び(むすび)の部分では、物事の二面(せい)について考えを深めていて、とても哲学(てつがく)(てき)で深い洞察(どうさつ)が感じられました。全体を通じて、「ですます」調の文もバランスよく用いられており、説明(せつめい)がわかりやすいです。ですますがよく書けています。

これからも、さまざまな視点(してん)から物事を見る力を大切にして、多角(てき)に考える練習をしていってくださいね。次回の作文も楽しみにしています。
 

森リン評価 人間は一つの物事について一面しか考えられていない ti 08月2週 みきひさ
字数/基準字数:
822字/500字
思考点:67点
知識点:53点
表現点:58点
経験点:43点
総合点:56点
均衡点:1点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:86点
知識点:72点
表現点:79点
経験点:61点
総合点:75点
均衡点:1点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙16種19個84%67点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙23種33個70%53点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙67種118個57%58点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙16種41個39%43点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
822字
 67点
 53点
 58点
 43点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 16種 19個 (種類率84%) 67点
。だから,。つまり,。なぜ,いうと,しまうかも,するため,たから,たらしい,と思う,ないから,ないので,なので,を考える,上がるかも,人間にとって,兄に対して,

■知識語彙 23種 33個 (種類率70%) 53点
両面,九月,人間,全体,団子,夕方,大切,小学,我慢,教訓,明後日,明日,月見,様子,泥棒,物事,祖母,素直,自分,表現,表裏,見方,視点,

■表現語彙 67種 118個 (種類率57%) 58点
いくつ,こと,これ,さ,するため,そう,つまみ食い,ほう,よう,ん,キッチン,キョロキョロ,チョコレート,一,一つ,三つ,両面,九月,二,二つ,人,人間,他,何,個,僕,兄,全体,六,分,力,周り,四つ,団子,夕方,大切,家,小学,山,年,形,性,我慢,教訓,明後日,明日,時,月見,様子,母,気持ち,泥棒,父,物事,目,盾,祖母,素直,自分,表現,表裏,見方,視点,話,誰,面,1つ,

■経験語彙 16種 41個 (種類率39%) 43点
しまう,しれる,できる,と思う,なくなる,なれる,ばれる,やる,れる,を考える,上がる,作る,繰り返す,見回す,過ぎる,食べる,

■総合点 56点

■均衡点 1点
 

人間は一つの物事について一面しか考えられていない
   小4 みきひさ(mikimiki)  2025年8月2日

 「しめしめ。」

一か月前、キッチンで僕は甘いチョコレートを四つつまみ食いした。コソコソと父や母にばれないようにして食べた。この様子はまるで泥棒のようだ。1つ目を食べてキョロキョロした。誰にもばれていなさそうなので、二つ目を食べる。またキョロキョロとする。これを繰り返してどんどん食べていく。もっと食べたいが我慢した。

「もっと食べたら、明日と明後日の分がなくなるなぁ~。」

 小学二年の九月の夕方、家のキッチンで祖母が作った団子を僕の母はつまみ食いした。団子が美味しそうで、いっぱいあり、ばれないと思った。だから、一つつまみ食いをした。キョロキョロと周りを見回してばれていなかったから、三つくらい食べてしまった。その団子はお月見をするために作られた団子で、母だけでなく、母の兄もいくつか団子をつまみ食いしていて、お月見だんごの山の形にならなかったらしい。そして、母の兄は恐らく六個くらい食べていたと思われる。母の兄に対して、団子を食べ過ぎだと思った。もし、僕だったら二つくらい食べると思う。なぜかというと、美味しくてたまらなくて我慢できないので食べてしまうが、食べ過ぎるとおなかがいっぱいになってしまうからだ。

 人間にとって、つまみ食いは良くないことだ。なぜなら、母の話のように誰か他の人の分がなくなってしまうかもしれないからだ。でも、やったほうが良いこともある。つまみ食いをするということは、何か食べたいと表現しているのではないか。そしたら、自分の気持ちに素直になれる。また、表現力が上がるかもしれない。この時大切なことは、他の人のことを考えてからつまみ食いをするということだ。物事は、常に二面性がある。つまり、一つのことに二つの見方ができるのだ。「盾の両面を見よ」という教訓のように物事には表裏がある。最も大切なことは、一面だけでなく、全体を見るということだ。これからも二つの視点で見ていきたい。